第2回金未来杯開始号。前回の金未来杯にエントリーしていた『ムヒョ』と『タカヤ』が現在連載してるのを鑑みるに、この中から未来の連載作品が生まれる可能性は高いと思うので、一応全チェックして毎作品感想書いていきたいと思います。
 通常連載陣は『ONE PIECE』が少年バトル漫画的にクライマックスの段階に入ってきた感じ。1万対1とか、昔からある戦力差燃えシチェーションです。
●ONE PIECE

 やっぱ仲間のためにっていう理由のもとに、大局っていうか権威っていうか、そういう大きいものに戦いを挑むのがワンピのバトルパートのキモですな。アラバスタ編ではビビのために七武海っていう権威に挑み、空島編ではひし型のおっさん+サル達(名前失念)のために神に挑み、そしてエニエス・ロビー編ではロビンのために世界政府に戦いを挑むと。熱い反体制ヤロウどもです。
 あと単行本パラパラと見返していて、三十二巻時点での空島編後の一場面に、「言っとくがなおれは!!「狙撃手」だ!!」というウソップの台詞を発見。思えばこの時期からウソップの一次離脱と、ウソップの狙撃手としての職業矜持編、そげキング登場辺りまでは考えられていたのかもしれません。どんどん風呂敷を広げていく形で話を作ってるような気がするんですが、以外と長い伏線はしっかり回収するのがONE PIECEなんで。

●アイシールド21

 ワイルドガンマンズ戦、幕開けは丁寧にセナVS陸、モン太VS鉄馬、ヒル魔VSキッドに1話づつ当てて対立項を明確に描いていて、その頃から終盤で各対立項が一個づつ消化されるのかなぁなんて書いてたんですが、ズバリ中盤で三タテで泥門が負けた?という描写が入ってからの逆転カタルシスで、先週モン太の勝利、今週セナの勝利が描かれました。あとはヒル魔かな?負けてるようで負けてない感じで既に消化済みのような気もしますが。
 それにしても、モン太のプレーを汲んでセナに繋がる所は熱いです。先週はアイシはそれしか技が無い連中が、一点特化で頑張る話なんて描きましたが、それプラス、アイシにあるのは一点特化同士の協力パワーですね。桜庭の復活なんかもその一点特化同士の協力パワーが描かれていたと思うんですが、今回もココ一番で出るキャッチのモン太とランのセナの協力パワーに燃えました。
 そんな分かってるモン太だからこそ、

 「行けよセナ、お前の行きたい方に……!」(モン太)

 熱いー。

●テニスの王子様

 基本は超人スーパーテニスなんですが、持久力を駆け引きに使った作戦面で決着というあたりは意外と現実的でした。逆さまになったりしてはっちゃけてた向日さんが体力切れというのも非常に現実的でした。やっぱり空中で逆さまになるのは体力の効率悪かった。

●タカヤ−閃武学園激闘伝−

 先週、閃武学園アンダーワールドの登場でスケールがデカくなったなぁなんて書きましたが、引き続き超スケールがデカい空手部なんかが登場して、スケールアップの描写が進行中です。これは、マジで気とかエネルギー波とか出てくるかも。
 本編はバトル野郎と付き合うウチに、タカヤもバトル野郎化しそうな展開。先週の「殴り殴られが楽しい瞬間ってのもあると思うわよ」の渚ちゃんの台詞の伏線もありますし、これは、徐々にタカヤがバトル野郎化していく展開になるような気がします。
 でも、バトル+キャラエンタメは主要読者層には受け入れられてるっぽいですね。前回の新連載組、タカヤのみが掲載位置上位をキープしています。

●みえるひと

 先週の「バットとパジャマとサングラス」も良かったですが、相変わらずサブタイにセンスを感じます。「キリンとエントツ」。作中のアズミママの台詞、「知ってる、アズミ、キリンさんなんかねぇ、本物は空に届いちゃうくらいおっきいんだよ」を受けて、空に届きそうなエントツを疑似妄想キリンにみたててアズミママは取り憑いてるって意味合いなんだよね?切なさ爆発のサブタイですよ。
 ラストは明神バトルパートへ……って感じの引きですが、バトルはバトルで終わってアズミには切ない事後報告というパターンよりも、現在アズミとペアになってる姫乃をも絡めての、生者−死者の心情エピソードを展開して欲しいなと思っております。

●ウサギとカメとストライク/第2回金未来杯エントリーNo.1

 主人公にデフォルト好意のヒロイン(葵ちゃん)に、小憎らしい敵役(山本)、そして今は落ちぶれた元名将の師匠役(ハンプティ)と、型どおりのキャラ配置でしたが、読切としてはまとまってて読みやすいなと思いました。師匠キャラは、『ごっちゃんです!!』の和尚くらいの域に達して欲しかったですが。野球賭博はまだ甘いですよ。
 ちゃんと努力もしてて、無い部分を持ち合わせた持ち味を生かして一点特化でカバーというのは少年スポーツものとして清々しかったです。一点特化のカバーの仕方が頭脳化、理論化って感じなんですが、この辺りは面白いもので、頭脳派、理論派が作戦を駆使して勝ち抜いていくタイプのスポーツ漫画もエンターテイメントしてるし、逆にそういう頭脳派、理論派の敵キャラを根性とか気合いでぶっ倒していくタイプのスポーツ漫画もエンターテイメントとしてはアリなんですよね。僕はそういう括りすらよー分からなくなってる『逆境ナイン』も好きだったりしますが。野球漫画の可能性は幅広いなー。

●魔人探偵脳噛ネウロ

 出だしの弥子の笹塚さんはイイ人評の部分が、ラストのネウロの「我が輩は人の善悪に興味はない」の超越っぷりをアピールする“タメ”になってるのが上手いです。ネウロはハッタリ描写に目がいきがちですが、盛り上げるための情報の提示の仕方なんかは丁寧な印象を受けます(勿論推理モノとしての情報提示の順番では無いです)。
 警察パートでの、上層部と下層部での派閥云々的な話をもってきたのも、本筋の物語というよりは、そういうくだらないことを超越してるネウロの超越っぷりをアピールするための比較対象として持ってきたって感じがします。メガネの警視庁警部とか、アヤやサイと違ってネウロからすれば本当取るに足らない存在でしょうから。

●D.Gray-man

 主人公離脱展開!

 主人公以外のキャラが立ってこないと出来ない技なんで、この作品もここまできたかとしんみり。神田、リナリー、ミランダ、ラビ、クロウリーと、エピソードごとに掘り下げてきた甲斐がありましたね。主人公外のキャラエンタメでやっていけるとの判断だと思います。実際僕なんかもエピソードラストの印象が深いミランダさん再登場なんかは喜びましたからね。

 アレンの方は、王道を行くなら、離脱してる間に修行してパワーアップでしょうかね。そして仲間のピンチに颯爽と駆け付けるという、最近のジャンプで言えば修行してパワーアップしてルキアのピンチに駆け付ける主人公一護!パターンを今から期待しておきます。是非、今話で一番アレンに想いを馳せてたリナリーを守ってやって下さい。


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