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 今週の「魔法先生ネギま!」タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想、178時間目「夏だ!海だ!告白だ!?」の感想です。
 水着です。
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 夏ということで、海だ水着だなエピソード。作中で一応一度しか訪れないと思われる夏という季節。海というシチェーションで水着というのは赤松漫画では勝負どころだと思うんですが、わりとあっさり描いちゃっていいんでしょうか(ポロリくらいあるかと思った)。まあ、この後3回くらい海で水着になるかもしれませんけど。というか海じゃなくても水着になりまくりな漫画ですけど。そもそも、水着っていうかお風呂で全裸とかやってるんでセクシャル度からすると既に通過した地点なんですけど。でも赤松先生はあえて全裸より水着着てる点に価値を見いだす方だと思うんですけど。

 水着が出てきたというだけでそこまで想いを巡らせてしまう漫画も僕的に稀なんですが、水着シチェーションの料理の仕方はやはり上手いです。全ては、胸の無さを気にするのどかと夕映という図で、二人のバストを際だたせる絵を見せるために逆算して水着シチェーションでこののどかと夕映のまき絵や委員長に対する女性力としての劣等感を描いたんだと信じたい。最近の世の中には貧乳に対するニーズが確実にあるわけですが、そんな貧乳ニーズの中のさらなるニッチニーズとして、「胸が無いのを気にしてる女の子に萌える」層というニーズもあるわけで、そんなスーパーニッチニーズのかゆい所に手が届くこの漫画。一般にニッチなニーズをターゲットにして絞って絞った方が、その絞られた側のニーズど真ん中の読者の支持は高騰するということで、地味に戦略めいてます。そもそも、裕奈の巨乳化設定追加すら、ここでコントラス効果でのどかやゆえの貧乳コンプレックスを際だたせるための戦略だったのではないかと思えてくる。乳の演出一つにそこまで考えてるとは思いませんが……とまとめようとした所で、いや、やっぱ考えてるかもしれないと思い直してしまうのがこの漫画の怖い所。

 乳の話で感想の半分が埋まってしまいましたが、他としては委員長とアスナの関係の継続も嬉しかったです。前回で非日常組との力量差を見せつけられて、そのまま日常組がフェードアウトというのはさすがに淋しかったんで、ここで委員長一行がウェールズ行きとなる展開は嬉しい。物わかりよく引き下がる……と見せかけておいてひっくり返す描き方も、委員長らしさが強調されてて良かった。あれですね、最後に海の中で見つめ合ってるコマで、「危険な場所」にさえ行かなければいいんでしょう?という委員長の言葉がアスナにだけ聞こえるように発話されてる部分とか、それを受けてアスナも最後の所では「委員長はともかく」と、他のクラスメイトよりも別格で委員長を認めてるあたりに萌えを感じる部分です。

 引きは、明日菜の気遣いに繊細ゆえに気付いてるっぽいネギという図で良い話で終わりそうな所を、アーニャ来襲で起爆させて次回へ。ネギと明日菜のちょっと深い絆をその周辺から見てるネギの恋話要因群(代表は今回ののどかと夕映)の中に、アーニャという新キャラ投入でどうなるのという感じで気になる引きでした。思えば、幼馴染み属性が出てくるのは「ネギま!」では初でしょうか。「ラブひな」で煮込みきったこの属性を今度はどう料理してくるのか楽しみです。

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