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コードギアス 反逆のルルーシュR2 に参加中!
 『コードギアスR2』第13話「過去からの刺客」の感想&トラックバックセンター記事です。
 前回第12話「ラブアタック!」の感想&トラックバックセンター記事では、4900PV/WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
 ◇

<追記:感想アップしました>

◇以下本編感想◇

 「ジェレミア・ゴッドバルト。貴公の忠節はまだ終わってないはず。そうだな?」(ルルーシュ)

●ジェレミア卿

 コードギアス作中ではギアスに代表される意志を「強制」してしまう行為が作中否で、それに対する自由意志、想いの力(R2第11話のサブタイと内容で明示されている)といったものでそういった強制意志を打ち破っていくのが作中是という話はずっとしてきましたが、ジェレミア卿、V.V.からの強制を打ち破って自分の自由意志で君主をV.V.ではなくマリアンヌ様と定める&ルルーシュによるゲフィオンディスターバーによる強制を自由意志で打ち破って行進を見せると、鬼の作中是行為を見せます。

 そして、ついに、

 「ジェレミア卿!」(ルルーシュ)

 つ、ついに名前を取り戻した!

 「日本」という名前を失ってエリア11となった日本が「日本という名前(=アイデンティティの象徴)」を取り戻す物語というマクロな部分から、作中では実に多くのキャラクターが複数の名前(アイデンティティ)を持っていて、ある側面ではその一部を失っていてそれを取り戻すために戦うというミクロな物語までが連動している。コードギアスはそういった名前を取り戻す物語なんだということは第一期からずっと書いていて、ジェレミア卿も、ジェレミア・ゴッドバルトという名前を失ってオレンジになっているという点で、そういった名前を取り戻す物語の主役の一人であるのだとずっと言っていた訳ですが(第一期第10話の感想からしつこく言っていた(笑))、今回、ついに名前を奪った本人(ルルーシュ)から奪われた名前を呼ばれるという形で、(たぶん)作中ではじめて明確にキャラクターとして自分の本当の名前(アイデンティティ)を取り戻した男としてジェレミア卿が描かれました。ちょっと感動した。

 しかも、能力が、作中否であるギアスをキャンセルする能力でしょ。

 自由意志とアンチギアス特性とか、ナナリーに匹敵する(ナナリーも目が見えないというアンチギアス特性を持っていて、かつ自由意志の象徴的な描かれ方をしている。R2第6話の感想を参照)作中是のオンパレードですよ。ジェレミア卿がまさかここまでのキャラになるとは!いや、上であげた第一期第10話の感想で「何気にジェレミアは最終的に作中是のポジションに移行するんじゃないかと予想してたりします。<後略>」って書いてたけど!

●シャーリー

 そして今回のメイン。

 ここでフラグブレイクするとは思わなくて、エー!!!という感じで本当に死んでしまったのかまだ疑っております。だけど新OPにも登場してないってことはやっぱりここで退場なんだろうなー・゚・(ノД`)・゚・

 R2は第一期でシャーリー、ユフィ、カレンというヒロインを失ったルルーシュが彼女達を取り戻しながらAllルルーシュに至る話だろうとずっと書いてきた訳ですが、確かに最後にシャーリー自身の自由意志でルルーシュを赦してそれでも好きだって言ってくれたんで、精神的には取り戻したと解釈可能なんですが、物理的には失ってしまったという。

 なので、まだ精神的な意味で日常のルルーシュ・ランペルージの側面のヒロインのシャーリー、反逆者ゼロの側面のヒロインのカレン、皇族ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの側面のヒロインユフィ(ナナリー)を取り戻して本当のルルーシュへ……ということは可能なんですが、一方で少なくともR2第7話で示唆された(感想を参照)、この物語のゴールであったはずの本当の生徒会(に象徴される「優しい世界」)を完全な形で取り戻すことは不可能に(物理的にもうシャーリーがいないから)。

 ここで叩き折るとはなー。いろんなパラメータが第一期からは修正されていて、今度こそルルーシュはハッピーエンドに辿り着けそうな期待を感じさせてくれていたんですが、そう甘くはないとボキリと叩き折られた感じです。まあ、1クール終わって「反転」させるには格好のタイミングだし、わりと王道の物語の作り方ではあるんですが、ちょっとショックだったなー。

 ちなみに、最後に強制意志のギアスで「死ぬな!」とシャーリーを救おうとしても結局救えないルルーシュという絵は、強制意志の力では本当に大事なモノは救えないという、作中における、更なる強制意志(ギアスに代表)の否定描写だと思われます。そういう意味では、シャーリーもユフィと同じく、ギアスブレーカーとして今際の際を描かれた感じです。な、なんだかカレンまでギアスを否定しながら死んでしまいそうで不安になってきたぞ(;´Д`)

 それでも、シャーリーは作中の最後の希望、最後の最強カード、ルルーシュとスザクの本当の共闘へのバトンを渡して退場してくれました。

 「赦せないことなんて無いよ」(シャーリー)

 ルルーシュとスザクと手繋ぎでシャーリーを助けるという絵は、第一期第1話冒頭、第一期第6話ラストなどでしつこく反復されてる(第一期第6話の感想など参照)「手繋ぎ」の記号によるルルーシュとスザクの共闘という最後の希望への示唆を今話でも反復して見せていた訳ですが(逆にR2第1話では繋げそうで手を繋げないルルーシュとロロという絵が対照として描かれてもいる)、さらに、シャーリーからユフィのことをスザクが赦すための重要なバトンが渡されました。R2第8話の既に赦しの方向に向かっているナナリーに、まだ葛藤しているスザク(死刑サインにサインするか(赦すか)どうかからラストの反逆者としての日本人100万人を赦すかどうかへの流れで描かれた物語を参照)というラインから、力強く「赦す」方向にシャーリーがスザクを引っ張り上げてくれました。

 残念だけど、ユフィばりに見事な退場でした。やっぱり、まぎれもなくヒロインの一人でしたね。

◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想(レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです)をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。

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