何の前触れもなく母が倒れて以来、人間いつ死んでしまうか分からないものだなという想念が常に僕の心につきまとうようになりました。

 誰にとってもこれはそうなのでしょうが、僕も近いうちに死んでしまう可能性はあります。そう思うとなんだか無性に死ぬ前に何かを世の中に残しておきたいという気持ちに駆られました。

 そんなモチベーションで、一つ、小説を書き残すことにいたしました。

 僕の遺書代わりです。もし明日僕が死んでしまったとしたら、この小説を僕が生きた証として残しておいて欲しいと思います。

 そんな感じで、クリスマスなのに予定がないという寂しい人達(僕含む)のために、相羽裕司作のオリジナル創作小説、『夢守教会』、第1話「少女のケニング」をお送りします。

 新サイト、「Language×Language」よりどうぞ。

 400字詰め原稿用紙換算152枚の中編です。気軽にお楽しみ下さい(^_^;