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宮城県仙台市からおくる小説・漫画・アニメ好きの日記
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貧乳の話2


 なんか、Qウェル君の所に毎日のように「貧乳に関するメール」が行ってるらしい
 僕もきっかけに一枚噛んでるかも、すまんのう、Qウェル君。

 というか、ついに「本当に貧乳の女性からのメール」がッ!(10月18日の日記)(←楽しんでる)。

 そうですよね、女性視点からだと衣服との兼ね合いもありますよね。衣服だけ、体型だけを見てこの衣服が好き、この体型が好きとか話すのは、そういう兼ね合いの視点を忘れている発言なのかもしれません。反省反省。

1万アクセス多謝です


 1万アクセス多謝です。

 19日間ほどで達成しました。伊達に二度目のサイトじゃありません。
 カウンタを信じるなら526アクセス/DAYくらいの計算になるでしょうか。この計算でいくと、次なる節目の5万アクセスは76日後くらいになりますが、せっかくなんで前向きに2ヶ月後くらいに達成を目標にやっていきたいと思います。

 先日のSEEDアンケートを実施して感じたのは、コメント、メールなどでの反応は送ってくれなくても、結構見てくれている人はいるんだな、ということです(カウンタを信じるのならあたり前ですが)。

 ポジティブアクセス、ネガティブアクセスを含め、全ての閲覧者の皆様、多謝です。今後ともよろしくお願いします。

●補
 WJ感想はもう少し時間がかかりそうです。お待ち下さい。

第02話「戦いを呼ぶもの」/機動戦士ガンダムSEED DESTINY感想/その3


◇アスランとカガリ

 とりあえず今回では、カガリのために戦闘を回避、離脱というアスランが描かれました。第01話の感想に書いた、今はカガリを守ることで精一杯感が今回も出ていたと思います。

 しかしながら、OPやら初期設定から、アスランはいずれ物語の進行と共に、カガリを守るためだけでなく、何らかの形で再び自ら戦いに参加する決断を下すものと思われます。ここしばらくは、とりあえずアスランがどのような経緯でそのような決断を下し、新モビルスーツに乗り込むのか、そこがアスラン視点の見所だと思います。続きを読む

第02話「戦いを呼ぶもの」/機動戦士ガンダムSEED DESTINY感想/その2


 ライヴ感を重視して、早いウチにちょっとだけ更新。続きを読む

第一回好きな女性キャラアンケート/第02話「戦いを呼ぶもの」/機動戦士ガンダムSEED DESTINY感想/その1


 最近マーケティングの勉強なんかをしているあいばとしまして、機動戦士ガンダムSEED DESTINY感想第02話の第一回目(コレからは感想を分けて掲載します)は、好きな女性キャラアンケートinガンダムSEEDを実施してみたいと思います。
 詳細は、続きを読むをクリックでお願いします。簡易アンケートですのでご協力下さい。

 10月16日20:20分追記:復旧しました。

 10月21日20:30分:投票終了しました続きを読む

休養します

 この前の『ONE PIECE』の感想に、ロビンは仲間になった時にゼロから始まっているキャラなんて事を書いたけれど、今現在の僕もまっさらにゼロになった状況にいるんじゃないかと自分で思う。

 本当なら、ここから

 「そして次の瞬間何もかもを振り切って……ただひたすら前だけを見つめて立ち上がってやるのよ!!」(萌@吼えろペン)

 てな感じで立ち上がるハズだったんだけど、思いの外心身のダメージが大きいことに気づいた。昨日、今日と倒れちゃったし。

 よって、しばし休養を取ることにしました。もう少し心労を回復してからじゃないと、経済的自立のための活動も何も、できそうもない感じなんで。

 幸い身分上今は何にも束縛されてないんで、1、2週間何もしないでひたすら休養しようかと。

 薬飲んで、寝て、ときおり本を読んで……とにかくまた、島本和彦漫画の如く走れる日が来るまで、しばし自分に休養を……

二次創作同人活動はアリ?

