2008年03月15日
機動戦士ガンダムOO/感想/第23話「世界を止めて」
ロックオン惜しかった。あと2話生き延びられれば第二期もいけたのに・゚・(ノД`)・゚・
◇
今回は何かを悟った感が漂ってたラッセさんの語りが割と重要。
「ソレスタルビーイングは存在することに意義があるんじゃねぇかってな。人間は経験したことでしか、本当の意味で理解しないということさ」(ラッセ)
「経験したことでしか本当の意味で理解しない」っていうのが、これまで折に触れて書いてきた「地上人的な」「ミクロな」、『実感』のことを指してるのは明らかな訳ですが、後半はこの『実感』から出発したロックオンの最後の行動が描かれます。
紛争根絶のためのマクロの武力介入というこれまでの行動も、アリーへの復讐心で悪鬼になる今回の様も、普通の感覚ではストレートに肯定はできないだろうけども、ロックオンからしたら両親と妹をテロで殺されたという実感は、そういった行動の行動原理になるに十分なものだったと。この辺りは、ラッセさんが言う通り経験したことでしか理解できないと。
そういった実感からはじまったロックオンのこれまでのCBの活動を総括するように、ロックオンの最後が描かれます。何らかの気づきを得たラッセさんが「存在することに意義がある」と言っていた「意義」の部分。CBの2クール分の物語の「意義」がラストのロックオンの行動で示されます。つまりは、
「オマエら満足か、こんな世界で?俺は嫌だね」(ロックオン・ストラトス)
と、地球に向かって銃口の引き金を引く、今際の際のロックオンという絵。
つまりは、現存の世界への否定。それを突きつけたのがCBの存在した意味だったと。
この辺りは、OOのコンセプトは「破壊と再生」で、第一期は「破壊」が行われて、ちょっと再生が始まる所までを描くという水島監督のインタビューが今月のアニメージュに載ってたりもするんで、現存世界の否定=破壊……までの物語が第一期だったというのをロックオン視点から総括したのが今話だったんじゃないかと。
ラストシーン、地球を見下ろす絵が明らかに作中で重要な演出意図として使われたのは、僕の記憶では沙慈とルイスが地球を見下ろして感動するシーンの時以来。あの時、沙慈とルイスは現存世界の美しさに感動していたけど、今回、ロックオンは地球を見下ろして現存世界に向かって否定の引き金を引いて死んでいくという。地球の人々に、「実感」として今の世界のままでイイと思ってるのか?と問いかけて死んでいくという。
そもそもガンダムマイスターの面々は皆、地上人時代のミクロな実感を動機として、世界を変えようとマクロな天上に上がって活動している……というのがこれまで丁寧に描かれてきた訳ですが、ラスト数分の、家族の温かさやそれを奪われた地上人時代のミクロな実感の回想、そこから地球を俯瞰するマクロな視点に移って、マクロに地球(現存世界)に否定を叩きつけて終わる(死ぬ)という流れは、OO第一期の物語が凝縮されていた感じ。
ロックオン、願わくば世界の否定までの物語だけで退場ではなく、世界の肯定まで辿り着いてそれを実感として感じて欲しいキャラだった。ロックオンに届いていたのかは明らかではないけど、ロックオンの存在はトレミー組にとってとても重要なものだったというのが涙するクルー達や吼える刹那の絵で描かれていたのだけが救いかな。
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この記事へのコメント
ロックオン死んでしまいました… そっくりなあの人の関係やグラハムとの対決を終わらすまではと思っていました。なのに 甘かったです…
ロックオンは経験(実感)を紛争根絶と復讐という形で示しましたが、本当の経験を体験した沙慈はどうなってゆくのでしょうか… アッセは経験したものしかわからないといいますがどうかダークサイドに落ちないでほしいなと思います。
長々とすみませんでした
なんでトランザムシステム使わなかったの・・・
つか、デンデロビウムの役立たず・・・
じゃなかったミーティア・・・でもない
GNアームズはもう退場ですか・・・
後釜は謎の同じ顔のキャラ(妹?)か、まさかネーナか!?
アリーもアレで死んだのかな?しぶとそうだけど
黒人さんも死んじゃった・・・
Zガンダムの最後の方のようにキャラ整理が始まって寂しいです・・・
そして決して死なない男!コラサワさん!
彼は悪運が強いですね 軽微なダメージで吹き飛ばされたおかげでやられないという・・・
どこまでお馬鹿を見せてくれるか楽しみです(笑)
ところで似非ガンダムはあと何機?
GNフラッグは来週か?
