2005年08月27日
活躍のルナマリア/第45話「変革の序曲」/機動戦士ガンダムSEED DESTINY感想
物語の途中経過でアスランがヘタれてるのは明らかに“タメ”だと思ってましたが、ルナマリアに関しては素で戦闘面ではこういうキャラなんだと思ってました。スイマセンでした。ルナマリアも“タメ”でした。終盤にきてやってくれました。愛のパワーが加わっていたかのようでカタルシスありました。キズのなめ合い、負荷の転化的なネガっぽい描写から始まったシン−ルナマリアも、最後の抱き合うシーンとか、明るい感じになってきました。
◇カガリとアスランの指輪物語
指輪を外してるカガリ。
第08話の時は遠く離れても想いは共にというポジティブ記号の指輪だと思ってたんですが、その後カガリもアスランも落とされ描写に入っていったことを考えると、むしろ「アセりすぎ」みたいなネガティブ記号だったのかもしれません。終盤でそれぞれの内面がレベルアップしてる今話では、外しているのがむしろポジティブな感じになっていました。
これは、個人的には最後の最後にはもう一回裏返ってポジティブ記号になって欲しいかなぁ。ファイナルエンディング辺りでまた指輪出てきたら個人的に嬉しいんですけど。
◇議長正義の趨勢
プラントを守るため、戦争の元凶を討つためと、今作組のシン、ルナマリア、レイ、ミネルバらに素直に燃えられる最後の話になりそう。平和を築くためだったら力の行使もOK、争いを失くすための戦争はアリという議長の今作の正義を進めてきたミネルバ。今話で明確な敵を排除したので、ここから先は議長の平和に反する者達にexecutionを加える役回りになっていくと思われます(逆に議長から排除される者達側の正義としてアークエンジェルとオーブが描かれる(たぶん))。その最後の自由−運命の構図でのシンの選択が最大に楽しみ。議長のexecutionが一般人に及んだときor一般人が犠牲になった一連の破壊が議長のコントロールのもとにあったとシンが知ったとき(「ありがとうジブリール」は議長神ポジション役としてカッチョ良かったです)、それは「一般人(シンの家族やシン視点からのステラ)は守られるべき」というシンの原点の信念とブツかることになります。簡単には悲劇エンドか救いエンドかなんですが、どっちなのかなぁ。僕は救いエンド希望ですが。
◇「イヤ、同じなんだ多分」(アスラン)
シンを思い起こしながらのアスランの台詞。シン−キラ、シン−アスラン、シン−カガリと、対立点と共通点がこれでもかと描かれてきたシン絡みの話ですが。最後はやっぱり『君は僕に似ている』の歌詞的に共通点部分にフォーカスが当たって救いが描かれるのかな。
◇次回サブタイ「真実の歌」
「真実の」とあからさまについている通り、長きにわたった「真−偽」テーマの着地回になりそう。そして次回予告を見る限り、予想通り、ミーアを通しての着地になりそう。第08話の「アスラン・ザラ(真)としてでも、アレックス(偽)としてでも」に回帰するように、またムウ(真)でもネオ(偽)でもって感じに着地したネオ物語のように、真でも偽もって感じでミーアにも救いが与えられる着地だとは予想しますけど。本当のミーア(真)−ラクスを演じてるミーア(偽)の対照で、最後にどちらでもなくミーアはミーアとして……という着地だったら絶賛しますよ。
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この記事へのコメント
>「おれがルナも皆も守るから……」
守る、という言葉をこれほど哀しく響かせるヒーローもいないなあ。
たぶん、シンは自分の理想とかプライドとかよりも、他の誰かのため、という動機で力を発揮する人物だと思うのですよ。その点で、守ると宣言したはずのルナマリアに依存して自分を保っている面があるのかもしれません。
ポジな言葉にネガな意味を読み取るのは、私が悲劇エンド派だからだろうか?
