2006年10月19日

北嶋一喜「リザードテイル-マルボロ=キャシディと仲間たち-」掲載号/週刊少年ジャンプ(WJ)46号感想

 『大泥棒ポルタ』の北嶋氏による読切『LIZARD TAIL!』掲載号。「スマートに行こうぜ!」と呟きながら感想書きたいと思います。
●BLEACH

 いいのう、ルキアいいのう。学生?時代に同期とはなじめなかったルキア物語の中で、ようやく織姫と気兼ねない友だちになれたこの前の話があるので、そりゃ、ルキアは助けにきますよ。ルキア−織姫ラインの話はばっちりです。逆に「仲間だ!」と言いつつも恋次と織姫の間には何の仲間イベントも無かったように思うんですが、恋次−一護間、恋次−ルキア間には十全な仲間イベントがあったので、二人が行くならやって来そうです。あんま、主体性なくてもルキアの守り人、一護の同志的な存在です。人間関係カップリング関係では、ルキアは恋次か白哉で、一護は織姫という気がしてきた。ソウル・ソサエティ編で卍解ひっさげてルキア救出に一護が見参した頃は一護とルキア!って感じでしたが、最近はルキアは「兄様が……」とか顔赤らめてるし、一護のもとにはまる1話かけて虚圏に赴く前の織姫が訪れる話が綴られてます。一護がルキアを助けにいったのは護れなかった母親のトラウマの浄化的な意味合いがあったので、ストレートな恋愛では序盤の死神代行編から想いが綴られてきた織姫→一護に帰着した方がしっくりきます。ルキアの孤独とか、タメられてる要素がだいぶ消化されてきてます。あとは雛森の藍染依存克服物語と、雛森を傷つけた藍染への日番谷の怒りとかあるんですが、日番谷まだ来ないの?織姫拉致がなければ一番藍染と縁が深いのは日番谷ラインだと思うんですが。

●アイシールド21

 こっちも人間関係カップリングはセナと鈴音(神龍寺戦前のメール)、ヒル魔とまもり(今回)が濃厚になってきました。グフフ。

 十文字の「……」は、雪光先輩デビューとか、沢山あったタメの要素のほとんどを神龍寺戦で使い切った中、まだ残ってる「十文字の家庭問題を克服しての奮起」が王城戦で描かれる伏線でしょうか。てっきり王城戦で描かれると思ってた主人公セナのアイシールド外しイベントがもう描かれてるんで、残りはサブキャラのイベントで攻めます。雪光先輩デビューとかカッコ良かったんで一向に構いませんけど。

●魔人探偵脳噛ネウロ

 「魔帝7ッ兵器」登場はどこのスーパーバトル漫画だというノリになってきました。ムヒョの冥王召還にかけたような前フリエピソードがなく、いきなり召還してるあたりがスゴイです。

 本筋は、やっぱり弥子と篚口の出会いから張られてた、動機の弥子と、動機なんか無いという篚口の部分に回帰してきましたね。結局は、動機を弥子が見抜いて篚口が救われて弥子の勝利。ハッカーとしてネットの負の側面に浸ってしまってた感がある篚口が、電話線ひとつ無い山奥に歩いていって「酔いを覚ますのに丁度いい」というのはカッコいいラストです。PCの電源切って、携帯置いて、どこか自然のある所に旅してみる時に味わう開放感のようなものを思い出しました。弥子ちゃん女神じゃのう。植田佳奈さんボイスのドラマCD聴きたくなってきたのう。

●家庭教師ヒットマンリボーン!

 扉絵、骸と凪の運命共同体っぷりがカッコいいです。

 そんなクローム、置いてかれちゃったんですけど、普通に新しいヒロインとしてツナらのメンバーと絡むのでしょうか。バトルヒロインで素でほっぺにチューできる分京子ちゃんやハルちゃんよりも強力だよ!それでもまだハルちゃん派だよ!アニメ、ハルちゃん登場回だけでも見ようかと思ってるよ!「はひ」を生声で是非聴きたいと思ってるよ!

●P2!-let's Play Pingpong!-(ピーツーレッツプレイピンポン)

 アキラは男の子なんですか?女の子なんですか?「アキラ」て。名前がまたどっちでも取れるような!

 休日を舞台にして序盤は徹底して乙女ちゃんも絡ませてるのが好感です。やっぱ、部活漫画は男女共同参加型が面白いよ。

 乙女ちゃんの閃きのシーンに「今時……?」っていう電球マークを使ったり、そのあとの「勝負てのでどうよ!!」のコマで何故か乙女ちゃんの背後が爆発してたりと、レトロな演出もツボです。まあ、閃いたコマは、これは「ブログのネタになる!」的閃きだと最初思いますけど。乙女ちゃんには水泳部の自分の写真をアップするブログも開いて貰って、高菜さんとジャンプ最強のネトアはどっち!?的な勝負をしてもらいたいです。若さが勝敗を分けますが、高菜さんって今いくつ?

