非常に特別な思い入れがあって、好きなアーティストを一人上げろと言われたら迷い無く宇多田ヒカルと答えるくらい宇多田ファンな僕なんですが、やっぱりそれはこれからも変わらなそうです。久々に初聴きで泣けた。何の前情報も仕入れずに、本日購入して家に帰ってから落ち着ける環境で初聴きしたんですが、これはキタ。
未来はどこへでも続いてるんだ
大きな看板の下で
時代の移ろいを見ていたいな
絵画で白色を際だたせるためには、キャンパスに黒色も塗らなきゃならない。ポジティブを歌うなら、同時にネガティブも歌わなきゃならない。ネガティブポジティブたる宇多田楽曲の特徴ですが、今回も炸裂してます。ノスタルジーという言葉を使っちゃうとなんか陳腐なんですが、過去の不安、出来なかったことを長めに歌い上げてる部分が素敵です。それがあるからこそ、今、これからできることを歌い上げる部分の輝きが増しています。
とても懐かしく思うよ
このラストのフレーズ、「出来なかったこと」とか、なんか後ろ向きだなぁと思ってしまうのはにわか宇多田ファンです。ここから、「これから出来る」、「今なら出来る」、そういうイメージにも結びつけられて、ネガポジ両面に酔えるのがコアな宇多田ファン。
「あのね。今のお姉様の言葉ね、私には最大級の励ましの言葉なの」(志摩子@マリア様がみてる ロサ・カニーナ)
ってな感じで、ラストフレーズ、コアな宇多田ファンには最高に励ましの言葉なのでした。
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