2008年04月06日
コードギアス 反逆のルルーシュR2/感想&トラックバックセンター/TURN1「魔神が目覚める日」
『コードギアスR2』第1話「魔神が目覚める日」の感想&トラックバックセンター記事です。前シリーズ『コードギアス反逆のルルーシュ』の感想&トラックバックセンター運営では、週のPV9000超え、Google検索の「コードギアス 感想」キーワードで1位表示というご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、R2放映日である毎週日曜日に早めにTBできるよう記事は立てておきますので、今シリーズでも感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
<追記:感想アップしました>
◇以下本編感想◇
「私だけが知っている 本当のお前を」(C・C(シーツー))
前シリーズからのおさらいとして、コードギアスのキモはアイデンティティ。今回のR2第1話に散りばめられていたキーワードから拾って加工するなら、「本当の自分」って何?というのが大変重要な意味を持っているお話です。
で、前シリーズの感想記事で鬼のようにまとめたんで興味ある方は読んで頂きたいんですけど、このテーマにあたって、主人公のルルーシュに関して言うならば、前シリーズではルルーシュという一人の人物の中に多様な側面(多面性)が潜んでいて、なんか、色々なルルーシュがいるけれど、「本当の」ルルーシュはどれなんだろうね?何を望んでいるんだろうね?という問いを物語の牽引力に展開されたのが前シリーズ『コードギアス反逆のルルーシュ』でした。
で、前シリーズでは、
皇族ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとしてのルルーシュ
生徒会に所属する妹想いの学生ルルーシュ・ランペルージとしてのルルーシュ
ブリタニア帝国に反逆する黒の騎士団のリーダーゼロとしてのルルーシュ
の三側面がルルーシュという一人の主人公の中に内在させられて、しかし、そのうち、どれが本当のルルーシュなんだろう?と問いかけながらも、一つ一つの側面を物語を通してルルーシュは失っていく……というのが基本のストーリーラインでした。
それぞれの側面には、
皇族としてのルルーシュ−ユーフェミア
学生としてのルルーシュ−シャーリー
ゼロとしてのルルーシュ−カレン
という感じで、それぞれの側面に対応するヒロインが設定されていたんですが、ルルーシュのそれぞれの側面の喪失は、対応するヒロインの喪失とシンクロしながれ描かれていくことになります。
ギアスでシャーリーの記憶を消した時に、日常の学生としてのルルーシュの側面は失われ、ユーフェミアを殺害せざるを得なくなった時に、皇族としてユフィの優しい兄だったルルーシュの側面は失われ、最終話、ブラックリベリオンを途中で放棄してカレンの信頼を失った時に、反逆者ゼロとしての側面も失われてしまった。完全なアイデンティティロスト。
それが前シリーズの結末だったんですが、唯一、破格のヒロインとして、ルルーシュの三つの側面を全て知っているC・C(シーツー)というのがいるんですね。ただ、たった一つの救いとして、全ての側面を失っても、C・Cだけは「共犯者」としてルルーシュと関係性を持ち続けてくれる……というのが、前シリーズのラストシーンの示唆だった訳です。
という訳で、長い前置きでしたが、今回R2の第1話。ルルーシュは前シリーズラストのアイデンティティロスト展開を受けついでいる所か、そもそも本人の記憶も環境も何かの力で偽物にすり替わっているという、究極のアイデンティティロスト状態から物語が始まります。
そんな、もう前シリーズで積み上げた多面なアイデンティティは一つとして残っていない超アイデンティティロスト人間に成り下がってたルルーシュを、前述した唯一全てのルルーシュの側面を知っているC・Cの口づけが甦らせる。再アイデンティファイするまでを描くという第1話の構成はほぼ完璧だと思いました。
「私だけが知っている 本当のお前を」(C・C(シーツー))
全てを失ったように見えても、C・Cとの共犯者契約、関係性だけは生きていた。そうして、再び始まる物語。
