前作も第3クールはそれまでの二分された登場人物の立ち位置がシャッフルされ始めたクールでしたが、それをなぞるように今作の第3クールも登場人物達の立ち位置のシャッフルが描かれる、そんな予感に満ち満ちた1話でした。
 第2クールは徹底してミネルバサイドとアークエンジェルサイドの二分で進んだんですが、その対比物語は前回と今回のキラ−アスラン対談で一区切り。ここからは二分にとどまらず全登場人物がかき混ぜになって物語が進んでいく感じじゃないでしょうか。さっそく、シャッフルの手始めとしてステラがミネルバサイドに接触ですよ。

◇さらに人間関係シャッフルの予感に満ち満ちた新OPのポイントから

・冒頭

 シン、アスラン、マリュー、ネオ、レイ、ステラ、ラクス、キラ……という、顔が浮かび上がるキャラのセレクト&順番の根拠は正直不明。主人公三人がいるのは当然として、カガリはいないんだ、みたいな。

・機影

 デスティニーガンダムじゃなくて新フリーダム(?)でした。どうやら三主人公全員新機体搭乗っぽいです。第3クールのヤマ場が決まりましたね。

・シンとルナマリアの関係がカッコいいことになりそう

 シンとルナマリアだけ立ち去っていくカットと、座り込むシンを立って見つめるルナマリアのカット。ルナマリアは前回のラクス暗殺の件を知ってしまったのをきっかけに、ちょっと立ち位置が変わる模様です。これも人間関係シャッフルの暗示です。もともと好感度が高いキャラだけに、ルナマリアのこの取り上げられっぷりはオイシイ。シン物語、物語の作り方上、昇華の前に絶対落とされる所があるはずなんですが(それが座り込むカットの暗示する所だと思われる)、その時シンのそばにいるのがルナマリアというのは思いもかけずに熱いシチェーションです。

・カガリとアスランは別離

 前回、今回のキラ、カガリ−アスランの対話の流れからこれは分かります。ただこのカットの後ろにいる男が誰か僕のPC画面ではよく分からなかった。これだけだとあんまり暗示でもないんですが、次のアークエンジェルのカットにカガリがいないことも合わせて考えると、カガリはさらに落とされるような暗示ともとれます。もう、この娘どこまで落とされるの。1、2クール落とされ続けて、全ては3クール辺りに浮上するためのタメだと思ってたんですが、まだ落とされそうな勢いです。最後は浮上して欲しいんだけどなぁ。

・ミリアリアはアークエンジェルサイド化

 カガリがいない分、ミリアリアが入ってます。この辺りも人間関係のシャッフルです。ミリアリアは青なのか無色なのかと2クールの間考えていたんですが、どうやら青に落ち着く模様。ただ落ち着くだけじゃなくて、是非ともフリーのカメラマンやってた流れは生かして活躍させて欲しい所です。

・デストロイガンダムにはステラが?

 ひ、悲劇路線なのか・゚・(ノД`)・゚・。

・ラストのMSがパラパラ挿入されるカット

 これから登場する新MSの暗示カットでしょうか。最初のはザクだと思いますが、その次がグフ、さらにドム、そして色合いからしてアスランの新型でしょうか。

・そしてデスティニーVS新フリーダムのカットで締め

 ファーストOPのシンVSキラのカットは文字通りイメージ映像でシンとキラが対局の思想を持つキャラだということをイメージで表しているんだと僕は最初から思っていたんですが、1、2クールで二人の様々な対比(キラは理想、シンは現実、キラは力があったゆえに苦しんだ、シンは力がなかったゆえに苦しんだ、etc)の描写もだいぶたまってきたことだし、そろそろ実際に作中で衝突というのも今回は期待できそうです。

◇ミネルバ−アークエンジェル対比物語は一区切り

 アスランの、

 「キレイ言を言うな!」(アスラン)

 の言葉で、ずっとアークエンジェルサイド(キラ)=理想=キレイ言という捉え方で感想を書いてきた僕としては、明示的に作中で言葉にしてくれただけにこの対比物語も一区切りと感じました。対比の手法、最初は漠然と対比させて、何が違うかを具体化させるのは終盤というのが常ですからね。

 対比物語も一区切りして、アスランはがっつりザフトになりました。アスランが正しいかのように、連合=悪いヤツの描写が強化人間施設絡みで今話でも沢山入るんですが、いかんせん同時にアスランが信じる議長がクルーゼと知り合いなんて描写も入ってくる辺りが、ホント視聴者は何を信じればいいの?って感じで鬼です。

◇ファントムペインもようやく物語に参入

 連合、ブルーコスモスは悪いヤツ描写ですが、ファントムペインの三人に関しては前作の三人と違ってあんまり悪いヤツって感じじゃないんですよね。どちらかというと戦争の悲劇が具現化された三人というか。なんで、これから相対化された正義の一角として描写されはじめるというのもアリです。特に兄さん(スティング)が憎めないんだよなー。常識人っぽい所とか、ステラに対してもアウルに対しても面倒見がいいとことか。

◇次回予告

 奇しくも前作もラクス始動は第3クールでしたが、いよいよラクスも動き出す模様です。最近物語を全体的に鑑賞してる感じだったのであんまり主観めいた感想書いて無かったですが、主観全開で言えば僕は今でもラクスとキラが一番好きです。今作の「キレイ言」と批判の対象になり、相対的な正しさの一つに落とされてしまった二人もまた好きです。むしろ批判された分リアルな感じでさらに好きに。どこまでも「個人」なのが批判されるのを含めて感情移入させます。それでも個人的な意志を貫いてみたいじゃないかと。リアルに僕はそう思って生きてるんで。

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