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 今週の「ダブルアーツ」。ジャンプ雑誌本編のタイムリーネタバレ感想。第10話「旅立つ朝に」のネタバレ感想です。
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 クラシックファンタジーを今の子ども読者に(再構築して)届けようがコンセプトだと(僕が)思っているダブルアーツな訳ですが、本当、コテコテのファンタジーな感じで「旅立ちの日」のお話。

 ドラクエならアリアハンから出る所、指輪物語ならホビット庄から出る所ですね。で、最後には主人公達が帰ってくる場所にもなっているという(だから「この先どこで何があっても またここへ戻って来たい… そう強く想った」のエルーのモノローグでエピソードが締められている)。この物語の最後はタームの町に帰ってくるというフィナーレしか既に思いつかない自分がいます。

 あとはスイが旅の仲間に加わる所もすごいクラシックファンタジーっぽかった。

 「スイがなかまにくわわった」

 って表示されてドラクエのあの音楽が聞こえてきそうだったよ。

 そして、

 「そこに“ファラン・デンゼル”という男がいるはずだから 訪ねてみて欲しいの」

 あたりからもドラクエっぽさを感じた。この微妙な手がかりを頼りに次のイベントが起こる町を探さなきゃいけない感じがRPG的。もともと世界の仕組みを解き明かす(トロイのこととか)旅に出るお話ですからね。小さい町からはじまって、断片的な情報を追いながら徐々に世界の仕組みを解き明かしていくというドラクエ6、7あたりチック(僕ドラクエでは6と7が特に好きなんですが)。

 世界の謎の方は解き甲斐がありますね。存在が薄くなって最後には消えてしまうトロイと、存在が濃くなる的にそれを止めて、かつ触れ合うことでかけ算的にパワーアップするフレアとの対応関係の謎。ゼズゥがわざわざ見逃すほどの重要な要因である、キリ以外のフレア能力者の存在(「唯一無二の物のハズだろ」と驚いていたので、既に唯一無二でその能力を持っている該当者をキリ以外にゼズゥは知ってるっぽい)。ここいらは謎解きのピースの一つとして長期的に関わってきそうです。

 短期的には、作中で「二股はダメよ!!」ってセルフツッコミ入ってるけど、エルーとスイを連れてのハーレム道中が面白そう。もう、スイ(=トラブルメーカー)、エルー(=それにツッコミ)で確定してるじゃないですか。まあエルーはボケもこなす器用な娘なんですが。

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