2008年07月13日
コードギアス 反逆のルルーシュR2/感想&トラックバックセンター/TURN14「ギアス狩り」
『コードギアスR2』第14話「ギアス狩り」の感想&トラックバックセンター記事です。前回第13話「過去からの刺客」の感想&トラックバックセンター記事では、7100PV/WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
<追記:感想アップしました>
◇以下本編感想◇
「関わらねば良かった。あんな女」(バトレー)
第一期はブリタニアを否定するための戦いをしてるはずなのに、結果のためには犠牲を厭わない姿勢が実はブリタニア的でもあるという矛盾を抱えたままルルーシュは戦っていて、その点が破滅エンドに辿り着いた一つの要因として設定されていると思って見ていました。
で、R2っていうのは、秘匿とか、強制とか、上記の矛盾とか、そういった第一期で破滅エンドに辿り着いてしまった否の要因をルルーシュが修正しながらトゥルーエンドへ向かっている。特に、ブリタニアと同じ犠牲を強いる戦い方に関しては、R2ではナナリーが示した(というかユフィから継いだ)「優しい世界」、もっと優しく変わっていけるはずという考え方にルルーシュはだいぶ影響を受けるというイベントがあって(R2第6話〜第8話あたりですね)、うまくブリタニアイズムとは違ったルルーシュイズムを出して順調にハッピーエンドに向かっていた感がR2第1クールにはあったのですが、前回で作中でルルーシュが想い描いていたハッピーエンドの形であった「生徒会全員で花火」がシャーリーの死によって打ち砕かれて、一気に修正していたパラメータが逆戻りしてしまった感じです。
今回の黒の騎士団のゲストキャラに「これじゃブリタニアと同じだ」と分かりやすく言わせていますが、これは第一期の間にルルーシュがはらんでいた矛盾なんですね。R2第1クールではそこを修正していたのに、また逆戻り。
もう一つの大きな作中の否の要素、「秘匿」に関してもそうですね。せっかく、第一期ではあった様々なルルーシュの秘匿がR2第1クールでは解放されていて上手く進んでいたのに、今回はまたしても黒の騎士団のコアメンバーには秘匿して一種の虐殺作戦を慣行してしまうという。これでは、第一期ラストに黒の騎士団コアメンバーに色々秘匿したままナナリーをさらったV.V.の元に走って全てを失ったケースの繰り返しです(実際、色々秘匿したままV.V.の元にルルーシュとC.C.で挑むという構図が第一期ラストとかなり重ねて描かれていた回だと思う訳ですが)。
そしてネガティブ要素はスザクもそうですね。これも「もう手段を選ばない」と分かりやすくスザク自身に言わせていますが、結果のために手段を選ばないルルーシュ(というかゼロ)のやり方をスザクは否定するために戦っているのに、今回そんな自分で否定しているやり方である過程無視の手段でカレンからルルーシュのことを聞き出そうとしてしまっているという。
しかもここは、「秘匿の強制暴露」と「自由意志の蹂躙」という、作中の二大否定要素をそのままスザクが慣行しようとしているという恐ろしい場面です。コードギアス作中には、秘匿を強制的に暴露してしまうケースと、相手の自由意志を無視して自分の意志を「強制」してしまったケースは、絶対にネガティブな結果を招くという、視聴者向けのメッセージを含んでると思われる暗黙のルールがあるんですが、今回はリフレインを使ってカレンの秘匿を強制暴露しつつ、カレンの自由意志をねじ曲げて語らせようとしているという、もう作中否も作中否。秘匿を強制暴露して滅びたマオの話や、ギアスを使って他者の自由意志をねじ曲げてきたルルーシュが報いを受けたパターンをそのまま踏襲です。それではダメだよ、秘匿は自らの自由意志で打ち明けて貰わなくてはならないし、自分の意志を強制して相手をコントロールするんじゃなくて相手の自由意志、「想いの力」を尊重することが尊いんだよということを繰り返し描いてきたのに、ここでまた逆戻りという。
また、カレンは第一期ラストに生徒会の仲間のために自らの秘匿を自由意志で打ち明けたという、このテーマの一種の是の体現というキャラなんですが、それが今度はスザクから強制されて自由意志をねじ曲げられ、かつ秘匿を強制暴露される側に回ってしまうという。これ、本当にそのままリフレイン打たれちゃったのかな、作中の無秘匿、自由意志の象徴キャラであるナナリーが(R2第6話の感想参照)ギリギリで助けたりとかしなかったんだろうか。