>指環
こだわりがなくなったんですね。アイテムで互いの心を確認したがる段階は突破しちゃったんでしょうか。
カガリどアップの泣き顔は古いタイプの日本女性みたいだ。
>議長
戦線を鼓舞するために儀礼用MSとかで出張ってくれないかなあ。ガナーゲルググフォースとかそういうの(ゲルググ見たいだけ
>指輪
かつて、こちらのコメントでアスランがカガリに渡した回の感想に『ネガティブ描写ではないか』と書いておきましたが、どうやら『当たり』のようです。亡父のトラウマという傷を舐めあうことしかできなかった『寄りかかりあいカップル』から、カガリは一足先に脱却した模様。議長に踊らされた報いとはいえ、さすがにアスランが哀れ。名誉挽回して、再び、指輪を嵌めてもらえる機会はあるのか? こちらもすっげぇ楽しみ&心配です。
前半のあまりにラブラブな二人を見て、「ヤバイ、ルナ死にそう!」と気が気じゃなかった。
死亡フラグを力ずくでなぎ倒したシンに敬礼。
似たような状況でも、ラクスとかカガリじゃ絶対に死ぬわけないと分かってるんで全く危機感を感じないんすよね。
しかし、ミネルバ好きの自分は来週以降の展開が怖すぎます。
来週はミーアが危ないっぽいし、レイもルナも正義のオーブ軍に殺されちゃいそうで心配。
ところで、今回最後のカガリの演説。
某吸血鬼漫画の少佐とダブりましたよ。
「我々がこの戦争のネジを巻きなおすのだ!
こんな面白いことをそう簡単に終わらせてたまるか」
>覆すに足るだけの支持を得ることができるのか?
AAにとっての最大の問題は、この支持を得られるかどうか、ということではないでしょうか。二コールも言っていましたが、民衆にとって大事なのは、ラクスが本物か否か、ではなく、誰が何をしてきたか、なのですから、知らない人物がいきなり現れても、単なる不審者になってしまいます。
特に本物の方は、二年間も行方をくらましてたワケですから、簡単には支持を得られません。
運命VS自由、という観点からすると、脚本家の決めたシナリオ(運命)なんだから仕方が無いとし一切の疑問や矛盾をなかったことにするか、それとも、疑問や矛盾を徹底的に追求し表現の自由を以って意見を述べたり議論したりするというムダな努力をするか、という対立構図も見える種運命ですが、さて、どちらを選ぶべきか・・・・。
4期OPザフト背景のアウシュビッツが描かれるのは、このときなのかも知れません。
運命VS自由の構図の後、世界の未来を決めるのは民衆であって、シンたち軍人ではない気がします。
…今週は突っ込みどころがありすぎるんですけど。特に戦闘orz。
シン・ルナ・レイの作戦前の話が何とも嫌な感じでした。思わずルナが死ぬのかと…。ルナが自分に責任があると思うのはいいのですが、シンはそれをオーブへ責任転換し(ヘブンズベースから逃げられたことはスルー)、レイもルナを責めるような発言をする(自分がルナに出撃しないように命令していたことはスルー)。
そして、機体性能と腕が一番劣るルナを単独行動させるレイの作戦は、ついでにルナを始末しようとしているように思えました。普通に考えたら機動力のあるデスティニーか一対多戦闘が得意なレジェンドが妥当なので。しかも途中で合流してしまっているから、最初に別れた意味はないですし。ともあれルナが無事に生き残ってよかったです。
「ありがとう、ジブリール」この言葉から、議長は民衆または平和というものさえ大して気にしていないように感じます。重要なのは計画が進行すること。それを後押しする形になったからこその言葉ではないかと。最悪、ジブリールもネオと同じように何らかの方法で意識操作されていたとすれば、世界はまさに議長の手のひらで踊っていたことになるんですけどね。
AAのシーンですが、微妙、というか何か間違っているような?先週は議長の考えについて話していて、今週はプラントの心配をしている。個人的には順番が逆に思えるんですけどね…。
カガリの話はよかったです。オーブの方針も明確になり、オーブVSザフト(?)の様相ですが、どの様な展開で戦っていくのか楽しみです。指輪の件は、あいば様の言うようにポジティブ的なものだといいなと思いました。けど、カガリがメイリンにアスランのことを頼んだ後でうっすらと涙が浮かんでいる様子を見ると、嫌な予感も捨てきれません。一国の責任者として、今後を予想したカガリがアスランを巻き込まない為の行動だったとか。
