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 今週はレイ視点からの正義。レイ視点からだと完全にアークエンジェルが悪役に見えるのがスゴい。
 話としては面白いんですが、見る側としては単純に片方に感情移入できないんで困りものです。というか結構見ててヘコんだ。いっそレイがスゲー嫌なヤツで完全な悪役だったらアークエンジェル頑張れで素直に見れるんですが、これでは見ててレイの境遇が悲しすぎるだけです。

 そんな感じでレイ側の正義。テロメアが短いと、所々に挿入されていた諦観の理由も判明。これで最後の一物語としてレイVSキラがほぼ決まりですな。人工物対決再び。第1話の感想から書いてるけど、前作ラストのキラVSクルーゼの文脈の再構築という要素がDESTINYには一つあって、前作では作中悪っぽく倒されてしまったクルーゼ側に、レイを通して(またそれに関わるシンや議長を通して)救いのようなモノを与えているという。クローンという意味で「偽」でも生きたいじゃないと、真−偽テーマの最終章にして、クルーゼ−レイラインの正義。クルーゼとレイは親密にしていた描写がありますし、レイが何回もクルーゼがキラに討たれるシーンを回想してることから、敵討ち、憎しみの連鎖テーマの最終章にもなってます。レイ側の正義度も高いですよ。これにキラはなんて答えるのかなぁ。レイを正面から否定はしづらい。また「それでも守りたい世界があるんだ!」くらいしか叫べない気がするんですけど。悲哀エンドの雰囲気が出ていて見ていてスゲー落ち込む。

 ◇

 議長サイドのマイナス点は急ぎすぎみたいな点もあるかもしれませんね。そういえば議長視点の総集編の回でクルーゼの映像が議長に「時間がなくなるぞ」みたいに急かしてた気もしますし、アスランは議長サイドに渡ったのを「アセりすぎた」と反省していました。平和を築くのに、急ぎ過ぎてるというか。それに対比される考え方は時間はかかってもじっくりとだと思うんですが、『おジャ魔女』のラストみたいに自分たちの代では難しいかもしれないけど、次の世代が受け継いでくれれば……みたいな感じだと美しいんですけどね。一応、先週のミーア→ラクスとか、受け継ぎテーマの要素も入ってることですし。

 全体的に重くて見るのがしんどくなってきました。昨日視聴してからなんかどんよりしてしまって今も引きずってますし。残り2話キツイなー。ますます重くなりそうだし。今回みたいに感想短めになっちゃうかもしれません。ご了承下さい。

◇次回サブタイ「レイ」

 悲劇展開っぽい雰囲気で視聴キツそーだなー。救いある展開を切に希望しますよ。なんとか理解エンドはあり得ないものか。

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