●こち亀

 中川親父が劇画タッチになるのが面白かった。

 一応、一つの家で密接に親睦しながら暮らしてる擬宝珠家との対比も入ってるのかなぁ。メールで繋ぐ家族の絆というのは、今の時代リアルにそんな感じですが。僕も学生時代に家族バラバラだった時は家族用のホームページ一個作ってたよ。

●リザードテイル-マルボロ=キャシディと仲間たち-

 ヒーロータイプの主人公、無口キャラ、天然っ娘と揃えてキャラクターエンタメしてましたし、徐々に「おちこぼれ」評価が実はそうじゃないんだと作中で覆っていく感じも面白かったんですが、後半のクライマックスのバトルが物足りなかったかなぁ。せっかくのキャラクターも、全員ブレイズショット撃っただけじゃん!みたいな。どうしてもこの前載った「スケットダンス」と比べてしまった。あっちは序盤に提示したキャラクターの魅力が一人一人クライマックスに発揮され、決め手も大技かまして終わりという単純なものじゃなく、色々と凝っていた。今のところは「スケットダンス」連載希望。読切読んでの僕の連載希望ってほとんど成就したことがないんで言葉にしてしまうの不安なんですが。

●エム×ゼロ

 めっちゃ、面白かった。見開きで大技掛け合って終わりのジャンプ的バトル漫画も読みやすいし、メイン読者層には受けてると思いますが、こういう様々な限定条件が絡み合う中でそれらをアイデアで練り合わせてあるかのようなバトルはやっぱり唸らされます。等身が半分ゆえにリーチ差でキックが届かない!って感じで限定条件をうまく生かして九澄が不利になったり、逆にそのリーチ差で気づきを得て長い腕がはったりだと見抜いたりと、本当よく考えられてます(気付くきっかけとして、愛花の口から情報が読者に提示されるタイミングとかも見事)。もう一つのパートの方もペーパーに磁力を混ぜてみたり、このまま行けるか!という所でワンヘアーマペットで操られて邪魔されたり……と、能力ものをフル活用してて面白いです。お色気無しでもこんなに面白いのに、掲載位置はやや下気味。『プリフェ』と同じく良質の中堅漫画として長く続いて欲しいので、頑張って欲しい所です。

●斬

 月島さんが涙目で助けられるお姫さまポジションに……とも思ったけど、討条の相手は斬になるわけだから、やっぱり坊ちゃんの相手は月島さんしかいないよな。あれかな、普通の刀が手には入って逆転するパターンかな。短い刀振り回す月島さんの絵がシュールで好きだったりしますが、まあ、月島さん活躍のカタルシス見たいし。

 双刃殺は結構カッコいいと思いました。鉄壁の小手を攻略するのに、小手を避けて斬撃を加えるのでなく、真正面から小手の鉄壁さを凌駕する一撃を加えてる辺りが。

 ラスト2コマ目の月島さんに爆笑してしまった人がいるんで、超ヒマな人は見てやって↓

 アニメ武装錬金OP『斬』ヴァージョン

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この記事へのコメント

1. Posted by fu-i   2006年10月21日 06:43
「アキラ」って女の子でとれますか。
なら、読者へのショタロリ両対応ってことか。
神田や五嶺もそーなのかえ。

>マルボロ=キャシディと仲間たち
わあああ
あいばさんがおふざけで付けてあるのかな
って思ったら(そんな人じゃないか)、
ちっちゃな文字で書いてあるよお!
おそれいりましたぁ
2. Posted by あいば@管理人   2006年10月25日 06:55
>アキラ

今週号見たら男っぽかったですね。乙女が「美人顔」と評していたんで、女の子もありかと思ったんですが。

>マルボロ=キャシディと仲間たち

サブタイに小さくついてました。
「仲間たち」とつけたわりにはあんまり仲間たちが活躍しなかった読切という印象でしたが。
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◇奈須きのこ『空の境界』◇

 一話ごとに、「俯瞰」、「痛覚」、「矛盾」、「記憶」、そして表題「空の境界」といった概念を濃密にテーマとして絡めて煮詰めきってるのが凄まじいです。一話一話が高密度であるだけでなく、全話を通してみると、それはそれでしっかりと一本通った伏線、テーマが縦軸として存在すという美しさ。概念云々だけじゃなく、ストレートに切なさが残留する恋愛小説としても読めます。初読で満足できず、繰り返し読み返す類の作品です。

空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)
空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)

空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)
空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)

空の境界 下 (3) (講談社文庫 な 71-3)
空の境界 下 (3) (講談社文庫 な 71-3)

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