今週11話は前半パートのラストシーンがグっとキました。

 フレイ、トールと、自分が守れなかった人達を回想したのち、拳を握りしめるキラ。キラ復活の(動機の)伏線と見ました。
 というか、もうコレ書いてる現時点で13話予告にてキラがフリーダムに再び搭乗して復活することが分かっているんですが、その動機は「身近な、あるいは大事な人を守るため」で決まりなんじゃないかと思います。DESTINYに入って以来キラは台詞が少なめで何考えているか分かりずらかったんですが、この回想でようやく分かりましたよ。再び始まった戦争という状況で再び大事な人を守れなくなるという状況があり得るということがキラには分かっていたんじゃないかと。なんで、ラクスかカガリ、あるいはラクス邸の子ども達に危険がせまり、それを守るために再びフリーダムに乗るんじゃないかと予想します。あの時フレイもトールも守れなかったけど、今度こそは守るために立ち上がる。激燃えです。というか早く13話観たい。

 そして、後半パートでキラがマリューとトラの元を訪れるワケですよ。もう13話予告を見てしまっているんで、おそらく共謀してフリーダム(もしかしてアークエンジェルも?)を隠してるんだと思うんですが、そこでトラは「アスハ代表(カガリのこと)も頑張ってはいるがな」なんて話しをしている。以前、前作で出来上がった人間関係の絆は持続してるのかどうかが見所だなぁなんて書いてたんですが、持続してたんですね!
 アークエンジェル、エターナル、クサナギのトップ(キラ、ラクス、マリュー、トラ、カガリ)はまだちゃんと仲間なんですね。前作の三艦連合の絆は偽りではなかった。コレは、前作のクライマックスは様々な壁を越えてあの三艦の仲間が集まってくる所だと僕は思っていたんで、その仲間の絆が偽りではなかった、まだ関係性が続いていたというのは素直に嬉しいです。燃えです。

◇もう一つ燃えは

 やっぱイザークかな。最初は相変わらずアスランに対して憎まれ口イザークで、最後にニコルのお墓の前では「戻ってこい」と本音で話してる……という風に変化してるのが熱かった。
 イザークもディアッカも前作を踏まえて考え抜くキャラに変わっています。イザーク、民間人搭乗シャトルの件で罪に問われるはずだったんですね。コレも長い伏線消化でした。一年前の前作SEED終わる頃の感想でイザークのシャトルの件はどうなったんだろう?とか僕書いてましたよ。ようやく消化(消化&イザークとディアッカも議長は信頼してるという描写イベントに再利用)。

 「だからお前も何かしろ それだけの力 ただ無駄にする気か!」

 と、自分を踏まえてカッコいいこと言っちゃってます。というか、時間軸上、このイザークの言葉がアスランにセイバー搭乗を決心させる最終イベントになっちゃってます。こんなカッコいい役所を担うキャラになっちゃいましたよ、イザーク。キラに蹴られてた頃が懐かしいなぁ。

◇カガリの試練

 これはもうタメにためてますな。現時点ではオーブの未来に代案が無く、ユウナ如きに論殺されてしまうカガリ。これを後半覆す時燃えだろうなー。そこに拠り所とされて肯定されるのか、乗り越えるべき対象として描写されるのかは分かりませんが、前作のウズミの行動をどう捉えるかがキーになってきそうな展開なワケですよ。父越え物語っていうの?しかもそれが実の父じゃなかったりするのがまた熱い。

 「新しく生まれ変わるんだよ、キミもオーブもね」

 で(作中的に)ネガティブな生まれ変わりの期待抜群の新しい男(ユウナ)に、今は遠くで決意を燃やして議長にアポ取ってる過去の男アスランを対比させながらEDへ。相変わらずステキなED導入ですが、アスランといえば回想だったのに加え、DESTINY1クール目では「エンディングと言えばアスラン」というのも加わってきたように思います。アスラン使ってのED導入多すぎ(^_^;(燃えるのばっかだから一向に構わないけど)

 クリスマススペシャルで連続放送でしたが、後半12話の方の感想はまた後日アップいたします。

 当サイトでは下のコメント欄で、閲覧者の皆様のコメント、感想を広く受け付けております。別に僕の感想と関係なくてもイイんで、広くSEEDの話題を書き込んでいただければ幸いです。トラックバックも積極的に受け付けております。気兼ねなくどうぞ。

前回の感想へ次回の感想へ