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『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』の、第07話「報われぬ魂」の感想です。
前半は過去との対峙とでもいった感じの、刹那VSアリー・アル・サーシェス。アレルヤに続いて刹那の過去も掘り下げられてきました。何というか、前回のコメント欄で出たお話だけど、ソレスタル・ビーイングの面々は皆過去に色々あって今は天上に昇っているんだけど、どんなに天上に昇ったと思っても過去が追いかけてきて向かい合わなくならなくちゃなる、あるいは過去と戦わなきゃならなくなる。ソレスタル・ビーイングの面々の表面上の敵は紛争を起こす面々なんですが、裏の闘いとして各々の過去との闘いがこれから描かれていくような暗示を所々に感じます。既にハレルヤという過去と対峙せざるを得なくなったアレルヤに、今回アリー・アル・サーシェスと戦った刹那(このバトルはまさに刹那VS過去って感じの印象だった)、ロックオンに至ってもテロに過剰に反応する今回の描写からは何かしらの過去との対峙イベントが待ってるような展開を予想させます。
そして後半は、モラリア介入劇で出た犠牲者をキーにして、犠牲者を気にする地上人サイドの人達と犠牲者を割り切ってる天上人サイドの人達との対比を掘り下げ。目の前でテロの犠牲にあった人の死体を見て実感を経験している地上人代表の沙慈くんと、現場から遠く離れた場所で犠牲も想定済みと言い切ってしまう天上人代表のティエリアが印象的でした。この辺りは「Level1飛空艇」症候群のお話が顕著ですね。ネットやグーグルアースで天上から俯瞰して全てを把握した気になれても、実は実際の地上で起こってる出来事がリアルに実感として把握できてるとは限らない。現実のネットやグーグルアースのような「飛空艇」的な存在を作中で極端に押し進めたのがヴェーダなるソレスタル・ビーイングの根幹になってる存在で、俯瞰というか、あらかじめ上からみて何でも予測できちゃってるというシロモノみたい。そんな意味で、ヴェーダ原理主義的な発言が目立つティエリアと王留美は天上人最右翼。飛空艇(ヴェーダ)の上からしか世界を見てないから、実感としては現地の犠牲者にどうこうと感情を感じたりしない。逆に想定済みとして切り捨てるのが彼らの正義。一方で、今はソレスタル・ビーイングに属していても、ロックオンやスメラギさんなんかは犠牲者に対して実感を持ってしまう。この辺りのパラメータの違いが後々重要になってくるんだろうなぁ。
◇
今回は、
「ハロ、ミス・スメラギに報告。敵部隊の白旗確認。ミッション終了」(ロックオン・ストラトス)
の台詞が面白かった。そんなことまでハロにさせんでも。自分で報告しろよロックオン。そんなにスメラギさんと喋りたくないのか。ロックオンはハロが本体で兄貴の方は人形というダイ大のキルバーンみたいな存在だという説をでっちあげてみる。
→DVD
機動戦士ガンダム00 (1)
機動戦士ガンダムOO 2
→ED曲
罠
→前回:第06話「セブンソード」の感想へ
→次回:色眼鏡から見た作品譚/ガンダムSEED DESTINY・ガンダムOO・無限のリヴァイアスへ
→次回:第08話「無差別報復」の感想へ
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「ならばお前の神は〜」と刹那は困惑してますが、ヒゲの方はボーナスが云々と即物的というか。「え?神?何お前、マジだったの?」とヒゲ=自分の過去に「生きること=ガンダムマイスター」な刹那が全否定されそうな予感。
なんか今回のティエリア見てるとシャア・シロッコ・ハマーンといった「オールドタイプを粛清する!」って人々を思い出して、天上人/地上人の構図がニュータイプ/オールドタイプみたいに思えてきました。
そんな俺は苦労人兄貴ロックオンが大好きですw
>ハロ
もしかしてデュナミスの中でロックオンは射撃・狙撃以外の操縦は全部ハロ任せにしてるんじゃなかろーかw