「力が無かったのが悔しかった」

 「現実を見ないで理念だけ言ったって何にもならない」

 「誰も戦争を止めることもできない」

 「ならばオレは戦う、戦って大切な全てを守ってみせる」

 シンは前作ポジティブ要素の対比要員というのがこれらの台詞でさらに分かりやすくなったんじゃないかと。
 少し前にも書いたような表ですが、こんな感じの対比がやっぱ捉え方としては正しいんじゃないかと。↓

 
ミネルバサイド(シン)アークエンジェルサイド(キラ、カガリ、ラクス)
1.前作ではネガティブ的だった
2.現実
3.積極的な戦闘アリ
4.所属
1'.前作のポジティブ要素
2'.理想
3'.基本的に非戦
4'.非所属、自由

 よって、アークエンジェルサイドは現時点のシン視点から見ると「何をキレイ言を」状態なので、今後の一時対立は必須のように思われます。

 が、一方でだからと言って前作で描いてきたアークエンジェルサイドの正しさが全否定されるはずも無いので、今後は理想だけじゃ何もできないと言って、だからと言って理想(非所属、中立の理念)を捨てた今作のオーブが幸せになるかというと、そうでもない……という描写がオーブサイドでも挿入されるものと思われます。

 で、異なる者同士の接触、対話、変化、理解の過程を描くSEEDですので、いずれ二つのサイドの接触から始まるプロセスが描写され、徐々にテーマとして止揚されていくと、そんな展開を予想&希望。

 そう考えると、アークエンジェルサイドとミネルバサイドの中間で苦悩、模索中という特殊なポジションのアスランという登場人物は非常にキーになりそうな人物で、1クール丸々がアスラン掘り下げ話だったのはこの辺りの役割から来てるのかなと、そんな印象。

 一方で心理描写豊富な小説版発売、今回の心理描写付き過去総集編、次回からステラ絡みの変化イベント開始、デスティニーガンダム(本当にこの名前だった、シンカラーのレッドの翼燃え)発表と、シン描写はここから畳みかけるように行きますという制作者サイドの気概を感じます。

 次回サブタイ「さまよう眸」がステキ。第01話「怒れる瞳」と対でシンの重要回は「瞳」関係できて欲しい。是非、シンの昇華回にもう一回「瞳」関係のサブタイを使って欲しい(力の使い方伏線から僕が今作最クライマックスと予想する、それでも新たに力に乗り込むシンのデスティニーガンダム搭乗回とかだと熱すぎですが)。

◇トダカ一佐は良い

 どんな想いでシンをプラントへと送ったのか、どんな想いでオーブの軍人をやっているのか、どんな想いでアークエンジェルに敬礼したのか、それぞれが深い。

 是非、テーマ的なジョーカーとして今後もピコっと描写を入れて欲しい登場人物です。



 しかしほぼ総集編は残念。前作同様、登場人物らのタメ篇になる第2クールは視聴に長期的展望が要求されます。変化、行動篇になる第3クール以降は総集編とか無しで畳みかけるように盛り上げて欲しい所。是非、これまでの絡み合ったタメ、伏線がパーッと加速していくカタルシスを再び味合わせて欲しい。

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