ところでメイリンは今どんな位置なんでしょう。オーブ第二宇宙艦隊結成式(?)に参加していないし、ザフトの制服を着ているので気になります。個人的には髪を下ろしたままオーブの制服を着て欲しかったです…。けど、AAに乗るようなので、ルナが心配です。思わずルナがAAを庇った瞬間レイに殺されそうで…。
今回は展望に明るい材料が無いので嫌な予想ばかりでした。来週はミーアなのかな?偽側の代表の一人ですね。この作品が”偽”というものにどの様な回答を出すのか楽しみです。けどミーアの表情からは嫌な予感がorz。
ご返信ありがとうございます。
いかにして議長への支持を切り崩す描写にリアリティを持たせることができるかが、脚本家の力量の問われるところですね。
鍵を握るのは、やはり議長とミーア。
プラントの命運を賭けた今週の戦闘で、
『ありがとう、ジブリール』
という、レクイエム照射も計算づくであったことを思わせる議長の発言は、
『普通に平和に暮らしている人々は守られるべき』
という、シンの信念を真っ向から否定するもの。これらの暴露に一役買うのが、
『自分の役割』
から一歩踏み出してAAサイドに奔る描写が予想されるミーアではないでしょうか。さすがに『二人のラクス』の共同声明であれば、議長にも対抗できるのではないかと思ったり……甘いかな?
『二人のラクス』の共同声明は見てみたいですね。コニーナのように真偽を気にしない人も居れば、やっぱり真偽を気にする人も居るわけで。片方だけだと説得力が低くなるので、是非並んでほしいと思います。元々ミーアはラクスの立場を乗っ取ろうというではなく、ラクスの代わりにがんばろうというものでしたし。……あれ、現在の影響力は議長>ラクスだから議長は現状維持でOKな訳で……書いてて何かますますミーアが現在危ない立場のような気がしてきたんですけどorz。
そのことにより、彼を信じてアスランがザフトに戻ったことは誤りであり、また、未だに議長を信じているシンやルナといった他のザフト連中も、ラクスのいう「ザフトのXXXX」として、粛清されるべき存在なのでしょうか。AA以外に正義はないのでしょうか。
>覆すに足るだけの支持を得ることができるのか?
完全に覆っちゃって正義度(造語)がアークエンジェル>議長になってしまってはつまらないんで、互角くらいで最終決戦じゃないですかね。今のところ正義度は議長サイドの方が上なんですが、僕的には演説とかでアークエンジェルサイドの正義度が上がるのではなく、議長サイドの正義度の方が下がるんじゃないかと予想してます。議長の平和に反する者達に対するexecutionが始まるんじゃないかというのはその辺りも踏まえての予想っス。
IEさんなんかは議長が作中悪の黒幕、アークエンジェルサイドが作中正義サイドで描かれてると見てるみたいですけど、僕はそうでも無いと思いますね。議長は黒幕ポジションのキャラですが、作中悪というワケではないんじゃないかと。議長サイドのレイやミーアにも「偽者でも俺はイイ」とか「役割でもちゃんとやればいい」とか救いが与えられていて、議長サイドの正義度もかなり高いと思われます。唯一正義が悪の黒幕を倒して終わりというのではなくて、ずっと描いてきた相対正義が最後にぶつかって、やはり戦争は悲しいの悲哀エンドで終わるか、両サイドの理解が希望として描かれて救いエンドになるか、どっちか……というのが今話時点での見通しだと思います。
確かに、議長はザフトだけでなく全世界を味方につけてますが、裏で良からぬこと、つまり運命計画を企んでいる以上は、もうアウトではないでしょうか。この計画の障害になりそうだから、ラクス暗殺を謀ったワケですから、ジブリール並の悪役になってしまいますし、この計画が暴露されたら、世界中もタリアたちもイザークも手のひらを返すでしょう。
一方で、運命計画のネタを握っているAAサイドですが、彼らはカガリ拉致事件を発端として世界中を敵に回し続けて戦いを煽っている(しかも本人たちにその自覚は極めて薄い)ので、結局悪VS悪の戦い、ということなのでしょうか。
次回放映の直前でもありますが、少々横合いから失礼します。
>IEさん
<良からぬこと、つまり運命計画を企んでいる〜>
この部分は順接で結べないのでは?