 今日は軽く、僕の著作権に関する考えだけを紹介。

 ぶっちゃけ、ワリと厳しめに考えています。
 昔はいわゆるファイル共有ソフト何かを使って、漫画なんかが一瞬でネット経由で広がってしまう、時代を変革していくのはいつだって人間の欲望なので、これもネットがもたらす時代の変化かな……くらいに考えていた時期もあったんですが、いざ自分も論文とか発表するようになって、コレ、将来的にまとめて一つの本にするのもアリだな、なんてことを考えはじめたある日、やっぱしネット経由での著作物の拡散は、著者にとっては(お金が入ってこなくて)大困りだよな、と考えを改めるようになりました。まあ当然ですが、著者にお金が入ってこなければ、著者もやる気が出ないので、日本が誇るサブカル文化も死んでしまうな、と考えを改めるようになりました。
 昔、「ちゆ12歳」(知る人ぞ知る一昔前のオタクの聖地的サイト)だったかな、ファイル共有ソフトの存在も視野に入れた新しいお金の流れの枠組みを考え出す時期なんじゃないかみたいな意見が紹介されていて、緩くファイル共有ソフトの存在も時代の流れ的な結びでまとめられていた文章があったんだけど、確かに、枠組みを根本から変えろって主張はカッコいいから、それに共鳴してファイル共有ソフトによる著作物拡散を支持する人もいるようなんだけど、やっぱりさ、そういう人は「枠組みを変えろ」だけじゃなくて、「どんな枠組みならイイか」代案を出さなきゃダメだよね。代案も無しに、自分だけファイル共有ソフトの恩恵で享楽を貪ってるってのは、ちょいとばかし自分に都合のイイ論理を組み立てすぎ。
 で、やっぱりファイル共有ソフトなんかでユーザーには安易に物をゲットしてハッピー、かつ著作者側もちゃんとお金がもらえてハッピー、なんていう素晴らしい枠組み、説得力を持って提案している人には、ここ数年ついぞ僕は出会えなかったんだよね。僕自身が考え出そうと一時友人らと議論した時期もあったんだけど、やっぱし無理。なんで、代案もないのに現行を否定するなんてカッコ悪いマネは僕にはできないので、とりあえず、今の段階で僕は現行の著作権法を支持するしかないかなと、なんで、ファイル共有ソフトによる著作物拡散は、僕的にナシ。一年前くらいからこの考えに落ち着いてます。何か、どこからか颯爽と天才が現れてユーザー、著作者両者にとって素晴らしいシステムを作り上げてくれればいいんですけどね。

 さて、こっから二次創作同人活動の話なんだけど、上の著作権保護の文脈とは逆に、こっちは、あくまで法のグレイゾーンとしての活動なら、多いにアリだと思っていたりします。
 エロ同人誌の話も入れると、一体どっから18禁なのか?などという面倒な議論も入ってくるので、とりあえずエロ無しの普通の同人誌の話しに限定。
 このエロ無し同人誌の場合、上述のファイル共有ソフトの場合に問題となった、著作者側のデメリット、これがかなり薄いのではないかというのがあります。というよりも、むしろメリットに繋がっている部分もある、みたいな。
 すなわちこういう連鎖です。WEB上でステキな二次創作同人絵を描いているサイトに出会った→興味が沸いてきたので原作を買ってみよう。
 この連鎖、絶対あると思うのですよ。自分のブログにアマゾンの広告をつけてからさらに確信しました。現在当ブログの右下に広告つけてるんですが、まだ微々たるものながら、当ブログ経由で商品を購入する人なんかもいるワケです。僕がやってる書評・感想なんかも、広義では二次創作と取れるので、二次創作経由で、著作権者側が(商品が売れて)得することはかなりあり得る。ぶっちゃけ、僕が一級のイラストを描く能力があったとしたら、『武装錬金』、連載終了までに100冊くらい売りさばく自信があります(ちゅーかね、僕の感想読んで武装錬金買ったという報告既に多数、和月先生想いですよ、僕)。
 と、するならば、二次創作側は創作欲を満たせてハッピー、著作権者側も商品が売れてハッピーという、両者にとってプラスになる現象が起こり得るというわけです。おまけに、二次創作層から日本のサブカル文化を担う若手も出てきてさらにハッピーですよ(アニメの原画描きなんかも、今やネット上からスカウトするパターンも多いようです)。
 それでいて、著作権は親告罪(簡単に言えば訴えられてから罪になる)で、依然訴える権利は著作者側が持ってるワケですから、著作者に不利益な二次創作をやってる輩は著作者側で訴えて殺すことができる。コレなら、差し当たって利益の面で著作権者側に著しく不利益なことはないんじゃないかな、などと思います。

