儚い夢のような、回帰点。
156時間目「みんなの力が世界を救う」で、「皆の力でここまでこれたんだ」と、仲間パワー(3-Aパワー)に後押しされてここまで来たネギVS葉加瀬や何人かの協力者がいるものの、どこか独力で孤独に戦ってきた超。最後にネギから超にかけられる問いは、「超さんにとって3-Aの皆は何だったんですか?」。超の答えは、楽しかったという誤算にして儚い夢のようなもの。その言葉を聞いた時のネギの表情が熱かった。おそらくは超を3-Aの仲間のもとにすくいあげてみせるという決意を固めた顔ですよ。超、全てを費やしたという自分の正義を貫こうとする表面的な行動・言葉の裏で、とにかくどこか孤独で、無理をしていて、どこかで倒されるのを望んでるかのような描写がちらほら入っておりました。
超を頼むとネギに託したクーフェイの絵なんかが挿入されて、お前はそんなに孤独じゃないんだ!と優しく語りかけてる構成が熱いです。今話のタイトル「勝ち残ったものこそが正義!!」はテーマ上はダミータイトルみたいな感じですかね。ラストは言葉では無く力で打ち倒すのが誠意としながらも、そんな「3-Aは楽しかった」という超の裏側を汲み取って、救いだそうとするネギ……という雰囲気を漂わせて、敗者への救済を暗示させるラストでした。ラストの敗北した超の絵は、正義に打倒された作中悪でもなんでもなく、純粋な「救済の対象」というべき趣でした。
王道構成なら、ここから超の動機が過去(未来から来たから未来?)エピソードとして入って、最後にネギの手で3-Aの仲間のもとに超が救い出されてフィナーレかな。やっぱり、決戦エピソードの前の超を囲んで3-Aでワイワイやってた超のお別れ会の風景がこのVS超編の回帰点だったってことですかね。
次週は休載ですが、待ち遠しいです!
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今回は大ゴマ決めゴマ多くてド迫力でしたね〜。魔法同士の撃ち合いなんかは、序盤のエヴァ戦を思い出したりしました。
今回の超の描写については、私は倒されるのを望んでいるというのではなく、ネギを認め、最早自分はネギに勝てないだろうと感じつつ、それを分かった上でそれでも持てる力の最後の1滴まで出し尽くそうとしている。
あの計算高い超が、もう勝算はないとわかっていても、すべてを賭けてきたのだから最後まで止まるわけにはいかないと
もがいているように見えました。
だから、最後の超の表情は、「ほら、やっぱり負けた」という風に読み取りましたが・・・どうでしょうか。
とりあえず、ネットの千雨の方もありますし、まだもう一波乱くらいはあるかも。次回が楽しみです。
ではでは〜。