コードギアスという作品には前シリーズから、世の中を否定したい、自分はこんなもんじゃない、厭世に埋もれて鬱屈してる自分は本当の自分じゃない、悪いのは俺じゃなくて世の中の方、本当の俺は世界に影響できるくらいすごい人間のはず……みたいに最近の若者達の中でも自我肥大に埋没してる層のニーズを汲み取ってエンターテイメントにしつつ、メタな視点では「本当の自分なんて見つかるわけないだろ」とそういう層に対して皮肉を込めてる側面があると思うんですが、その辺りを踏まえての、
「そう、間違っていたのは俺じゃない 世界の方だ!」(ルルーシュ)
のルルーシュ節が復活しての第1話クライマックスのギアス復活。ルルーシュはこうじゃなくては。
そして、ラストは、ルルーシュが否定する所の「世界」側にすっかり行ってしまったと見えるもう一人の主人公スザク登場で、コードギアスの骨格であるルルーシュVSスザクはR2でも熱いというのを示唆して引き。やっぱり面白いですわー。
・オープニングカッコ良すぎ。
・カレン可愛すぎ。
・次回予告のカレンの格好は裸Yシャツの系譜でフェチな方向でのエロティシズムな感じ。
◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想(レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです)をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。
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この記事へのコメント
いつも、アイバさんの記事を読むと、端的で物語を理解するのにわかりやすいと参考にさせていただいております。
前半がどんな話であったのか、今回もとても参考になりました。
アイデンティティの崩壊が前作であったという部分、さらに、それが、それぞれのヒロインの喪失によって、描かれているという部分を読んで、なるほど、言葉で表すとまさしくそうだったんだと思いました。
感覚でわかっても、言葉にできないことは多く、アイバさんの記事を読むことで、多くの納得を頂けることに感謝いたします。
これからも、よろしくお願いします。
前から思っているのですがキャラクター原案がCLAMPである必要があったのでしょうか。どうもアニメのキャラデザを担当した木村貴宏氏はCLAMPの絵柄とは相性が悪いような気がします。
オープニングもオレンジ繋がりということもあって、オレンジレンジでしたけど、これが見事にマッチングしていて良かったです。
やはりルルーシュは何者かに記憶を操作されていたようで・・・。
第一期25話の最後で一体何があったのか、おいおい明かされていくこととなるでしょうね。
次回に登場するナイトオブラウンズの活躍が待ち遠しいです!!
書き込みにURLがないんでちょっと自信ないですが、SEED DESTINY時代あたりからTB頂いてた方だったような?(違っていたらすいません)
ルルーシュR2第1話は面白かったです。前作最後のアイデンティティロストエンドからの再開の仕方としてきれいだったというか。
感覚を言語的、理論的に表現すること。言語的、理論的な体系を感覚的に受けとることを常日頃意識してるんで、そういって頂けると嬉しいですー。
CLAMP原案については、以前もPiichanさんがまったく同じ内容のことを書き込んでおり、僕はそうは思わないという内容のレスをしっかり返しておりますので、思い出すかご自分で検索してもう一度読んでみて下さい。特に意見は変わってないです。今回のエンディング絵を見て、なおさらこのコラボは素晴らしいなと思ったくらいです。
>おおあばれ乱堂さん
OPカッコいいっス。既に10回くらい観てます。
記憶無しルルーシュを監視していた描写に、殺された男爵?さんがギアスについても何か知ってたみたいだったんで、ブリタニア側がC・C捕獲のために餌として記憶を操作したルルーシュを泳がせていたみたいな感じなんだと思います。
ナイトオブラウンズは、ピンク髪の子がカレンと激突するみたいなんで(OPより)楽しみです。
これですね。すみませんでした。
http://aiba.livedoor.biz/archives/50676250.html
実際見てみると反逆というテーマがよく感じられたのでテーマにキャラデザを合わせると少々きつそうな表情になるのでしょうね。





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