 以上の理由で、僕の立場的には、法的グレーゾーンとしての分をわきまえた二次創作同人活動は、アリ。コレが結論です。

■なんでこんな話をしたか

 以上の理由から、今後、二次創作絵を含む、ステキ絵を掲載しているサイト様を、当ブログでも紹介していこうと思います。一人で見てるにはもったいないイラストサイト様が存在します。二次創作に限っては、コレ本家負けてるよ!みたいなのも存在します(注:漫画にしてもアニメにしてもプロは時間と闘いながら描いてるので、時間無制限の素人同人絵を相手にした場合、一枚絵で負けることは普通にあり得る)。

 以上、前サイトで既に二次創作絵を掲載していた僕が書くのも今更な文章でしたが、とりあえず、当ブログのスタンス表明でした。

貧乳の話

 Qウェル君の10月13日の、「巨乳なんだけど貧乳が好きな女子高生からメールを貰った話」がめちゃめちゃ面白い。是非ご一読を。

 →こちら(注:すこぶるバカ系話です。)。

 つーかQウェル君すまん。「サカ猿2」時代も含めて一番面白いテキストなんじゃないかとすら思った

 アレだ、僕の呼び名が「あいばたん」になりつつあるんで、僕の方は「Qウェル君」と呼ぶことにした。京極堂が関口巽を呼ぶような感じで呼ぶことにする。僕が中禅寺秋彦役な。京極堂を読んでないんで元ネタが分からないであろうQウェル君をいいことに好き勝手設定してます。

 「この世には不思議なことなど何もないのだよ、Qウェル君」

 こんな感じで呼んでいきたい。

 ↑オタクが貧乳を嗜好する不思議も、現代科学で解体が可能である。(たぶん)

■補
 あいばは女性は胸じゃなくて内面だと思います。(←優等生発言)

今週号はロビン/週刊少年ジャンプ(WJ)46号感想

 土曜発売なのに今更更新。先週情報価値の高い感想を目指すなどと言っておいて、時間的に情報価値低め。ほんとすいません。次週はもうちょっと疾いアップを心がけます。

●ONE PIECE

 ワンピースで一番好きなキャラは?

 と、これまで日本中で幾度と無く発せられたであろう問いに、僕は今ならロビンと答えます(昔はサンジだったんだけどね)。

 ロビン、古代兵器とか、空白の歴史とか、ワンピース中の中心中の中心の伏線を担っている超重要キャラなんだけど、僕的にはずっと心に何かしらの負荷を持った、救われる対象として描かれているのがイイです。ここが、麦わら海賊団の他のメンバーの、翳りないまっすぐな様と比べると、一人だけ違ってます。多分、そこに隠れてるのは、ルフィ達との関わりを通して、ロビンの負荷が取り除かれる、その時本当の仲間になるという物語のプロットなんじゃないかと思います。ナミが本当の仲間になるナミ篇とかアーロン篇とか呼ばれる話がワンピースでは一番好きなんですが、ロビンが本当の仲間になる話、コレも相当の傑作になる予感がして、前から楽しみにしています。

 実はこのロビンが救われていく物語は既に段階を追って描かれています。

 ワンピース長いんで、皆忘れてるかもしれないけれど、ロビン、最初は死ぬ気だった所をルフィに救われているキャラです。自分が追う真の「歴史」というもののあまりの途方の無さに、「この道で生きて行く事にに私は疲れた……ーーただ、“歴史”を知りたいだけなのに……私の夢にはーー敵が多すぎると、クロコダイル篇の時点で諦めて死のうとしている(ワンピースのテーマの一つが「夢」ですが、夢を諦めようとしている)所を、究極の夢追い人であるルフィに「何でおれがお前の言う事聞かなきゃいけねェんだ」と助けられています(アラバスタ篇クライマックスはコンスタントに感動指数が高いので埋もれてしまって忘れられがちですが、ロビン物語の中では最高に泣ける場面、とくに私の夢にはーー敵が多すぎるでロビンが涙を流す所は)。

