鋭鬼さん燃えキャラだった!

 前回、死亡とか、重傷とか、暗い雰囲気になっていくのは作品の雰囲気と違うよなーなんて書いてたら、思いっきり笑いと燃えを含有しながら復活してくれました。「一晩寝て英気を養ったから」って。めっちゃ崖から落ちてたのに!
 とりあえず自分がザンキさんに言った語呂合わせギャグ(「鋭鬼さんには英気を……」)を鋭鬼本人に言われてリアクションに戸惑ってる轟鬼が面白かった。

 ◇

 本編は森、壊れた音撃棒、響鬼の戦いを目撃する明日夢くん、と、第01、02話を思い起こさせる構成でヒビキさんと明日夢くんの絆の進展を描きながらの、明日夢くんの復活ステップアップ話。

 「でもどんな時でも心だけは強く鍛えておかないと、自分に負けちゃうじゃないか」(ヒビキ)

 この実際に万引き少年に暴力をふるわれた件に関して直接言及するまでがいい感じに長かったです。明日夢母も、たちばなの人達も、森に連れだった当初のヒビキさんも、明日夢くんを想うがゆえに直接の言及を避けてたんですが、ヒビキさんがついに言及。自分が信じたことを信じて生きていって欲しい。明日夢くんがヒビキさんに惚れるきっかけになった第02話の「自分を信じること、それが自分が自分らしくあるための第一歩なんじゃないかな」に回帰するかのようなヒビキさんの語りで、明日夢くんようやく何かをふっきれモード。

 そして畳みかけるように、巻き込まれバトルパート。有言実行の、窮地に陥っても折れない心で立ち向かう響鬼の雄志を再び目撃して明日夢くん復活。ラストのスローモーションの神々しいく帰還する響鬼を見つめる明日夢くんのシーンは良かったです。ここまでカッコよく映る大人になりたい。

◇タオルを渡される明日夢くん、トドロキさん、シンクロ

 未だ弟子サイドの明日夢くんとシンクロモードのトドロキさん。大人サイドの導き手ポジションになれる日やいつに。それはそうと、弟子サイドの3人(明日夢くん、あきら、トドロキさん)のシンクロ成長話なんかも見てみたいですね。物語のラストに明日夢くんにスポットがあたるのは確実だと思うんですが、あきら、トドロキさんにも決着回みたいなのを是非用意して欲しいです。

◇次回サブタイ「鍛える予感」

 贅沢なもので、最初は仲間サイドは皆いい人で、建設的でコミュニケーション能力に長けている……と、そういった安心感が魅力だなと思って見てたんですが、それが30話続くと、今度は去年までみたいに衝突とかすれ違いとか、そろそろそういった波乱も見たくなってきたり。そんな折りにいい感じで明日夢くんのライバルキャラ、桐矢京介が登場する模様。今回は繰り返される実はイイ人パターンじゃなく(最後にそこに落ち着くのはイイけど)、ちょっとばかし視聴者にストレスを与える感じでしばらくかき回すキャラを希望。そういった異分子の登場がきっかけで、サブタイ(明日夢くんの)「鍛える予感」に繋がっていったら面白いと思うので。

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