「かして、なら僕が、開けるから 大丈夫、僕は大丈夫だから ラクス このまま君達のことすら守れずに……そんなことになる方がずっと辛い だから……鍵をかして……」(キラ)

 泣けた・゚・(ノД`)・゚・

 僕的に第1クールNo.1シーン。

 第1クールはシン、アスラン、キラの三主人公がそれぞれ力を手にする(=MSに搭乗する)動機描写のクールだったと思うわけですよ。
 1:第1話からMSに搭乗し、「オーブ艦が発砲したのを見て、頭きて、こんなんでやられてたまるかって思ったら」という感じで、現時点では憎しみにモティベイトされてMSに乗ってるシン。

 2:1クール葛藤しまくったあげく、「大仰な言い方だが、ザフト、プラントのためだけではなく、皆が平和に暮らせる世界のために」という議長の言葉を信じる形で、世界の平和のためにセイバーに搭乗することを決めたアスラン。

 ……ときて、

 3:第1クール最終話にきて、身近な大事な人を守るためにフリーダムに搭乗することを決めるキラ。

 僕的に一番感情移入できるのはキラです。

 また、今回はラクスが躊躇っているのがイイ。前作34話では積極的にキラに武力(フリーダム)を渡したラクスが、結局何も変えられなかった前作のラストを受けて、再びキラに武力を渡すのを躊躇っているのがイイ(ここは、34話とパラレルに議長がアスランに積極的に武力(セイバー)を渡したのと対比される部分でしょう)。

 そこで躊躇うラクスにキラが「僕が開けるから」と言うワケですよ。これがああ、キラだ……って感じで良かった。前作第1クールでもキラが武力を手に取った動機は身近な友人を守るためだったわけですよ。あの時はネガティブな帰結になっちゃったし、アレから色々あったんだけど、それでもキラはあくまで非積極的に、それでも身近な大事な人を守るためには力を手に取る男なんですよ。そこは変わらない。前作ラストの帰結を受けて躊躇うラクスを前にしても、そこだけは自分から進み出るような、守るために闘う男。キラは高々と信念を掲げてそれを全うするキャラではないんですが、ささやかに密やかに、そのような変わらない行動動機はある。微かにだけ信念めいたその気持ちを胸に、「大丈夫、僕は大丈夫だから」とフリーダムの前に進んでいくキラと、それを見送るラクスが良かった。続・34話という感じです。

 「このまま君達のことすら守れずに……そんなことになる方がずっと辛い」

 もね、この前のフレイとトールの回想が効いてますよ。そんな経験をしてるキラだからこそ、重みがある言葉です。

◇そして次回予告

 そして、そんなキラを支持する仲間がまだいるんですね。アークエンジェル復活ですよ。ノイマンさん座ってましたよ。前作のオーブ戦で自分で選択してアークエンジェルに残ることを決めた仲間の絆は本物だったんですね。

 >アイツ(眼鏡)は?

 「『ガンダムSEED』というアニメ作品で、サイ・アーガイルという役をやっている。今、再び、勉強し直している。その役を久しぶりに演じるからだ」白鳥哲さん(眼鏡の声優さん)のホームページの12月25日の日記より)

 ややや。万が一眼鏡が復活するとなると、当ブログとしてはエラい事件ということに。

 >意味が分からない人へ

 >一昨年の前作SEED感想にて、管理人は何かと眼鏡をネタにしていた。

 眼鏡ー。

◇マリューとトラ

 アイシャの写真とフラガの軍帽が重なる演出は良かったですな。お互いに前の戦争で大事な人を亡くしているという。「大事な人を守るため」というキラ復活を盛り上げる前フリにもなっています。想いは同じという感じで。

◇というかトラ

 サイコガンですよ。そのうちブレストファイヤーくらいはやってくれそうです。というかトラの今後は期待です。無条件でカッコイイ奴として描かれるポジションにいる&大人キャラなので、最終的にジブリールも議長も押さえて世界にトラの王国を築いてもらってもイイですよ。大局的な話がまとまらなくなりそうになったら、ラストはトラ落ちで。

◇今週のどうでもイイ話

 カガリが見つめてた石碑に、めっちゃ日本語が刻まれてたのがツボだった。今まで文字が出てくると何かと英語だったのに。やはり公言してる通りオーブは現実の日本を踏まえてる国なんですね。

 ただ唐突な日本語(漢字+かな)で作中で浮いてたというのはあるかも。

 代案1:表音文字の利点を取ってハングル文字。
  →いきなり見慣れた文字が出てきて韓国人視聴者がビックリ。

 代案2:いっそ作られた言語にしちゃおうってことでエスペラント。
  →いきなり21世紀のアニメに使われてザメンホフ(エスペラントの作者:故人)がビックリ。

 代案3:作中言語ならまかせとけってことで『星界シリーズ』のアーヴ文字を使用(同じサンライズ作品だし)。
  →いきなりガンダムに使われて森岡先生(アーヴ語を作中言語として体系的に作った『星界』の作者)がビックリ。

 代案4:森岡先生リスペクトでSEED用に作中言語を作る。
  →「そこ、手間をかける部分じゃないだろ」とSEED制作陣がビックリ。

 はい、やっぱ日本語で良かったです。ちょっとたまには言語ネタに触れてみようかと思っただけっス。

◇今週のピコポイント

・議長はDNA解析の専門家
 →OPでコロニーメンデルを背負ってる意味合いがようやく一つ明らかに。

「噂に聞くヤキン・ドゥーエのフリーダムだってここまでじゃないでしょう」
 →フリーダムもジャスティス同様伝説に。またこの台詞もシン−キラ対比の一翼を担うことに。種割れ時のカラーがキラはブルーでシンはレッド。二人の対比はこの先必ずキます。

・ヒーロー扱いで迎えられるシン&レイの言葉
 →偏狭な視野のまま憎しみにモティベイトされて闘っているのだとしても、そのことで救われてる人もまたいるという描写。それぞれの、正しさ。  

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