「鍛え足りなきゃ、鍛えるだけだ」(ヒビキ)

 珠玉一篇。大人として、行き詰まる少年にかける言葉としてこれほどのものがあろうか。鍛えてるヒビキさんが言うので説得力は最大です。

◇演出

 明日夢の立ち直りまでを、言葉よりも明日夢の行動や絵、音で描写してるのがステキ。台詞で描写してるのは、一番キーになってる引用部分のヒビキとの会話部分のみ。他は、

 ひとみらからの留守電を切る→自分から前向きなメールを送るという変化。

 逃避するようにヒビキのコンパスを見る→一人で帰って電車の中で参考書を開くという変化。

 ってな感じの描写で全てを語ってるのが良い。「一人で帰る」と明日夢が言い出し、色々察したヒビキが言葉少なめに「また柴又でな!」と声をかけるシーンは結構感動。大人な励まし方ですよ。

◇イブキいいヤツ

 最近のライダーでは二人目のライダーは問題有りな性格というのが多かったんですが、イブキは人当たりが良くて至っていいヤツ。生き方に余裕を感じます。その余裕は若いながらきっちりと仕事をこなしてきた経験によって裏付けられてる感じで、かなり好感度が高い青年です。


 香須実のことが好きっぽい。好きな女性がいるという設定も人間味があって良い。さらには、次回予告で映ってた&OPにイブキと並んで映ってる少女がイブキの弟子であると考えられるので、その少女との関係性話にも期待がふくらみます。少女→イブキで「イブキ先生!」みたいな感じで、イブキの方はイブキの方で大人な対応してるってな感じだとステキです。


 「頑張って下さいね」と言い置いて去っていく辺り、ヒビキの強さを信頼しているものと捉えられます。よくある展開だとここで一緒に戦うことになると思うんですが、シフト制とか、妙にビジネスライクな猛士システムに所属してる人らしく、ヒビキの仕事はヒビキの仕事として尊重しております。また仕事中にケガくらいの苦難はデフォルト……というのが、長年の仕事人達同士では共通認識になってる感じもあります。ヒビキとの大人なコミュニケーションはそういうのを全て踏まえた上で成されていると思うと、ここでヒビキに任せて帰っていくイブキ−ヒビキの関係は非常にステキなものに映ります。

◇片手太鼓ドンドコ燃え

 何回も立ち向かっていくのが、これまた行動で「鍛えた足りなきゃ、鍛えるだけだ」の台詞の裏付けになる「一度ダメでも何度でも」の姿勢を視聴者に伝えます。最後左手ダメなら右手があるさって感じで片手太鼓乱舞に持っていった所は超爽快。あのジャジャジャジャというBGMがもう既にツボです。あのBGMとドンドコで、もう、一つの響鬼という番組的な美に。というかひっくり返ってるバケガニが可愛い。ドンドコ鬼のようにお腹を叩かれるバケガニが可愛い。

 次回、受験結果発表と威吹鬼初変身、威吹鬼弟子登場、そして大型太鼓で鍛えまくるヒビキの描写。これは予告からしてかなり楽しみです。


仮面ライダー響鬼 VOL.1 音撃せよ!正義の戦士!!


布施明 『少年よ』/仮面ライダー響鬼テーマ曲


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