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 今週の「魔法先生ネギま!」。タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想です。
 一学期編、フィナーレ。
 ◇

 前回の、「その時は……アスナさん、パートナーとして僕といっしょに来てくれますか?」はちょっとしたミスリードだったー!普通にネギ、のどかや夕映にも言うつもりだったー。

 一学期編の末に、恋愛感情とは違くとも、一人選ぶ人として明日菜を選んで次の話へ……というのも美しいと思ったんだけどなぁ。やはり沢山あった人間関係構築劇の中でも一番顕著だったのは第01話からのネギ−明日菜の関係だったと思うんで。まあ、読者の僕だけじゃなくて、作中でのどかと夕映(と明日菜本人)もネギの言い回しに引っかかってコメディな一幕を打ってくれましたけど。

 でも、そこから続く、一学期編のまとめ的なシリアスなネギの決意の告白と、それを受け止めて言葉を返す明日菜の場面は良かったですね。ちょっとジンと来た。

 ずーっと物語として、お父さん志向か?3-Aの皆志向か?という二者択一的な命題として、ネギはその合間で揺れ動くというお話が一学期編では描かれてきたんですけど、一学期編のまとめとしては、「ネギはやはりお父さん志向をやめることはできない。だけど、その合間で揺れ動いて悩む状態そのものを許容しながら前に進みたいと思う」これがネギ側からの解答でしょうかね。物語冒頭からに比べて、「迷いの許容」と、「お父さん志向でも独りではない」が加わった点がネギの成長でしょうか。「迷いの許容」は超編で散々迷い悩んで、ある種の二元論の否定(超が悪で、自分が正義という風には割り切れない、自分も常に何らかの悪を担うことから逃れられないという気づき)に行き着いたがゆえ、「お父さん志向でも独りではない」は、明日菜をはじめ、仲間達の必死のアプローチがようやくネギに届いたがゆえ……という感じ。2年次の学期末テストで失敗した(と思いこんで)独り学園を去ろうとしていたネギが、学園を去ることになるかもしれない事態において、仲間に対して「僕といっしょに来てくれますか?」と言えるようになるまでになるとは思わなかった。独力志向の仲間パワーによる緩和。中々いい話。そう思うと、一学期編のラストエピソードが2年次の学期末テストエピソードと対応するように期末テストエピソードだったのも構成として美しいですね。

 そして、そんなネギの一学期編の解答に対するアスナの返答が、

 「いいよネギ そのまま進みな。お父さんを目指して真っ直ぐに。そんなあんたを守るって……刹那さんと決めたんだった」(神楽坂明日菜)

 ここ良かった。ネギの「お父さんを追うことを止めたら僕は僕では無くなってしまう気がする」とまでの言葉を聞いて、「うん……それで?」と返すアスナのコマ辺りからヤバかった。ずっと、ネギをお父さん志向から3-Aの皆志向の方に持ってこようとしてたアスナが、一学期編のラストにてネギのお父さん志向を許容。だけどそれは二者択一的に自分を含め3-Aの皆を切り捨てることではなくて、「あんたを守る」と、明日菜側からネギのお父さん志向に協力してあげられるようになるまでに、二人の関係が進展しているからこその許容。ネギの周辺でも、ネギのお父さん志向と3-A志向の間に立たされての生き方に、うまく止揚する形で向かい合えるようになったって感じでしょうか。「あんたを守る」は、普通にカッコいい。ちょっとしたヒロインとヒーローの逆転構成チック。

 ◇

 というわけで、一週あいて次々号から、「夏休み編」スタート。序盤は普通に夏休みの風景っぽいんで、大きい話と思われるウェールズ編に入るまで、どういった過程でネギと一緒にウェールズに渡るメンバーが選出されていくのか楽しみな所。超編までのネギパーティだけというわけじゃなくて、サプライズ人選があってもいいような気がする。

 ◇

 ラストの木乃香を使って挿入される陽光のカットから、「夏休み」に入って誰もいなくなった3-Aの教室の絵で締めは美しいラスト。一学期編、面白かったなー。

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