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 『劇場版NARUTO疾風伝』販促号。8月4日から公開って、『仮面ライダー電王劇場版』&『ゲキレンジャー劇場版』公開日と被ってるのか。幼児の集中力で劇場映画3本はしごというのは大丈夫なのか心配です。親御さんの懐具合も心配です。
 電王がTV放映版本編を浸食してまで劇場版の宣伝を打ってるのに対して、まだ「NARUTO」というかWJ作品はそこまではやらないのか。サスケを爆発から救ったのは劇場版のキャラだった!くらいの本編とリンクしての販促は今後やってくれそうで期待していますが。

●NARUTO

 そんなNARUTO。最初の方を読んでいないこともありめったに感想書かないんですが、サスケが仲間を集めて一つの陣営に昇格して分かりやすく三陣営の対立になった最近は、サスケ陣営がわりとバカっぽくて好きです。今回のカリン、水月、重吾の混沌っぷりとか凄い。なんで、こんな手のかかる人ばっかり集めたんだという感じだけど、暁陣営やナルト陣営ががっつり組織なのに対して、サスケ達は少数精鋭の新時代型チームという立ち位置なのだとすると、新時代型チームは皆「個」が強いから統率が大変なんだ、というのはリアルで面白いです。超疲れて寝てるサスケが面白かった。自ら戦闘もこなしてバカっぽい仲間の統率もこなさなきゃならないのは大変です。

●「ONE PIECE」第465話“海賊ウソップVS怪人ペローナ”

 クマシー・゚・(ノД`)・゚・

 「てめェよくも私のクマシーを!!!」

 の所のペローネ様が可愛かった。あんなに邪険にしてたのに、やっぱりクマシーに愛情も持ってたんだ。クマシーとペローネ様の出会い編とかから始まる過去編で3週くらいやるのかと思ったのに、クマシーあっけなく昇天されてしまいました。いや、エンディングでクマシーの元の人とペローネ様が邂逅して救いが提示されたりするのかな。アブサロムもそうだけど、今回は「強大な敵」/「憎たらしい敵」って感じじゃなくて、敵側も皆結構必死なんで応援したくなってます。ペローネ様とか、現在はお姫様ポジションになってしまっているナミよりもヒロイズムを感じる。

●サムライうさぎ

 良くできてる話だと感心しきり。「体面にこだわり過ぎて大切なものを見失ってしまう」→「そこから解き放たれて自由に」というお話の型を一貫して何回もくり返して描いてくれてるので非常に分かりやすいし、考え方的にも共感できます。武士としての体面にこだわりすぎてた五助が志乃と出会って変わるのがそもそもの話のはじまりだし、ななな村の話は体面を気にするあまり誰もなななのまずさを言い出せなかった状態から村が解き放たれる話だし、志乃の元夫は、体面だけはイイ人だけど実は外道という否の要素のキャラだったし(そのうち救いが入る気がするけど)、そして今回は体面でだけイイカップルを装うことに囚われていた安倍定ノ丞がそこから解き放たれて素の愛情に回帰するお話。

 自分を客観視できないくらいになると困りものだけど、体面/外からどう見られているかだけに囚われて自分の一番の気持ちを殺してしまうのはやっぱりダメだよなという教訓話として楽しく読んでいます。

●BLEACH

 唐突に前回から入ったグリムジョーの過去ですが、わりと効果的だったのか、僕的にグリムジョーの株アップ中です。「俺の血肉となってその先を見ろ」というのは、良い風に捉えれば先人を糧にしてその先に向かって進んでいくって感じなので、過去や歴史を重んじながら自分は先に進んでいくっていうワンピのロビンイズムに近い。

 そんなグリムジョーの超必殺技を一護がしのいだ所で仮面の下の虚の目が普通の一護の目に戻ってる、だけどパワーは虚一護級というのは普通に燃える絵。ここでそれ出しちゃったらこの先どんなパワーアップがあるんだっていう気はしますけど、今回は相手のグリムジョーがカッコいいのでそれくらい出し惜しみ無しでOK。

●エム×ゼロ

 女生徒をピンチから救って他女生徒からも信頼を獲得という、青少年のウハウハ妄想を具現してくれたような内容で面白かったです。九澄、もとから下心あったわけじゃないから因果応報オチも不自然だし、これで良いのだと思います。