とまあ、という感じで、シャーリーの死をきっかけに、色々いい方に修正されていたR2第1クールの諸々が、破滅エンドに辿り着いた第一期の頃に逆戻り。これはどうなるんだろう。二回繰り返してもダメだった。一度秘匿とか強制をたよりに罪を犯したものはどうやっても救われませんという話も微妙なので(あんまり繰り返し構造で二回やる意味がない気がする)、R2第6話のナナリー(&ユフィ)の「やり直せるはずです」が、ここから決まって最後に逆転することをまだ信じてますよ。
●C.C.の物語
コードギアスは、国レベルのマクロのお話でも、キャラクター個人のお話でも、名前(アイデンティティ)を取り戻すお話だというのは前回の感想でも書いたんですが、この物語の最後を作中で飾るのがたぶんC.C.で、C.C.の名前(と「願い」の予想)に関するお話は第一期の第10話「紅蓮舞う」の感想&第11話「ナリタ攻防戦」の感想の頃から詳しく書いていたものから今でも変わってないです。
だから、時々マリアンヌらしき存在と交信している複合アイデンティティ的な描写、長い時間相当孤独に過ごしてきたらしい断片的な描写から、今回の、
「関わらねば良かった。あんな女」(バトレー)
は、突き刺さるんですね。第一期第10話、第11話の「雪」の比喩にあった、アイデンティティロスト少女、それがC.C.なので、本当の名前を知っているルルーシュは、彼女にそれを取り戻してあげないといけない。ルルーシュ自身が自分のアイデンティティを奪還する物語の途中ですが、その物語の末に、C.C.の名前を取り戻せるのか。最終クールに入って、このたぶんこの作品の最後の物語のコアになる部分にも仕込みを入れてきた感じです。
お互いのアイデンティティ、「Allルルーシュ→←本当の名前の少女」はお互い同士しか同定できない。これがルルーシュとC.C.の関係(作中の言葉だと「共犯者」関係)のコアですからね。
●「優しい世界=本当の生徒会」の敵はロロだった
前回シャーリーがロロによって殺されて作中の目的であった「『生徒会全員で花火』が実現した時が『優しい世界の実現』フラグ」が叩き折られた訳ですが、考えてみれば、「優しい世界=本当の生徒会」を叩き壊すのにロロほどふさわしいキャラもいなかったんですよね。ルルーシュがR2第7話で幻視した本当の生徒会にロロが入っていないのは放映当初から注目ポイントでしたが、この本当の生徒会が実現したら、そこに居場所がない、一番困るのはロロな訳で。
ロロにとっては、「優しい世界」<「ルルーシュと二人だけのセカイ」な訳で。ここに、作品としての打倒対象が実はロロ(のあり方)であるという構図を見ました。
●世界は二人だけで出来てはいない
少し眠くなる話なので読み飛ばしてもらっていいのですが、一応「世界」との関わりという主題から見た、一般作品を含めてのコードギアスという作品の位置づけ。
「セカイ系」という言葉も意味合いが拡散していて定義が難しいですが、『最終兵器彼女』(よくセカイ系の代表にあげられる)のような、「キミとボクの二人の関係が社会を吹っ飛ばしてそのまま世界のあり方であるかのような主題を扱っている作品」と暫定的に定義すると、「キミのために世界を壊す」がキャッチコピーで、ナナリーのために世界を壊す、つまりルルーシュとナナリーの関係の二人のあり方がそのまま世界のあり方と連動しているかのような錯覚(と敢えて言いますけど)を行動原理としてルルーシュが突き進んでいたコードギアス第一期も、セカイ系的な側面があったと言えると思います。
で、だけどセカイ系否定の作品というのもまた最近ではスタンダードで、実はあんまり信じてもらえないけど、最近で一番それを色濃くやったのは『仮面ライダーカブト』だと僕は思ってたりするんですが(この記事参照)、コードギアスも第一期でセカイ系的な負の側面を描いておいて、それをR2で修正することでセカイ系否定している側面があると思うのですよ。
それがやっぱりR2第6話〜第7話で、ルルーシュは、ルルーシュの「キミ」だったはずのナナリーから自分を否定されてしまうんですね。ボクとキミ=セカイだと思ってたのはルルーシュだけで、ナナリーは彼女自身の自由意志で、かなり能動的に世界と関わろうとしていたという。
そこで一旦打ち砕かれてから、ナナリー=セカイを脱却して、生徒会の皆(に象徴される色んな立場の人達)のために頑張ろうと、世界(社会)へのパスがルルーシュの中で開けたのが、R2第7話「棄てられた仮面」。
なんだけど、そんなセカイ系を脱却したルルーシュのあり方は都合が悪いキャラがいる訳ですね。
それが勿論ロロです。
ロロにとっては、「キミとボク=セカイ」ならぬ、「兄さんとボク=セカイ」のあり方が望ましい訳です(だから第7話で傷心のルルーシュに、ボクと兄さんだけのセカイに閉じこもろう的な誘いを出すシーンがある)。
