ブログネタ
機動戦士ガンダム SEED DESTINY に参加中!

 ミーア視点からの総集編の趣もあったので、軽めに。
 「だけどみんなを励ましたいって気持ちはウソじゃない」(ミーア)

 全体的に、ミーアというキャラに救いを与えるかのような内容でした。悪い偽物として位置づけて着地させることも物語上は可能だっただけに、そうではなくてこういう風に描いてくれたのは嬉しいです。偽物を演じてはいたけど、励ましたいって気持ち、平和への願いに偽りはなかった。

 ただ前半の与えられたラクスという役割を満ち足りてやっていた部分の述懐を聞くと、デスティニープラン云々は置いておいて、「与えられた役割を全うするのは幸せ」という議長サイドの陽の部分も担ってたキャラだと思います。役割から外れたら排除されちゃうという陰の部分に裏返るまでは、議長サイドの正義度も高かったという。

 議長の正しさについても考え始めると、結局「人間にとっての幸せって何?」というえらく哲学的なことを考えなければならなくなるので、正直あんまりアニメを観てる時(リラックスタイムということ)には考えたくない感じなんですが、まあ、そこを考えて貰おうというのも作り手の意図にはあるんでしょうな。序盤から一貫して明確な答えを描くというよりは視聴者に問いかけるような感じで話作ってましたから。でもまあ、月並みですが幸せの形は人それぞれかなぁと思ってる僕としては、幸せの形を強要されるのはツライと思うのでやっぱりアークエンジェルサイドの方が好きですかね。

 ◇

 実はもうDESTINYに関しては満足してしまってる自分がいるんで、ラスト3話の最終決戦部分はそんなに視聴モチベーション高くなかったり。大まかには、議長、ミネルバ、レイ、シンVSラクス、アークエンジェル、キラ、アスランって感じの決戦だと思うんですが、僕的にはここまでの2サイドに別れてくるまでの過程がスゴい面白くて楽しめたので、あとの決戦はおまけみたいな感じというか。また、決戦は悲劇ベクトルが必ず入ると思うので、もう、できるだけ死んでほしくないとか、その辺りを祈るのみですわ。本当、中盤のアークエンジェル−ミネルバの理想と現実の対立から、終盤の自由と運命の対立に別れていくまでが面白かった。醍醐味は両サイドを行ったり来たりの部分だと思うんで(アークエンジェルサイドとミネルバサイドを行ったり来たりのアスランとか、先週の最後に運命(役割)サイドから逆サイドに揺れたミーアとか、その辺りの物語が好き)、その点で最後のシン物語は楽しみかな。最終回でシン物語の着地を描いてくれれば、もう、あとはそれまでの過程の両サイドの最終決戦とかは僕的にそんなに重要じゃないです。僕は前作の時もラスト3くらいから、フレイ物語の着地さえ描いてくれれば満足ということを書き続けてたんですが、それと同じ感じでシン物語の着地さえ描いてくれれば満足。ナチュラルサイドのフレイとコーディネーターサイドのキラが最終話で物語の着地的に接触って感じで、自由サイドの誰かと運命サイドのシンが最終話で物語の着地的に接触っていうのが美しいと思うんで。接触する自由サイドの誰かは、シンとの因縁度として本命アスラン、次にカガリ、そしてキラかなぁ。ただカガリは宇宙に上がってないので、ラストはやっぱキラかアスランでしょうか(両方でもいいんですが)。両サイドを見てきたという重要ポジションにいるアスランと接触or今まで対比演出のみで関係が語られ、直接対話は第08話の慰霊碑の部分しかないキラと最終話で接触……と、両方熱いシチェーションです。そこがやっぱり見所かなぁ。

◇次回サブタイ「新世界へ」

 正直デスティニープラン発表は話がデカすぎて見てて刺激が強かったです(管理人はちょっと疲弊中)。ますます刺激が強そうなサブタイなので、次週は録画してビクビクしながら見ようと思います。メインキャラ死亡の刺激にもそろそろ耐える準備しなきゃならないし。

 当ブログでは下のコメント欄で、閲覧者の皆様のコメント、感想を広く受け付けております。別に僕の感想と関係なくてもイイんで、広くSEEDの話題を書き込んでいただければ幸いです。トラックバックも積極的に受け付けております。気兼ねなくどうぞ。(ライブドア側の事情によりコメント欄に350字ほどの字数制限がついております、お気をつけ下さい)

前回の感想へ次回の感想へ