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・゚・(ノД`)・゚・。
サクラを突き刺してしまった瞬間に写身小狼の自我が復活。しかし、東京編以降あれほどサクラが願った写身小狼の「さくら!」の呼びかけを、サクラは拒否。理由は、サクラも写身サクラだったから!
写身サクラは写身小狼との阪神共和国〜東京編以前の旅で培った「関係性」に依っている。だけど、写身小狼にとっての「さくら」は写身サクラではなく、クロウ国以前の幼少時期に「関係性」を培っていた真・さくらの方だから、自分がしゃしゃりでる訳にはいかない。
だから前回で写身小狼のことを「小狼君」じゃなくて「貴方」と呼んだのか。写身小狼を「小狼」と呼んでいいのは真・さくらであって自分ではないから、という意味で。
そして、いよいよ第一話冒頭の筒状の入れ物の中に別かたれてるさくらと小狼という絵の、片側にいるさくらが真・さくらであることが明らかに。これ、つまりは侑子さんに写身小狼が差し出した「関係性」は写身サクラと写身小狼の「関係性」だったわけだから(侑子さんのもとへ行く時点で、サクラは既に写身サクラにすり替わっている)、真・さくらと写身小狼の「関係性」は残ってる、すなわちクロウ国で幼少期に培った真・さくらと写身小狼の「関係性」は残ってるってことなんだよな。再度「関係性」にまつわる構図が逆転して、写身小狼は、
幼少期の時間を過ごしてお互いを好きになった真・さくらとの「関係性」
を選ぶか、
東京編以前の旅で培った写身サクラとの「関係性」
を選ぶか、
選べる立場に反転したワケで。
写身サクラは今話では真・さくらと写身小狼の関係性を尊重するようなことを言ってますが、一方で前回では「貴方と私のことも!」(終わってしまうのは嫌だ)とシャウトしてるわけであって、やっぱり、自分も相手も虚構の存在だったとしても、東京編以前の旅で培われてしまった写身サクラ−写身小狼の「関係性」は何よりも大事ということで。
というか、写身サクラにとってはそこしか拠り所がない。これで写身小狼が真・さくらの方へ行ったら、写身サクラっていったい何だったのか。切なすぎる。
ツバサ&XXXHOLiCに流れてる要素として、主人公級のキャラクターの存在の虚構性があるんですが、写身小狼、四月一日に続いて、(写身)サクラまで虚構の存在だった。
そして、その虚構の存在が見ている現実を、「夢」という言葉でXXXHOLiCでは表現しているのですが、
「貴方が経てきた事実(ホントウ)が貴方を強くする そして、その強さで願い続ければ夢は真実(ホントウ)になるの」(XXXHOLiC12巻)
この侑子さんの台詞が、虚構の存在同士だった写身小狼と写身サクラが過ごした時間に対して最後に決まってくれると信じてますよ。
<追記>
記事アップ後、WEB拍手にて「さくら!」と叫んだのは真・小狼の方というコメントを頂いたので、もう一度読んでみたんですが、確かに叫ぶ直前のコマまでは右目や服装から写身小狼なんですが、叫んでるアップのコマは頬のキズから真・小狼の方であるようです。ただ、そうなると、そこから写身サクラの「貴方のさくらは私じゃない」の台詞に繋がって写身サクラと真・さくらの真相解明パートに繋がっていくのがどうしてそういう流れになるのか微妙に謎に。「貴方のさくらは私じゃない」の「貴方」が前回までと同様に写身小狼の方を指しているのなら、写身小狼のさくらは真・さくらなの、だから写身である私ではないのという意味で、この記事で書いた解釈でスッキリするんですが、今回のように「貴方」が前回とはさらに違えて真・小狼の方を指していて、真・小狼に対して「貴方のさくらは私じゃない」と言うというのは、現段階では何を意図しているのか分からない所。真・小狼にも該当する「さくら」がいたらしきことは東京編ラストのパーティー合流時の真・小狼の「取り戻したいものがある」の台詞でなんとなくにおわされてますが、それが実は真・さくらだという風に何かしら繋がっていくのでしょうか。「貴方のさくらは私じゃない」は、ストレートに、「わたしじゃなくて真・さくらの方が貴方のさくらでしょ」という意味で言ったのだと解釈したかったんですが、この台詞を真・小狼に向けて言ったのだとなると、やはり流れ上よく分からない感じに。台詞自体は真・小狼のさくらである第三のさくらを示唆して言っていて、そこから続く種明かしパートはそれとは直接関係無いどちらかというと写身小狼絡みの真・さくら−写身サクラについて語ったということもあり得ますが、それだと、流れ的に統一感がなくてなんかすっきりしないんですけど。やっぱり、真・さくらと真・小狼が何かしらまだ語られてないストーリーで繋がっているというのが一番あり得るかなぁ。それなら、「貴方のさくらは私(写身)じゃない」の台詞を真・小狼に言っても意味が通る。
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あけましておめでとうございます!(・∀・)ノ
今年もアイバさんの記事を拝読させていただきますね。
ってかもう、
ひねりにひねってますよね。
朝読んだんですけど、
この後の展開が気になって授業がまったく頭に入りませんでした。
もう複雑で複雑で、
頭がパンクして自分じゃ何も考えらんなくて。
なのでこのブログの解説をずっと待ってました(笑)
唯一気になるのはサクラの躰(魂が実体化したものだとおもうのですが、)が桜のように崩れていっているコマがあった事。
サクラ(写身)はもう死んでしまうのでしょうか。
つくづくそうならないことを願っていますが。
だとしたら以前アイバさんが言っていた主要キャラが1人死ぬシナリオに移る可能性もありますよね。
ただ言いたいこと言っているだけですみません。
以上、ツバサファンでした。