悶え悶えの重大発表。
次回にて第一部(一学期編)完結!
な、なんだってー。そして、今回の内容から察するに、次はウェールズに舞台を移しての夏休み編という雰囲気ですよ。今までキャラクターとして育ててきたクラスメイト達を脇において、ネギ(と明日菜)、アーニャやネカネ姉さんといったこれまで重要ポジションだけど顔見せ程度だったキャラ、そして新キャラ(たぶん)での新展開ファンタジー編をやるというのでしょうか。だとしたらもの凄い決断です。
ま、まあ、ネギのみならず、魔法無効化体質やオッドアイ、そして時折挿入されるナギパーティに幼明日菜が同行していた過去描写(けど現在の明日菜はそのことを忘れてる)……といった伏線を回収するにはどこかで大きなファンタジー編をやるしかないんですが。それにしても、VS超編で「現実か?ファンタジーか?」という問いを掲げておいて、ラストに千雨に「私は私の現実を守る!」と言い切らせておいて、敢えて続いてファンタジー編に突入するとは。そう簡単に分かりやすいメッセージは提示しない、味わい深い作品だなぁ。
で、そんな展開へ向かっての、今回ラストの、
「その時は……アスナさん、パートナーとして僕といっしょに来てくれますか?」(ネギ)
ですよ。
悶え悶え。
アスナへの信頼という形でネギの成長を描写したワンシーンです。
思えば、何事も一人で背負いこもうとしていたネギが、エヴァンジェリン編にて、初めて助けに来てくれた他者に「ありがとう」を言ったのも明日菜に対してでした(コミックス第3巻の感想を参照)。そして、それからも何回も独力志向と仲間志向の狭間をいったりきたり繰り返しながら、長い一学期の物語を経て、ようやく他者(明日菜)に対して明確に自分から助力を頼んでるわけですよ。ネギの成長です。
そして、今回そこに至るまでの3-Aのクラスメイトに心を込めて成績をつけるシーンとか、教室での演説のシーンとか、ちょっと遺言めいてるというか、最後に明確にネギの口から語られますが、もう「戻ってこれないかもしれない」と、そこまで覚悟の上でお父さんを追うと決めて、その残りの時間として3-Aと関わってるのが今話なわけですよ。
そんな、戻って来れないかもしれない旅路へ、明日菜に来てくれと打診するというのがもう熱い。告白です。一人選ぶなら(恋愛感情とは別な感じだけど)、明日菜。物語冒頭当時のネギだったら絶対一人で行くと言ってこんなこと言わなかったのに、物語を経てアスナさんなら……という気持ちになってるのが悶え悶え。
あー、こういう展開いいな。ここを読んでる「ネギま!」ファン層とまったく重ならないような作品から敢えて例をあげると、『明日のナージャ』でナージャがダンデライオン一座編を終えて、ダンデライオン一座から離れて一人旅を決意する場面で感じた感動(あるいは居心地の良い仲間との時間よりも、ネギはお父さんを、ナージャはお母さんを追うことを決意する)。その時、作品のifとしてケンノスケだけに「一緒に来てくれる?」と打診したかのような感動。本当にこの例は分かりづらい。
次週楽しみ。一つの最終話なわけだから、感動させてくれそうです。
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