今年のビジネス書部門、実践ベクトルのものではベストかなぁという勢いの一冊です。
特にコンバージョン率(実際に行動に移ってくれた人数/クリック数。つまり、100人クリックしてくれて、3人が商品を購入してくれたらコンバージョン率3%)に関して、キーワードマーケティングの場合、自然法則にも似た形である一定の数値に収まるという話は非常に驚きと共にためになりました。実際に僕のブログでのコンバージョン率も見てみたんだけど、確かに書いてある数値内に収まってました。へぇーボタンを10回くらい押したい気分でした。この事実により、売り上げ−広告費=利益(大まかには)が計算できるようになり、自分の考えてるビジネスがどれくらい見込みがあるか前もって理論立てることが容易になります。いったいコンバージョン率の秘密とは何なのか、知りたい方はいますぐ購入して読みふけるが良いかと思います。
ただ筆者の信念として、ビジネスはあくまで市場に自分を合わせる形、売れなきゃ話にならない!というスタンスが書籍全体からビシビシと感じられるので、どちらかというと市場よりも自分ありき、見込みが薄くても自分が好きなビジネスをやりたい、売れなくても心の交流みたいなものに価値を見いだしたい……とか考えてる人にとっては全体的にイライラさせられる一冊だと思います。その場合は理論だけ参考にして何とか自分のフェイバリット商品を売る工夫をしていきましょう。
あたりさわりのあることにも触れてくれてる一冊なので、そういうの好きな人にはお勧め。検索キーワード数の上位はポジティブワードが多いかのように思ってた温室指向の人は、すこしばかりネットの闇を感じて現実との戦い方を学ぶのが良いかと思います。
1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法
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