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 今週の「魔法先生ネギま!」タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想、170時間目「とんでも部長就任テスト」の感想です。
 新章の特徴は……。
 ◇

 赤松先生の日記の3月23日の箇所、

 ネギま「夏休み編」の新展開は、(ラブひなでも途中採用された)ある特徴 があるので、描いててとても新鮮です。

 の部分は、視点をヒロイン視点に切り替える点を指しているのではないかと今話を読んで思いました。『ラブひな』でも、景太郎視点でずーっと進んできた受験編が終わって、可南子編に入ると、視点キャラが成瀬川に切り替わるんですよ。で、成瀬川から見た景太郎が描かれる話になる。で、読者としても成瀬川視点から見ると、あー、景太郎って結構凄いヤツだったんだなーと思えて、男主人公の株も上がると、そういう手法ですよね。

 で、前回の新章開幕が、アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアなる明日菜の本名が明かされるショートエピソードから開始したように、この「夏休み編」では明日菜が重要キャラなのは明らかなワケですよ。そして、前回、今回と、とりあえずここ2話を見た限りでは、視点は思った通り明日菜に固定されています。今回の、エヴァが出した部長就任テストで、明日菜視点からネギの凄さ、自分との差を思い知る……なんて場面は、まさにこの視点を明日菜に置くやり方が効果的に出てる部分ですね。奇しくも、というか、この視点切り替えを使うにあたってやりやすいお話として、新たに視点キャラとなったヒロインが「試される」お話が入るわけですよ。『ラブひな』でも、可南子編に入った直後は、成瀬川の景太郎への想いを、可南子というキャラがジャッジする/試すお話でした。それが、今回は『ラブひな』の可南子編での可南子の役割をエヴァが担って、新たに視点キャラとなった明日菜のネギへの想いを、ジャッジして/試している部分なんじゃないかと。

 『ラブひな』の可南子編よろしく、そうやって試されたヒロインが、一度は私のアイツへの想いってこんなもんだったの?的に落とされて(それを突きつける、『ラブひな』可南子編序盤の可南子も、今回のエヴァンジェリンも、ヒロイン視点から見ると相当ニクらしい(笑)、そして、可南子にしろ、エヴァにしろ、自分も主人公を想ってるがゆえの、若干の嫉妬が入ってる部分も結構同じ部分)、そこからはい上がって主人公への想いをステップアップさせるというのは、もう、王道ですね。

 というわけで、今回のラストのみじめな明日菜の図での引きは、読者に明日菜とシンクロしてフラストレーションをタメて欲しい部分じゃないかと。そうやってタメられて、解放されるカタルシスに乗せてこそ、視点キャラとして採用した意義があるというもの。少年漫画で視点キャラに女の子(ヒロイン)を置くというのも、普通に考えたらかなり冒険な気がするんですが、『ラブひな』で一度成功してますからね。赤松先生の経験値に裏付けされた、ご自分で書いてる通り「新鮮」な手法だと思います。これは、今後描かれるであろう、アスナがネギを助ける場面にしろ、アスナがネギに助けられる場面にしろ、読書時はかなりアスナに入れ込んで爽快感を味わえるんじゃないかなぁ。

◇今週の木乃香と刹那

 メイド木乃香に、お嬢様にご奉仕させるなど……という反応を見せる刹那。むしろ、ご奉仕するなら私が、お嬢様のメイドになるなら私が……的な勢いなのが非常に可愛いです。

◇今週の明日菜とエヴァンジェリン

 上で書いたように、単純に明日菜を試してるだけじゃなくて、エヴァとしては、109時間目「悪い魔法使いの物語」で、自分の過去に対しても「今からだって全然遅くないよエヴァちゃん。幸せになる権利は誰にだってあるんだから」と言ってくれた明日菜にもう少し高みに達して欲しいという想いもあるんじゃないかなぁ。今回の明日菜は「口先だけ」っていうキーワードも、エヴァVS刹那戦で、刹那は「口先だけじゃない」とエヴァが判定したのに重なってくる部分だし。いずれにしろ、色んな意味でエヴァ師匠はメンターポジション。

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