ブログネタ
今週の週刊少年ジャンプ に参加中!
 やっぱりもう載らなくなるのかと思うと寂しい。ありがとう、ボーボボ、ありがとう澤井先生。
●エム×ゼロ

 予想通り、魔法による過去改変は否定される感じで集結。というか『おジャ魔女どれみ』シリーズなんかでもお馴染みの魔法物作品の帰結として、魔法というスーパーパワーに頼らずとも、人間の素の努力の力や仲間パワーで問題は解決していける……というのをメッセージの落としどころとして描くんだよな、普通。

 なので、今回も九澄の人望は魔法によるところじゃなくて、九澄が九澄だからとう人間性による所だと収束しているんだと思います。だから、お母さんに会うという愛花の目標にして九澄の目標である作中の現在の目標も、最終的には魔法で会ってもしょうがないよね、今いる友だちや家族が大事だよね的に落ち着くんじゃないかと今から予想しています。

●「ONE PIECE」第461話“ゴーストバスター”

 チョッパーカッコいい。医者の矜持をかけてのVSホグバック。チョッパー限定では今までで一番カッコいいんじゃないだろうか。めずらしくチョッパーがそんなことを言い出すのを一瞬で察してチョッパーにまかせて先に行くルフィも、サポート用に(ホグバック以外のサブ敵の相手をしようと思ってるのだと思われる)黙って残るロビンもカッコいい。

 そしてウソップ。元からネガティブなヤツにはネガティブホロウは効かないという、敵の能力との相性でペローネ担当に。ウソップがそんなにネガティブっていうのはそこまでピンとこないので(海賊王に俺はなる!とか世界一の剣豪に俺はなる!ほどポジティブじゃないのは確かだけど)相性判定としては今イチな気もしましたが、その後のペローネがショックを受けて倒れ込んでる絵が面白すぎたのでかき消えました。そこまで驚くか。

 地味に、ネガティブでもイイ的なお話を描いてくれたら面白いかもしれません。わりと、最近書店には「ネガティブでもいい」「マイナス思考の勧め」的な書籍も、自己啓発、スピリチュアルといった跋扈するポジティブ喚起系書籍に隠れてひっそりと市民権を獲得していたりするので。

●アイシールド21

 才能の差を克服する手段として、仲間パワーが一つの解答として描かれたりもしたアイシールド21ですが、最後はナンバー1を志した者同士がしっかりと1対1の直接対決で、勝者と敗者に分かれたというのは気持ちよかったです。これぞアイシイズム。楽しければいいじゃない、オンリー1でいいじゃない的な多くの作品で是となる要素にカウンターを叩きつけてるのがアイシールド21でした。ナンバー1を、勝利を目指して競争の中に身を置くことの尊さと、その勝負の中で曖昧じゃなく勝者と敗者に分かたれる現実とを描いてくれてました。

●サムライうさぎ

 ああ、眼鏡(良成殿)が死んだ母親以外に自分を見てくれている存在に気付いて、過去の縛りから脱出する話なのか。眼鏡がそれを獲得して負けるくだりと、そこから大将のマロに繋がるくだりが泣けそうで今から期待です。

●クレイモア

 月刊ジャンプの本編はまた深いテーマとかありそうな雰囲気ですが、剣劇重視で見せた今回のお話は剣劇漫画が充実してる少年ジャンプでは中堅くらいの印象でした。『斬』とかでも、まだ今回には勝ってるレベルのハっとする剣劇のコマあったなぁ。

●ジャンプスクエア創刊

 公式サイトはこちら(音注意)

 一番右にもってきてるあたり、和月先生をエースに添えてますね。もちろん、一和月ファンとしても楽しみです。『エンバーミング』なのかなぁ?個人的には武装錬金のコミックスで「やってみたいジャンル」って言ってた学園モノなんかを読んでみたいんですが。

●真説ボボーボ・ボーボボ

 コミックスの何巻かで、澤井先生は「毎回面白いことが浮かぶかどうか、不安になりながら描いてる」みたいなこと書いてたんですが(つまり綿密なプロットとか勿論なく、その場その場の思いつきでギャグを書き続けてたということ)、よくぞ6年間アイデアをハジケさせる毎日を過ごしてくれたと思います。最後のビュティがボーボボに旅の同行を求めた理由が明かされる所もちょっと感動。
 バカなことを本気で全力でやり続ける大人はカッコいいというのを地で行ってくれていたと思います。澤井先生ありがとうございました。

●こち亀

 次はマグロ刑事が来るとみた。

●P2!-let's Play Pingpong!-(ピーツーレッツプレイピンポン)

 前園くん、めっちゃ噛ませ犬っぽいです。素の実力を発揮したヒロムに一蹴される予感。

 「勝つ」経験が人を変えるという眞白の語りの部分は僕も心当たりがあります。学生時代の部活、僕も公式戦で初めて一勝した時は何かが変わった気がしてました。運動部の経験者に、色々と共感できる箇所がある漫画です。

●To LOVE る−とらぶる−

 春菜は次回のジャンプアルティメットスターズに参加ということで。

 沙姫がオチに使われるという予想は当たった!

●魔人探偵脳噛ネウロ

 「サイの正体を見つけるのは弥子」という伏線がついに回収(厳密にはサイがまだ認めていないので回収その1という感じですが)。残ってた伏線の中では一番大きいヤツだと思うんですが、もう、ファイナルエピソードくらいの勢いなんでしょうか。

 ネウロのテーマは人間の進化の可能性なわけですが、進化に変化はつきもの。それを一人の人間に同定した場合、変化前Aの自分と、変化後Bの自分は別の存在と捉えていて、じゃあ、「本当の自分」なる存在は何処にいるんだと問いを立てているのがサイ。一方で、変化前Aの自分と変化後Bの自分との間に連動性を設定して、ABCD……まるまるが「本当の自分」、ひっくるめてその存在の正体なんだと言っているのが弥子。

 これは脳科学とか認知科学とか哲学とかで煮詰めていくとすごい深いトピックですが、とりあえず「進化」という作中の是の要素を押し出すには、肯定されるのは弥子理論の方という感じ。思えばこの変化前Aと変化前Bの連動性に着目して、その存在を変化前と変化後で遊離しない「自分」として捉えるというのが作中是なのかもしれないですね。だから、変化前Aと変化後Bで連動性がなくなり自分が壊れてしまった本城刹那なんかは悲劇として描かれるし、それでも本城刹那を本城刹那が望む「自分」として覚え続けていた春川(ハル)は是的に描かれる、と。こうして見ると、一見ギャグに見える謎があばかれた後に犯人が過度に変貌するというこの漫画の醍醐味も、ちゃんと作品のテーマにそって設定されてる設定に思えてきますよ。

●新連載告知

 石岡ショウエイ先生の「ベルモンド Le VisiteuR」、篠原健太先生の「SKET DANCE」とのこと。オオッ、「スケットダンス」きた。読切の時好きだったんで(読切時の感想はこちら)期待です。

→劇場版BLEACHDVD

劇場版「BLEACH MEMORIES OF NOBODY」 【完全生産限定版】

→7月4日発売WJコミックス新刊(Amazonポイント還元アリ)

ONE PIECE 巻46 (46)
アイシールド21 25 (25)
ピューと吹くジャガー 13 (13)
真説ボボボーボ・ボーボボ 5 (5)
メゾン・ド・ペンギン 5 (5)
エム×ゼロ 4 (4)
P2!-let’s Play Pingpong! 3 (3)
BLUE DRAGONラルΩグラド 2 (2)
サムライうさぎ 1 (1)
バレーボール使い郷田豪 1 (1)

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