議長のプラン自体は例のノートでも「一見、今の時代、有益に思える」と記されていたように、計画自体は「良からぬこと」と単純に断じることも「企んでいる」とマイナスだけの評価を与えることも出来ないのだと思います。
(勿論、ラクス暗殺未遂&偽ラクス台頭などは弾劾されるべき部分ですが)
結果、悪vs悪とも言えるし、正義vs正義とも言える……というか、個人に完全なる善・完全なる悪のレッテルを貼るのは難しいのではないかと。
・議長の大元の動機は未だに明かされてませんが、婚姻統制(というかグラディス艦長)と関わりはありそうで……でも、アスランとラクスはOKで、キラとの出会いはアスランにもラクスにも不幸との結論のようで。部分的(除、自分?)賛成派なのだろうか?
・「真か偽か」のCE世界に於ける最大の争点は、前作1話のタイトルでもあり、ユニウス7落下の実行者も語った「偽りの平和」「偽りの世界」といった辺りなのだと思う次第。偽物なら壊して良いのか、或いは壊さねばならないのか、壊してはいけないのか。偽りの平和・偽りの世界・偽りの人(個人)・偽りの人類(人種)・偽りの正義 etc...
>計画自体は「良からぬこと」と単純に断じることも「企んでいる」とマイナスだけの評価を与えることも出来ないのだと思います。
だとしても、なぜ議長はそれを前面に出さず隠し続けるのでしょうか。予想される大反対を押し切れるだけの正当性があるならともかく、どうやらそれは無さそうだから隠しているのではないか、との疑惑があります。
「一見、今の時代、有益に思える」ならば、今の一時代にかぎり、その計画を進めてみようか、と評議員たちや世界に問いかけることだってできたはずなのですが・・・。
このことから、実は運命計画は最初から存在せず、あのノートに書いてあることは、単なるボツネタ政策だったのではないか、という疑惑も出ています。
だとすると、議長は、本気でロゴスやブルコスを潰して世界秩序を再構築しようとしていた、ということになり、それを邪魔しようとしたAAサイドは、救いようの無いテロリストになってしまいます。
例えばデスティニープランが無かった場合のAAサイドはIEさんの主観では救いようのないテロリストでも、作中では、議長の平和のためには排除される側(ロゴス、ブルーコスモス、AA介入時はオーブもこっち側の陣営)は犠牲を出して力で強制排除していいのか?という視点からの正義の一つなんだなと思いながら僕なんかは見てましたね。
あのね、本作のテーマの一つは、
『遺伝子操作によって、人類をそれぞれに適合した役割に限定することで、過ちのない世界を築こう』
とする議長と、
『過ちを犯す人もいるけれど、それを糾す人もいる。ならば、人の持つ可能性を遺伝子ごと封印するのはいかがなものか』
というAAの、2つの思想の激突なわけですよ。そのことは、もう何度も描写された『作中における』規定事実であり(D・プランノート、ラクス&アスラン襲撃、レイによるシンの操縦、アスランの手を振り払うミーア、アスランとハイネの『割り切れよ……』という会話などなど)、今更それが判らないというのは、よほど『物語』の文脈が読めていないか、意図的に無視しているのか、どちらかでしょう。(続く)
いい加減、ハッキリいっちゃえばいいんですよ。
『私はAAの連中が大っ嫌いだ! 奴らをテロリスト集団に墜としてやりたい! そのためには議長がディスティニ−プランなんで物騒な計画を企んでいなければ、AAは議長と対決する意義を失って、単なるテロリストに堕する! だから私は議長がディスティニープランを推進しているなんて信じないぞぉっ!』
って。そうやって本音を吐露すれば、少しは楽になりますよ。
……って、次回の放送が始まる30分前にもなって、私は今頃、何を書いているんだ(汗)。











