ヤンデレに関しては、そういう観点の他にも、男ユーザーの保護欲というか、放っておけない女の子(二次元)を守ってあげたい的な心理をついたキャラの進化系という気がしてきた。そういう意味で、ドジっ娘の進化系にヤンデレを位置づけることも可能、みたいな。
この娘はオレがついてないとダメだ的なドジっ娘への心情を、よりパワーアップさせたのが、この娘にはオレがついてないとダメだ的なヤンデレへの心情、みたいな。ヤンデレとか、マジで放っておけない、というか放っておくと危ないので。
そういう保護してあげたい、もっと踏み込んで救ってあげたい対象としてのヤンデレではなくて、ヤンデレは破滅的なバッドエンドだからいいんだというお話も以前聞いたことがあるけれど、僕はスクールデイズとかはやったことないんだけど(たぶん破滅的なバッドエンドの代表)、僕がやったことのある中でも、(以下個別ルートでヒロインがヤンデレ化する作品のネタバレ:『ひぐらし 罪滅し編』のレナとか、『リトルバスターズ!』小毬ルート後半の小毬とか)なんかは、ヒロインが病んだ後に、それを保護する、救ってあげるのが主人公(プレイヤー)の目的で、その救う過程にこそカタルシスがある作品だった。
まあ、そのあたりは破滅エンドで終わるヤンデレと救済エンドで終わるヤンデレを同じヤンデレって言葉で表現して差し障りないかっていうあんまり生産的じゃない定義論に突入しちゃうお話だけど、とりあえず、ドジっ娘とヤンデレは、「支えになってやりたい」「放っておけない」的な心理を喚起させる点で似てるかもなという、メモでした。
・あと、女性ユーザーにいわゆる「ヘタレ」な男性キャラが結構人気あるのも、こういう「私がいなきゃ」的な保護欲をそそるからという側面がある気がする。
ヤンデレはツンデレと同じく、定義がかなり曖昧で、作品ごとにヒロインの病み方が異なるんですよね。
レナのように最後は救われるハッピーエンドなものもあれば、スクールデイズのように破滅的なバッドエンド的なものもある。
ユーザーごとにヤンデレの楽しみ方は違うみたいですね。