2005年09月12日
上品な一話でした/三十一の巻「超える父」/仮面ライダー響鬼感想
あくまで関節的に、含意のみで明日夢くんの父親に対する想い、成長を描いていたのが上質でした。最後の、「かがやき」をBGMに響鬼さんが頑張ってる所とシンクロしながら犬小屋を明日夢くんが作り始める所はちょっと涙腺にキました。実父への想いを込めながら実父の後を引き継いで何かを「作る」という場面が情念豊かな機微に満ちていました。何だよこれ、仮面ライダーじゃなくても普通の「家族」と「父親超え」を扱ったホームドラマとして最高だったよ。
また明日夢母の押しつけがましくない愛情がいいんだよね。最後に明日夢くんをタクシーで迎えにくるシーン、及び、タクシーの中のちょっとだけぎこちなくても愛情に満ちてた会話にやられました。別れた夫へも変わらぬ敬意を、何より明日夢くんへの愛情を、大きな心で全てをひっくるめて肯定するような、温かさに満ち満ちた場面でした。
◇
上の明日夢くんのイイ場面が最高に生きたのも、対比要因としての京介の方の話が効いてたからかなと。日常の実父の偉大な側面を明日夢くんが目の当たりにする一方で、ヒビキさんの日常の頼りなさに失望する京介とか、機微に満ちた話作りで温かく実父への想いを昇華した明日夢くんに対して、「響鬼か……。お前はいずれ、おれのものになる…」と、ちょっと歪んだ形で父性に捕らわれてる京介とか、京介の対比が効いてなければここまで明日夢くんの話の方で浄化感は味わえなかったと思います。今までの落ち着いた雰囲気を壊しかねないかき回しキャラですが、物語上は効果的なキャラだなーなんて思ったり。
◇威吹鬼さん弱体気味
火消しの風って感じで風と火は相性がいいような気がしてたんで期待してたんですが、いまいち活躍できませんでした。火VS火で響鬼がねじふせるという力技展開。イブキさん−あきらの何気ないお仕事モードの場面が見れたんで満足ですが。
◇次回サブタイ「弾ける歌」
新装備登場っぽい?ここ数年はサブライダーにも装備によるパワーアップが定番だったんで、響鬼以外の鬼のパワーアップにも期待です。そして何より響鬼の最終形態登場に今から期待かな(例年からしてもうちょっと先だろうけど)。最後は装備タイプでパワーアップだと思うんですよね。さらに鍛えてパワーアップはさすがに体壊しそうなんで。
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変調を入れ、際物キャラを出し、これまでやってこなかったテーマに触れても、やっぱり『響鬼』は『響鬼』でした。
切羽詰ってない、押し付けがましくないメッセージの伝え方は正しくこの話の魅力だと思います。
>「父親を超えて大きくなるものだろ?」
押し付けがましかったのはコイツ(笑)。この執着のせいで、視聴者は嫌が応もなく京介を警戒し、注意を向けます。
誰にも通庭するテーマを露骨に喧伝する人間には、やはり歪みというか狂気を感じるところがあるんじゃないかと。
この流れで明日夢の行動を促したのは上手というか卑怯(笑)。
明日夢は明日夢で、ただ遠くから見るだけでなく、「一応は」父に触れて、自分のvestigeを残して戻ってきました。「一応は」という匙加減がいい。
>装備パワーアップ
劇場版を観てきたから知ってます。アレはよく鍛えあげられた武器でした(笑)。
後はちょっと文句を。
響鬼さんの「逃げていた」発言はどうなんだろ?逃げていたというより、考えもしてなかった、のが正解じゃないのかな?
「不在」が響鬼を強く求める理由だが、そこで産みの父親のことが頭をよぎったりするんだろうか?
隣のおばさんをどう説得したのかは描かれていないが、父との関係を説明しなければ明らかに不審人物あつかいを受けるだろうから、おばさんには関係がバレた、と判断する。
で、あのおばさん、いかにもおしゃべりな感じがする。おばさんの口から明日夢の来訪のことがバレる、と明日夢は考えなかったのだろうか?別に父親へのメッセージの意味じゃないだろう。だとしたらやっぱり自己満足に見えるし、明日夢の成長としては見せ方がちと弱くあまり効果的ではなかった、というのが正直な感想。
息子を待ってた母は最高。
あ、そうそう劇場版観てきました。
平日、朝一番だったので客は私一人でした(笑)
>劇場版
そうか、劇場版ではもう新装備お披露目されてるんですね!そういえば毎年そうだった、不覚。劇場版は今年は行け無さそうなんで残念です。
>犬小屋作り
これはおばさんから伝わっちゃったんじゃないかとか、自己満足なんじゃないかとか客観的に分析してもしょうがないでしょう。自己満足かもしれないのも含めて最前の方法でないことは明日夢君も百も承知、それでもヒビキさんの「行動するしか〜」の台詞を受けて今できる精一杯の行動で示したというのが熱い部分なんですから(その行動が鬼パートの響鬼とシンクロ)。客観的に正しい手順を踏むなら、やっぱりちゃんと対面して言葉を交わすという、普通の話になったと思います。
んーまぁ、オレならこんなことはしないだろうってことなんだけどね。会社→病院→レストランでの行程で自分の父親が誇れる人間だった、それを確認できた→自分もがんばろう。それでおしまいじゃないんだろうか。
父を超えることはまだできなくて、近づこうと頑張った結果が犬小屋づくりというのはなぁ。別のやり方があっただろうと考えます。わざわざ新しい生活を頑張っている父親の家の隣で、ってのはやっぱり父親に自分を見て欲しいのか?と考えると成長したように見えなかった。明日夢と父を合わせないという話づくりなら、明日夢にはいっさい父にわかる形での痕跡を残してほしくなかった。(病院で父の同僚に聞いてる時点でたぶんばれてるが)
会いに行くか迷ってるという所から始まって、全く会わないか完全に対面するかの0か1かじゃなく、ちょっとだけ会えたという機微、そこで犬小屋作りというなんであれ行動を見せた明日夢くん。僕的には犬小屋作りのシーンは今話のクライマックスとして大絶賛です。






