 と、ここで、死ぬつもりだったので、ロビンの人生はゼロからまた始まることになります。ゼロになった人間が再び歩みはじめる物語ほど燃えるものはありません。ゼロになった人間の如く、ギャグ調のルフィ海賊団とのやりとりの中にも、どこか虚無感を背負った描写がロビンには入ります。そんな虚無感が漂っていたロビンが、再び真の歴史を繋ぐためにラフテルへという、新たな生きる目的を見いだす空島篇のラストは、実はロビン物語の中では感動的な場面で、ロビンファン的には空島篇の最後に見せたロビンの笑顔は、今までのどこか影を引いた笑顔じゃなくて本当の笑顔なんだ、と涙する所だったりしたワケです。

 そんな感じで、ゼロから再び生きる目的を見いだすまでという本人にとってクルーシャルな時期をルフィ達とは共にしているので、仲間かどうかと言われたら、ロビン的には思いっきり仲間のはずです。でもそこに、ロビンの過去という障害(ロビン曰く“闇“)が入ってきた、ただ何事も無いように、仲間としてとどまっているワケにはいかない、そこで今週のお別れ宣言です。

 「こんな私に今まで 良くしてくれてありがとう」

 泣く。

 今までのロビン物語を丁寧に追っていた読者は、その切なさにただ涙。

◇ロビンを救うのに重要な役を担うのは誰か

・ルフィ
 主人公だから当然担うでしょうが、主人公特別ワクなので、とくに言及しません。

・サンジ
 今回一人別行動で期待大。ギャグ調のフェミニストぶりが本気に裏返るというのは燃えます。でも、個人的に、最後にそれがあるとしたら、対象はナミだと思ってる。つまり、カップリングでいったらナミとサンジ……また、一部で問題になりそうな発言を。

・ゾロ
 何気に、本命です。空島上陸時に、「航海や上陸が……冒険だなんて 考えたことなかった」という、今回のロビンの過去に繋がるロビンの吐露を、一人聞いているという事実があります。そうじゃなくても、最初一番ロビンに懐疑的だったゾロが、青キジにロビンが追いつめられた際には真っ先に抜刀してかばうという、変化の過程も見られます。そのゾロが今回ロビンは敵か仲間と切り出しているのがひたすら熱い。つまり、カップリングでいったらロビンとゾロ……また、一部で問題になりそうな発言を。

 ロビン、歴史を尊ぶ人だけあって、自然と過去との繋がり、関連して人との繋がりを尊ぶ(尊びたい)人のはずです。そんなロビンがルフィらと別れるのがつらくないはずがない。今回の物語、僕的にがぜんロビン視点。ウソップ、どっかいってしまった(逆に言えば、ウソップはじめ、船大工の仲間とか、全部の伏線が一度に収束し得るんだろうか、し得たとしたら、尾田先生神)

●BLEACH

 前サイトでは、一護復活の際には、ドラゴンボールで言う強さをアピールするための瞬殺要因(ナッパ要因)と、大バトルを繰り広げるための敵役要因(ベジータ要因)が必要だと思うなんて書いてたんですが、今週早速ナッパ要因の副隊長三連弾を瞬殺
 次週からいよいよベジータ要因の白哉隊長との大バトルですよ。激燃えです。
 実際、今の子ども達は、あのはるかな昔、悟空がたどり着いて「コレはヤムチャの分!」とか言ってナッパを殴りまくってた時に僕らが感じたような爽快感、燃えを感じているんじゃないでしょうか。あの時、小学二年生だった僕、大興奮。今の子どもも(きっと)BLEACHで大興奮。

●ワークワーク(Waqwaq)

 ラストの、復讐を復讐で返すギミックは、第02話で出された「戦わないために戦う」というシオのテーマに沿っていて上手いなと思いました。自分から敵を能動的に攻撃する(戦う)んじゃなくて、敵がやってしまったことを敵に自覚させる感じ。

 「お…怒らないでプラちゃん…」のコマがほのぼのして良かった。異世界からの神様と、人間のシオと、機械のプラが一緒にいる光景。コレが作中のゴールの光景の一つでもあるんでしょうな。

