ブログネタ
週刊少年チャンピオン に参加中!
 突発ですが、今週のチャンピオン掲載分の『範馬刃牙』第115話「501年目」のネタバレ感想です。
 いや、克巳好きなもんで(^^;
 ◇

 実は僕は無類の克巳好きなんですが、最近克巳がカッコよくてファンとしては嬉しい。僕も昔空手をやっていてスタイルが克巳に似ていたというのも昔から感情移入して読んでた理由だったりするんですが(学生時代は何度克巳の音速拳のマネをしたか!)、バキも後半になってからは克巳のあり方とか思想信条も好き。

 「中国4000年をパクりまくる!」の所あたりの、自分が敗北した相手に対しても、自分よりも優れているのならと貪欲に取り込んでいこうという姿勢とか。空手VS中国拳法と、カテゴリ的にはお互い亜種で対立して、自分は空手ですから……と異質な中国拳法を排他的に退けても良さそうな所を、それまた貪欲に取り込んで強くなるためならそれまでの自分にこだわらずに積極的にハイブリッド化していく所とか、そういう所が好きだった訳です。

 なんで、今回自分は501年目の空手にこだわるとか克巳が言い出した時は、それは変化を排他して今までの自分にこだわるってことで、上記で書いた克巳イズムとは違うだろ!とちょっと不安になったんですが、そこから後半で逆転して、4001年目と501年目がごちゃごちゃになっても、「ま……いいかァ……」で昇華されて、やっぱり強くなるために貪欲ハイブリッド化していく克巳イズムに収斂していって、非常に爽快だった。

 1万年前の「素」のピクルVSその後の歴史で培われた4000年の技術の烈……っていうのがこの前のピクルVS烈先生で、やっぱり「素」VS「歴史」っていうのがピクル編の注目点だと思うんですよ(だから一回は烈先生は歴史を棄ててグルグルパンチで挑んだんだけど、やっぱり完成系烈海王からメッセージが届いて(笑)、最終的には技術の人として敗北したように描かれている)。

 で、この前の烈戦から今回の克巳話は繋がっていて、4000年の技術の歴史では敗北したけど、じゃあ、今度は501年&4001年の混合の歴史だったらどうだ!という展開な訳で、これは燃えます。

 まあ、そう思いながら克巳が勝つわけないよなと冷静に思っている自分がいる訳ですが、克巳好きとしてはなるたけ頑張って欲しいですよ。

範馬刃牙 13 (13) (少年チャンピオン・コミックス)