今週は次の号が土曜日に出ちゃうので、今回も週遅れになる前にショート感想で。「みえるひと」と金未来杯作品のみ。次号こそ普通に書けるといいな……。
●みえるひと

 アパートものらしく、新キャラの住人登場。徐々にメンバーが増えてきました。先週入れた学園もの要素の方でも新キャラとか入れて、どんどん掘り下げて各キャラ間の人間(霊)関係話を描いていって欲しいです。なんというか、もっと可愛娘ちゃんの新キャラを入れた方がいいような気はしますが。

 引きはじーさんがガクを疑うという謎かけオチですが、普通にミスリードでガク中心の救われ話と予想。ガクが言ってる「無視される悲しみ」が浄化される感じで。もちろんキーは姫乃で。タイトルの「みえるひと」である姫乃がとりあえず「みえる」ってことで無視される悲しみを無化というのは作品のテーマにそっててキレイだと思うんで。

●ナックモエ/第2回金未来杯エントリーNo.5

 「金のニオイがしだしたネ……!」

 このコマの悪人チックな主人公の顔が最高です。

 主人公が最後まで金金言ってるのがよかった。こういうのは金金言ってるけど実は……って感じで最後は慈善的にまとめるパターンが多いんですが(『ブラックジャック』パターン)、この作品は主人公が最後までマネーで押し切ってるのが良いです。

 バトル面も迫力アリで、せいぜいミドルキック→一番の見せ場(KOシーン)でハイキックという地味さがツボです。最近ではユートしかりで、こういうスポーツ(バトル)シーンが現実志向のスポーツ(バトル)作品は最近のジャンプでは流行らない傾向があるんですが(大仰な必殺技が炸裂のはったりバトルの方が受け入れられやすい)、ユート打ち切りの時にも書いたとおり、バランスとして雑誌に一つくらい現実路線の漫画があった方が、雑誌一冊で色々な味を楽しめる楽しさがあるよなと僕なんかは思ってるんで、そういう意味ではアリな作品でした。今回の金未来杯ではとりあえず僕はコレを一番におします。

 基本的には悪役を主人公がぶっ飛ばすという単純な話も読みやすくて良し。体罰教師を、マネー重視の格闘家が打倒と、なんかどっちにも潔白さとかが感じられない辺りがツボでした。


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