●武装錬金

 やっぱりカズキ達のもとに剛太来た!って感じで、この好感度キャラの合流はとても嬉しいです。ただ、カズキ→剛太ではカズキはパピヨンとも関係を結ぶくらいにそれまでの所属、立ち位置とかには捕らわれないキャラなんで問題ないとして、剛太→カズキではまだ剛太はカズキを認めていないので、一イベント入りそう。二人とも「斗貴子さんを守る」という点では共通してるので、共有できるものが少しでもあれば共闘できそうです。
 ただ、恋愛の場合、この共通要素は裏目。思うに、カズキ→斗貴子では一度命がけでカズキは斗貴子さんを救っているということをやってのけてるけど、剛太→斗貴子ではまだ剛太は斗貴子さんに何もできてないんだよね(今週戦ってくれましたが)、逆に斗貴子さんが剛太を導いてくれたというだけで。剛太、不利です。作品構成的にも、作者の思惑的にも、読者の最終的なニーズ的にも、不利です。

●当ブログでは
 「Comments」欄↓にて幅広く閲覧者の皆さんのコメントを募集しています。WJ関連の話題だったらなんでも構わないので、お気軽にどうぞ。トラックバックも積極的に受け付けております。

今野緒雪『マリア様がみてる 特別でないただの一日』/コバルト文庫


 精神的にきつい時に読んだので、一字一句が胸に染みました。癒されました。一文一文かみしめて読みました。読むだけで心が楽になっていくことがあります。文芸っていうのは素晴らしいです。

 以下、ネタバレ有りです。



 『とりかえばや物語』を全編を通して踏まえているので、当然「入れ替わり」がキーになります。『とりかえばや物語』自体が、本当は女の姫君が若君として(男として)偽って社会に、本当は男の若君が、姫君として(女として)偽って宮中へ、という男女入れ替わりの物語なんですが、そこを、今回は山百合会の作中劇で、本当は男の姫君役を現実では女の祐巳が、本当は女の若君役を現実では男の祐麒が演じる、というか全役男女を入れ替えるという、二重の男女入れ替わりが祥子さまの閃きで行われます(閃きの祥子さまカッコいい)。そこに見られるのは、完全な男女概念のシャッフルです
 それが、今回の焦点キャラ、可南子の物語にすべてかかっていきます。

◇アリスの役割

 本来脇役であるアリスに一節もうけて祐巳と対話させているのが印象的なんですが、これは、可南子との対比だと思われます。つまり、最初から既に男女概念の境界を無化しているアリスに対して、可南子は男女の境界の区分に大きく捕らわれて男嫌いになっているという対比。だから可南子とアリスは属性が違う。アリスが可南子からの敵視の視線を感じていると祐巳に語る場面は、そのことを含意したタメだと思います。そしてこのタメが今回の可南子の成長物語に大きく影響していきます。

◇入れ替わり劇の意味

 入れ替わり劇を扱った近年の最高傑作創作作品は、富野由悠季監督の『ターンエーガンダム』のディアナとキエルの入れ替わりだと個人的には思っているのですが(何話目かは忘れたんですが、お互いのエンパシーだけをたよりに、ディアナの内面にコミットし、ディアナとしてキエルが演説する場面は鳥肌ものです)、ターンエーと同じく、今回でも入れ替わりでポイントとなっていくるのは、相手側の心をエンパしーで想像しなきゃ、入れ替わり劇は成立しないということです。つまり、男嫌いの可南子も、男役を演じて男の台詞を語る以上、男の内面を想像せざるを得ない。この描き方が、相互理解をテーマにしてるマリみてらしくて、感動ものです。すなわち、父親との相互理解という今回の可南子の物語において、ここで前段階として、「男」という存在へのエンパシーを可南子は経験させられているわけです(男役での『私は何て幸せ者なんだ』という台詞を、可南子が上手く言えないのはそのため。男役にコミットして幸せだと言えるほど、この時点で可南子は境界の向側の「男」というものに理解を向けられないでいる。勿論父親がらみで)。これが、父親との相互理解へ向けての第一ステップになります(この入れ替わりで男役の内面を想像させる仕組みを考えついたのが、同じく男嫌いの祥子様というのがまた熱い。OK大作戦(仮)とかを通して、祥子さまの方が可南子よりも成熟した段階にいるという事実。前回『チャオ ソレッラ!』のラストなんかからも、この時点での力関係は、祥子さま>>可南子)。

 そうやって丁寧に段階を追って解決への道筋が積み重ねられていった可南子物語の今回の帰結は、既読者の皆さんは十分に堪能したであろうものとして、あと気になる点は……

◇瞳子と可南子、祐巳の妹になるのは?

