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 今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.146「夢で視たもの」の感想です。
 思ったより最終章っぽい?
 ◇

 「させない、あんなことは」(サクラ)

 ……のサクラのコマに映ってた映像がインフィニティで起こるサクラが先読みした悲劇的未来の映像と思われるので、血を浴びてる真・小狼と黒鋼……という映像から、消去法、およびアシュラ王復活の伏線から、悲劇が起こるのはファイに……の模様。

 ただ、近話の「XXXHOLiC」で侑子さんがサクラ達が「選んだ」ことによって世界が変わり始めてることを述べており、予定調和に起こりえるそのファイの悲劇的未来に対して、サクラ達の選択が未来を変えていくという熱いお話なのかも。今話では、明らかに自分を犠牲にしてでも未来を変えに行ってるサクラに、最後にファイの腕を掴む黒鋼、「個」として勝ちに行ってる真・小狼……なんて辺りの要素が、予定調和の悲劇的な未来には無かった要素と解釈したい所。あとは、ファイ自身のそういう要素がなくちゃ!

 引きは黒さま曰く「なんじゃありゃ」な世界観がドラゴンボールのエネルギー砲を放つオートマタ「ヒカル」に、それを必殺のい雷帝招来で迎え撃つ真・小狼。だけど、真のクライマックスはファイとアシュラ王の接触になる予感。

 もう、ここまで来たら「XXXHOLiC」と対で読んでないと損だからそっちの方も語っちゃいますけど、今週の「XXXHOLiC」第132話では、倒れ込む四月一日を見て、「最後の瞬間が近付いてる……」とつぶやく侑子さんの絵で引きになっています。おそらく、四月一日の悲劇的な未来と、ファイの悲劇的な未来がシンクロされて描かれており(詳しい意図は不明なれど、ツバサ17巻の感想で書いた通り、四月一日とファイはシンクロ演出が行われている)、そんな「最後の瞬間」を如何に乗り越えるか?というのが主題のお話になっているのだと思われます。くしくも、「XXXHOLiC」の前話で、四月一日が『ツバサ』〜『XXXHOLiC』を通しての侑子さんのキー台詞、

 「この世に偶然は無い、あるのは必然だけ」

 を印象的に口にしています。なので、今回はそんな悲劇的な必然が、打ち破られる、あるいは、新たなる必然で上書きされる様を描くお話なのだと思います。救うべきはファイと四月一日。悲劇の予定調和を変えうる選択は、近刊の百目鬼の選択、ひまわりちゃんの選択、サクラの選択、黒鋼の選択、真・小狼の選択……といった所。四月一日とファイがシンクロされてるだけじゃなくて、17巻で同じく描かれたひまわりちゃんとサクラのシンクロ演出が今回も描かれるのでは?という予想もわりと本命で、さらには、「XXXHOLiC」の方で今回鍵を握ってる五月七日小羽ちゃんと、「ツバサ」の方で鍵を握ってる「彼女」なる存在も明らかにされてる点で、この辺りのシンクロ演出も来そうな予感。東京編で一クライマックス迎えて、少し息をつくのかと思いきや、たたみ込むようにクライマックス2に突入してるなぁ。

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