●銀魂

 ロストのパロディっていうかオマージュかだと思うんだけど、元の番組は観たこと無し。すげー大ヒット番組で、一説では世界中のコピーライターがその手法を参考に視聴してるって番組なんだけど、僕も観てみようかなぁ。誰かロストと銀魂と両方見てる人で、ここがパロディ的に面白いポイントというのを解説希望。誰か、サイトでやってくれそうだ。

●テニスの王子様

 主人公のために時間を稼ぐ手塚に、真向勝負というこだわりとチームのためという狭間で揺れる真田の葛藤と、めっちゃ普通のスポーツ漫画になってます。許斐先生、最終戦は綺麗にまとめようとか思ってたりしたらどうしようかと不安です。そして、ギャグ漫画が最後に普通にイイ話をやるとつい涙ぐんでしまう法則で、普通に感動してしまいそうな自分が怖い。テニプリはそんな僕の不安を払拭してくれて、最後まで何かやってくれると信じていますけど。

●ぬらりひょんの孫

 大覚先生のビジュアルが良かったです。これはいやらしい。京極堂ばりに大覚先生の欺瞞を科学的に解体する方向にも持っていける所を、逆に非科学(妖怪)パワーで圧倒。『京極堂シリーズ』や『XXXHOLiC』に求めるものを求めて読むんじゃなくて、普通のジャンプバトル漫画として読めばわりとイイ線かも。

●こち亀

 お酒もコーヒーも飲めない僕みたいな層はどうすればって考えてしまったりもしたんですが、それでもお酒よりはコーヒー中心の世界の方に魅力を感じるなぁ。お酒飲めないって言うのに今話冒頭の両さんノリで酒を強要してくる人は本当にうざい。

 「つまりマグロに例えると」

 マグロネタツボに入ってるの僕だけなんでしょうか。しつこいくらいくり返して秋本先生も自覚してるっぽいんだけど、のせられてます。いや、マグロネタ面白いよ。

●魔人探偵脳噛ネウロ

 「支柱(ささえ)など考え方次第でいくらでも作れる」

 ネウロはカッコいいな。太宰治(『もの思う葦』)の言う所の、人は誰しも心に神(支柱)を持っているという事実。そこを攻撃されると傷つくし、逆に無いと不安でしょうがない。だけど所詮それは普遍的なものではなくて、考え方次第でいくらでも作れる幻想の類のもの。サイ、弥子が言ってた変化の過程をすべてひっくるめてそれが正体、支柱は既に存在していて自分で定めるか否かの問題だけという点に気付ければいいんだけどなぁ。そんな最終回めいたエピソードは次に持ち越しのようです。

 弥子が意識を取り戻してからの、ネウロの殴打によるアザなのか、純粋に頬を赤らめてるのか分からない絵での2ページはいいです。ネウ弥子(弥子ネウ?)ファン悶え悶えの2ページ。本気で、弥子可愛い。

●ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

 容赦なく真実を突きつけるムヒョが鬼ですが、辛くても真実の側にいろ!と突きつけてやれる友情というのは中々ないのでイイ場面。エンチューくんみたいな心の弱い人のカウンセリングの際にはやってはいけないことの類にされてますが、時々、これくらい自分可哀想な人なんですオーラを纏ってる人には真実突きつけてやりたくなるものなので爽快。ムヒョはそういったニーズの代弁者ですが、ちゃんとフォロー役としてロージーも控えてるので万全の布陣です。

●To LOVE る−とらぶる−

 古手川さんはこんままツンデレ方向にいくんじゃないかと思った。皆から古手川さんじゃなくて唯って名前で呼んで貰えうるようになるエピソードとかに期待。

●P2!-let's Play Pingpong!-(ピーツーレッツプレイピンポン)

 視点が完全に乙女ちゃんにあったお話でした。モノローグ部分全部良かった。これまでとにかくヒロムを見守る乙女ちゃんという図を温かく描いておいて、ここ数話はなんで乙女ちゃんはそこまでヒロムを追っていたのか、どういう気持ちで追っていたのかというのを乙女ちゃん視点から描いた解答回。謝ろうとずっと思っていたのに、今回逆にヒロムの方から謝られちゃった乙女ちゃんの心理とか、微細な部分を上手く切り取ってて非常にヨロシイです。

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NARUTO 巻ノ39 (39) (ジャンプコミックス)
BLEACH 29 (29) (ジャンプコミックス)
銀魂 第19巻 (19) (ジャンプコミックス)
家庭教師ヒットマンREBORN! 16 (16) (ジャンプコミックス)
D.Gray-man Vol.12 (12) (ジャンプコミックス)
魔人探偵脳噛ネウロ 12 (12) (ジャンプコミックス)
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