 まだ、第3の登場人物が現れる可能性はありますが、明らかに数作前から、祐巳の妹に向けてどちらがリードしているのか?という要素を、読者を楽しませる要素として入れています。そして、これが上手い具合に一進一退で、一方がリードすれば、また一方も追いついてくる……と、まったくもってWJの「デスノート」の月が勝つか、Lが勝つか?くらい拮抗させて読者の安易な予想を許しません。
 で、今回もはっきりいって互角だと僕は思います。
 瞳子も可南子も、最初は祐巳に対してイイ感情を持っていない、そこから始まって、それが覆されるほどに瞳子と可南子が、相手を理解するという能力において成長を示すかどうか、そこが一つの見所なワケですが(祐巳は、祥子さまとの一連のエピソード、特に『レイニブルー』〜『パラソルをさして』あたりで、既に相手を理解するための段階としては成熟した段階にいます、だからこそ、可南子も瞳子も、祐巳にだけは一段階高いコミュニケーションで接してしまう)、そういう視点からみると、今回も、可南子は可南子で理解できなかった父親(あるいは男全般)との関係に進展が見られ、相互理解者として1レベルアップ。一方で瞳子も相互不理解の中で決別してしまった演劇部員との復縁ということをやってのけて、相互理解者として1レベルアップ。どっちも、祐巳の妹になるにあたって、ゴールへむけて一歩近づいたという印象です。
 そんな妹がらみの伏線を積み重ねておいて……↓

 「祐巳 あなた、妹を作りなさい」(祥子さま)

 の衝撃のラストへ。

 あー、ついにここまで来たかという感じです。おそらく、祥子さまの卒業、祐巳の自立がマリみての最クライマックス(というか最終回?)と思ってる僕としては、その最終祐巳物語において一番重要な要素となる、「妹選び」の話がついに……という感じです。そしてそれに絡む↓

◇今回のサブタイの真の意味

 やられました。感動しました。おそらく、最後の祥子さま卒業まで引く含意です。そしておそらくは先代薔薇さま方の卒業場面ともパラレル。先代薔薇さま達の卒業がいつでも合えるだけの絆が自分達にはあるという形であっさり目だったように、いずれ訪れる卒業のような節目も、自分達の関係性の中では「特別でないただの一日」に……そう繋がっていくんだったら、イイなあ。

◇最後に今巻のステキシーン一つ

 やめたい、という言葉は、あるいは本心かもしれない。でも、その言葉の裏には言葉では表現できない無数の気持ちが隠れているような気がした。だからストレートに、「やめたい」だけに注目してはだめなのだ。

 今野先生は、ミステリ小説の心理戦描写のような濃密な文章で、心の機微を描きます。この表面的な言葉の意味と含意とに思いを向ける祐巳ちゃん。成長しました。こういう心理にまで到達した祐巳だから、瞳子も可南子も変わってきているのです。主人公として、どんどん成長してきた祐巳ちゃんが、どんどん好きになっていく自分がいます。

◇補

 志摩子さんの出番がない……(泣)。白薔薇関係では、「可南子さん、取り敢えず送ってみるのも一つの道だと思うよ」とすれ違いざまに言う乃梨子がステキだったけど。本当、可南子や瞳子が成長途中なのに対して、この娘は初期から完成しています。仏像愛好家最高。



 それでは、マリみて関係のコメント、トラックバックお待ちしてます。


マリア様がみてる 特別でないただの一日
今野 緒雪
コバルト文庫
定価:¥ 440
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 既刊分の僕の感想は

 →こちら
WEB小説その1

townslightshyoushi

 昼は地道に復興活動。夜は荒事ありの助っ人稼業。
 仮設住宅地区でお年寄りの話を聞いたり、お弁当を配達したり、同人誌を作ったり、そして戦ったり!?……東北の地より贈る、青春、復興、恋愛、そしてバトル。

 小説『こちら街アカリの復興部!』、現在冒頭部分を公開中。(「総合」9位、「青春・友情」2位ありがとうございます!)

