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 今週の「魔法先生ネギま!」。タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想です。
 大きいエピソードから、徐々に日常パートへ向けて慣らし運転みたいな感じのお話?
 ◇

 大きくは2点。1点目は、158時間目「誰もが未来を背負ってる!」の、

 「夕映さん…本当のことを言って下さい。僕は僕達自身のために悪を行う。それを逃れることはできないのだと」(ネギ)

 の場面をうけて、ネギの成長物語でもあるこのお話で、超編を経てネギが得たものは、この「キレイなままではいられない」という点が一番のポイントであることが、エヴァ師匠から確認されたこと。そういえば前にエヴァ師匠が同じ趣旨のことをネギに既に言っていたんですね。「師匠の言った通りでした」という形でエヴァの前で確認される形になりましたが、こういう「ずっと前から色々繋がってる感」が「ネギま!」の魅力でもあります。
 また、この悪の論理もあってしかりみたいなことをエヴァが語る場面での、明日菜、刹那、木乃香の三者三様の反応のコマ(表情だけで見せてる)がいいですな。なんだかんだで色々見てきた明日菜は複雑な表情だし、まほら武道会編のVSエヴァ戦でその辺りを色々考えさせられる点があった刹那は真剣な表情だし、まだそういう所とは疎遠というか、悪がどうこうと深く考えさせられるお話が入ってない木乃香は「なんか難しい話や!」的な頭イッパイイッパイな感じのコマになってるという。

 もう1点は、まだまだお父さんを追うことになると回りが見えなくなるネギと、それを制止する明日菜……みたいな構図は続いているという点。つまりは、まだしばらくは、作中のネギの表面上の目的は「お父さん」でお話が続いていくのだという点。この辺りは序盤からずっとそうですね。「お父さん」原理主義につい走っちゃうネギを、明日菜が「3-Aのクラスメイト達」の方に引き戻すという形のお話。今回も地味にですが、まだ期末もあるのよ!みたいな感じで、「お父さん」の方に走り出しかけたネギを「3-Aのクラスメイト達」の方に明日菜が引き戻していました。

 この辺りは「まほら武道会編」の感想で書いた通り、ナギ自身から「お前は おまえ自身になりな」の言葉がネギに贈られてることですし、今回のVS超編でもナギだったら超に加勢したかもしれないという高畑先生の話を聞いた上で、ネギは敢えて超を止めにいったということである種のお父さん離れの第一段階が描かれており、やっぱり最終的には「お父さん」VS「3-Aのクラスメイト達」の構図で選択肢がネギの前に提示される展開になっていくのではないかと思います。

 ◇

 あとは、エヴァンジェリンがクウネルの前だといじられキャラになってるのが普通の面白かった。師匠もある意味ギャップ萌えを地で行ったキャラですよね。

 ◇

 あとは先週の感想の補遺的なお話ですが、僕の稲妻に撃たれたかのようなカット(ネギに恋心を抱いてる比喩?)が古老師にも入ったのが新鮮だったという話を受けて、ズバリ作中でネギと結婚するのは古菲ではないか説を唱えてみたシータさんに同意。同意というのはカップリングとして個人的に好みだという類の話ではなく、作中で確かにあり得そうという点での同意(想像力・妄想力フル回転としつつ、中々、なるほどな感じの根拠をあげられております)。
 バカだっていいんですよ!むしろ、ネギみたいに理論っぽく考えがちなインテリ指向の男は、伴侶には同じような既知にあふれる女性よりも、何気ない会話で直感的に満たしてくれる女性を選んだりするものなのです。カーネギーの名著『人を動かす』でも、ディズレリーの奥さんはギリシア時代とローマ時代がどっちが先が分からないような人だったのだけれど、才女たち相手の既知の応酬に疲れて帰ったディズレリーは奥さんとのとりとめのない会話にものすごく癒されてた(そしてものすごい円満な夫婦関係を築いた)なんて話が紹介されてますし。今年のネギま同人誌の主流は、「クーネギ」です!頭いっぱい使ってイッパイイッパイな感じになったネギが、バカだけど明朗な古菲に癒されるお話。ああ!なんか普通に読みたいかも!

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→第6弾は木乃香


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