人々を傷つけていく・・・
ということはなんだか悲しいです。
結局、復讐にとりつかれたままだった、
そのまま(許せない→復讐する)では
変われない(世界に向き合えない)
という事実。
そのことはロックオンを完全には
肯定してあげられない点で
私としては残念な結果となってしまいました。
初コメントです。
初めて読んだ記事は
ギアスの感想でした。
今までの楽しみ方とは違い、
テーマや描写から見るアニメは
私にとって欠けていた客観性を
プラスできた気がして
楽しく読むことがきました。
ありがとうございました。
R2のほうも楽しみです。
CBの敗北は開始当初から予想してましたが、まさかマジでマイスターズに死者が出るとは・・・。ココ最近の展開の速さからして第一期は刹那死亡エンドもありうる気がします・・・。
で、例のシーンをリピートしてて気づいたんですが、
・晩餐回想シーンで食器が一人分多い
・「ライルの生きる未来を・・・」
ってトコと、以前にそっくりさんが出てた辺りから、やっぱロックオンは双子(妹と三人兄妹)なんかなぁ、と。墓参りのシーンも「あの人が・・・」って言ってたほうがライル(仮)で、影から見てた方がロックオン(ニール)なのかも。双子を見たら入れ替わりを疑え。2期ではライル(仮)が2代目ロックオンとしてデュナメスに乗るのかなぁ。
つかもうラスト2回なんすね。なんかサミシス(´・ω・`)
先週の回を見てても思ったのですが、水島監督は福田監督以上にキャラの生き死にがシビアな人だと感じましたね。
どんなに高性能のMSを持っていようとも死ぬ人は死ぬし、生き残る人は生き残る。それが例えどんな思想を持ってい
た人間でも。
二期ではロックオンのそっくりさんが新たなガンダムマイスターになるのでしょうか?2シーズンが楽しみです。
さて、残り二話ですが、次もたくさん人が死ぬのかなと、少々鬱になりました。
次回予告を見る限りだと、コーラサワーに死亡フラグが立ったような気がしましたので、「コーラサワーよ、無事でいてくれ!!」と心から祈っています。
グラハムとの対決は未消化で終わりましたねー。逆に、グラハム的には因縁のヨハン兄もロックオンも退場してしまって、最後は誰とカスタムフラッグで戦うのか興味津々です。敢えてフラッグなのは何か物語上のメッセージを担ってる気がするんですが。
今回のラッセさんの経験に関する語りは、ロックオンをはじめ、沙慈とか、第一期のストーリーを通して経験から実感を得た全てのキャラクターにかかってた感じですね(マリナさんなんかにもかかってた印象)。ロックオンは最後は復讐心を燃やしましたが沙慈はどうなるのか。話数的には第二期に持ち越しな感じですかね。
ラストに太陽炉をハロに運ばせたのは明らかに「託した」描写なので、物語の後で誰かがその太陽炉を使ったガンダムには乗るんでしょうねー。
アリーは、第一期の強者の憎まれ役(ラスボスと言ってもいいです)としてしぶとく生き残って、最後に刹那と激突して欲しい感じです。
コーラサワーはシリアスな世界観からギャグで身を守っているという高度な技を持ってるので(笑)、このままタフに生き残って欲しいです。
どうもはじめまして、コメントどうもです。
ロックオン、最後は復讐心を駆られていましたね。いつか復讐心が緩和されてライルと一緒に平和に暮らしていくというifもあり得たんですが、それでも猛ってアリーに向かっていった心情は経験した者にしか分からないという感じで、ラッセさんの語りが効果的にかかっていた部分だと思います。
R2ももうすぐはじまりますね。僕も視聴感想楽しみにしておりますー。
あー、それありそうですね。
村雨さんからフェルトの髪の色が怪しい説を聞いた時も僕こんなこと言ってましたが(笑)、確かに影から見ていた方をロックオン(ニール)とすると色々つじつまが合う感じです。
それだと、素の反応で驚いていたライルの方はまだ一般人ということになると思うので、一般人から二代目ロックオンになるまでの話で一つ物語になりそう。同じく身内を第一期で無くした沙慈なんかと対比させながら語っても面白そうですし。
生き死にシビアな感じですが、今回のロックオンの場合は十分に時間を取って、作品のメッセンジャーとしての役割を十分に託されての散華だったので、キャラクター的には恵まれた死を描いてもらった方だったのかなと。まあ、勿論最終回まで辿り着けるキャラの方が嬉しいんですけど。
コーラサワーはどうですかね。上の方でも書きましたが、シリアスな世界観に対してギャグでバリアーを張ってる感じがあるので、結構大丈夫な気も。コーラサワーのギャグバリアは中々強固な感じです(笑)。





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