 2017年4月3日(月)より、毎週、月、水、金に一節ずつ更新です。↓

「ノベラボ」様で読む。

WEB小説その2

asumiforkakuyomu1
(イラスト:馬の助さん/ブログTwitterPixiv

 歴史建造物擬人化×能力バトル×幼馴染→新・本格物語

 S市(仙台)が舞台のオリジナル小説『非幸福者同盟』を毎週土曜日更新でWEB連載中。

 2017年4月1日(土)、最新・第247節(第244節)「Parody」を更新です。

「カクヨム」様で読む

「小説家になろう」様で読む。

 合計37000PV達成感謝。

 イントロダクション&登場人物紹介はこちらの記事から。

小説色々


 <NEW>S市(仙台)が舞台のオリジナル小説シリーズ。前作『妹の紋章』のKindle電子書籍版が2014年8月12日より販売開始中です。「妹萌え×地域復興×バトル」の物語。WEB版は最終的に40000PV、5700ユニークアクセス感謝でした。詳しくはこちらのブログ記事より。
 Amazonさんのサイトからアプリをダウンロードして、各種スマートフォンで読んで頂けます。

追記:2014年8月12日、Kindleストアカテゴリランキング「読み物」3位、「日本文学」94位感謝! 新記録で地味に嬉しい……。

 ◇◇◇

wugishinomaki

 2015年10月25日(日)に、地元仙台は「日立システムズホール仙台・交流ホール」で開かれたWUG!の同人誌即売会イベント『同人誌即売会やらせてください!in仙台』にサークル参加させて頂きました。新刊『ミリオンアート・ウェイクアップ!〜実波と菜々美と未夕が石巻に行く小説本』を頒布。詳しくはこちらの記事より
 イベントのレポはこちら。
 新刊のBOOTH様での通販ページはこちら。

 ◇◇◇

『暗闇の中で灯す物語と文明のアカリ』

 Pixivとの提携サービスBOOTH様にて、コミックマーケット・イベントなどで頒布させて頂いた同人誌既刊の通販窓口を開いております。『魔法使いの夜』『Fate』『ひぐらしのなく頃に』二次創作やオリジナル小説などなど。よろしくお願いいたします。↓

Language×Language同人誌通販/BOOTH

 ◇◇◇

dicapreantholo

 2015年10月4日(日)「レインボーフレーバー13」にて頒布されたTJさん(ブログ)主催のプリキュアシリーズ十世代記念アンソロ『PRECURE 10TH ANTHOLOGY ディケイド&オールプリキュア ANTHOLOGY大戦』に小説を2P寄稿(僕は『スマイルの世界』担当!)。特設サイトはこちらをよろしくです。また、通販ページはこちらから。

 ◇◇◇

aibasshi

 より豊かに、継続的に作品を提供していくために、Entyさん経由でパトロン(という名の月額少額支援者)になって頂けたら喜びます。

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相羽のページ「S市(仙台市)小説シリーズ」/Enty

『Wake Up, Girls!』応援中

 2014年1月劇場公開&TVシリーズ放映開始〜3月まで放映していた地元仙台が舞台のアイドルアニメ&リアルアイドルプロジェクト『Wake Up, Girls!(ポータルサイトニコニコチャンネル聖地仙台舞台散策)』応援中。

 まずは第0話相当の『劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』』を!↓



 ◇◇◇

●キャラソン発売中


2014年の仙台でのライブレポはこちら

●Blu-ray劇場版〜TVシリーズ全6巻発売中


劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』Blu-rayの感想はこちらEnglish text第1話の感想第2話の感想第3話の感想第4話の感想第5話の感想第6話の感想第7話の感想第8話の感想第9話の感想第10話の感想第11話の感想第12話(最終回)の感想はこちら

→七人の前日譚がシリーズ構成の待田堂子さん書き下ろし小説で発売。当ブログの小説版『Wake Up, Girls! それぞれの姿』の感想はこちら


仙台(及び東北)に経済循環をと画策しはじめて久々に全話感想書きました。2014年はアップデート版の復興をはじめたい......。ブログに感想書いている方おりましたら、気軽にTBください。

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●2013年10月19日(土)、Kindleストア「絵本・児童書 > 読み物」カテゴリで7位感謝!


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