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 昨日NHKBS2で放映されたアニメギガ(平野綾さん出演回)の感想です。これは、いい番組だと思いました。ふんだんに『涼宮ハルヒの憂鬱』の映像を使って、裏話込みで、平野綾さんと『涼宮ハルヒの憂鬱』について掘り下げてたのがヨカッタです。
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 一番印象に残ったのは、その凄まじさに異論を唱える者の方が少ないであろう、伝説回第12話「ライブ ア ライブ」のライヴシーンは作り手としても平野綾さんとしても特別な1話で、平野綾さん、番組開始前から、「『ハルヒ』という作品が決まるのはこの回」と言い渡されていたそうです。演技しながら歌うことの難しさ(たぶん、ハルヒの演技だけじゃなく、あくまで高校の文化祭という場に応じて、かつ、普段ツンとしてるハルヒがバンドメンバーの心を汲んで舞台に上がったという場面上の微細な心情を表現しながら歌うことの難しさという意味だと思われる)に加え、学生時代に誰もが経験する、文化祭が終わった後の、日常に戻ってきてしまった何とも言えない気持ちを表現する、ライヴ後のハルヒの何気ない台詞にもの凄く気を使ったというお話でした。いや、確かにあのエピソードは凄かった。

 全体的に『涼宮ハルヒの憂鬱』の名場面オンパレードが番組内で使われていたんですが、あらためて俯瞰して見て記憶が思い出されて、やっぱり凄い作品だったとしみじみ。また、放映当時はPCの小さい画面で見てたのを、昨日のアニメギガは居間の大きいTV(画質も良い)で観たんですが、やっぱり映像美は凄まじいものがありますね。全話録画してるけど、やっぱりいつかDVDでも揃えようかなぁ。

●平野綾さんによる『試作品神話』朗読

 TV越しでも引き込まれた。平野綾さん自身読み込んでる作品ということで、作品世界の再現率というか、声だけで作品世界に聴き手を巻き込んでいく様がすごい。未読作品ですが、哲学的で面白そうなので、原作も今度手にとってみようと思います。

●『涼宮ハルヒの憂鬱』のDVDは累計80万枚

 『ガンダムSEED』が130万枚だったと思うので、やっぱり、深夜アニメの、しかも14話しか放映されてないアニメとしては凄まじい数字。1年経った今でも、ハルヒ旋風続行中だもんなぁ。

●平野綾の憂鬱

 というか憂鬱でも無い!というお話。涼宮ハルヒというキャラであまりに有名になりすぎてしまったため、平野綾=涼宮ハルヒだと思ってるファンも当然出てきてるんだけど、「ハルヒも私から生まれた一部だから、その解釈もアリ」と答えていたのが印象的でした。キャラと私は別物、私個人を見て!という意見も一つは成り立ち得るだけに、逆にハルヒと見てもいいよというのが何かカッコ良かった。

 憂鬱というか、目標としてあげてたのは、ハルヒ破り。涼宮ハルヒはハマり役で自分にとっても大事な役だけど、その中に留まってしまうんじゃなくて、常に自分の世界を広げ続けていきたいと語っておられたのがカッコ良かったです。やっぱり一つの成功を経験した人というのはマインドが違う。5歳も年下の方ですが、素で尊敬。

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 視聴しててハルヒ熱再燃してきました。また、再視聴しようかのう。DVD欲しいのう。

試作品神話

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版

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