だから、ナナリーVSロロっていうのは、表面上、「真実の妹VS偽りの弟」という構図で真偽の是非のテーマを描くのに貢献してるだけじゃなく、もうちょっと深く読むと、「否セカイ系VSセカイ系」の対立でもあるなと最近思った訳です。「優しい世界」という言葉に象徴される、ルルーシュも含めた色んな立場の人が共存できる世界を目指して社会と関わりながら理想を追っているナナリー(否セカイ系)VS兄さんとボクのセカイに閉じこもろうとしているロロ(セカイ系)、という構図ですよ。
で、さらに「兄弟」というキーワードがルルーシュとロロだけじゃなく、V.V.とシャルルにも重なっていく訳ですが、今回を見ると、V.V.の目的もちょっとセカイ系っぽい気がする。兄弟が最も美しいと言いつつ、何かと現存の世界を否定するかのような発言を繰り返すV.V.は、「シャルルとボク」のセカイを一般世界にまで強制しようとしてるかのような印象を受けます。
なので、最終章の見所は、セカイ系的な「閉じてしまう」罠にハマっていたルルーシュが、色んな人達のおかげでそこから脱出した後(言うなれば、セカイ系からの脱出っていうのは、キミとボク以外の、世の中の色んな人の自由意志にアンテナを張るってことだと思うので)、未だに閉じこもろうとしているロロ&V.V.(暫定)を如何に打破していけるか(物理的に倒すとかじゃなくて、ロロにも外側の世界に視野を広げて貰うとかの精神的な改心でもいいんで)なような気がしました。
アーカーシャの剣は、実はこういった主題に関わってくる設定なんじゃないかと考えてる話もあるんですが、長くなってきたので、その辺りはまた今度!
◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想(レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです)をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。
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この記事へのコメント
カレンについてはナナリーが助けたに私も一票です。カレンにとってリフレインは母のことがあり、ギアス以上に残酷な仕打ちです。下手すると再起不能ですし。ナナリーはスザクの態度に不安げな表情をしていて確かめにいくことはありえます。それに、第6話のナナリーとユフィを重ねる演出はスザクに対してもあっていいと思います。というよりユフィ以外にスザクを止められません。
私はセカイ系はあまりよく分からないんですけど、前回のコメント欄(霜月さん達の話も含めて)とも関連し、ルルの世界がナナリーと二人から、生徒会に象徴されるもう少し広い範囲に拡大し、最終的に本当の(ルルに直接関わらない人も含む)世界へと拡張するという展開なら確かにきれいだなって思います。今回逆戻りしたようにも見えますが、単に第3段階に至っていないだけのようにも見えました。つまり、実はルルのセカイ系からの脱却はまだ途中なのではないかと。たしかに生徒会のような自分の知っている範囲以外の為にまで尽くすというのは普通考えにくいですが、今のルルの場合はまだ、それ以外に冷たすぎるんですよね。ナナリーやユフィなら直接何かしてあげられなくても被害が及ばないような配慮はあると思います。
ルルーシュがシャーリーと話して「想いの力」で世界が変えられるって思った時に「生徒会の皆」とか「黒の騎士団の中間達」が一欠片も出て来ず
「ナナリー」の為だけしか思いつかなかったあたりでも明らかだと思います。
でも個人的にはシャーリーの葬式ほったらかして
教団潰しに行ってる事のほうが地味に重要な気もしますが。
高校生として一人の人間として
生徒会の仲間達と友人の死を悼むより
ゼロとして教団潰して憂さ晴らしする事を優先するっていう。
前回のコメントのお返事とも合わせ、
丁寧にお相手をしてくださって有り難うございます。
シャーリー生存はさすがに無理でしたね。
あっさり犯人がロロと明かされたのに「あれ?」と思ったのですが、
その後の展開で、あ〜なるほどー、とも思い。
今回の話を見て、ロロってある意味で過去のルルーシュの
コピーそのものではないかと感じました。
「ナナリーの為」という一事を理由に
全てを踏み台/犠牲にすることを盲目的に正当化し、
最終的に第一期の崩壊を引き起こしたルルーシュ。
ロロの行為は「ルルーシュの為」という一事のためのものであり、
それがひいては「自分(ロロ)の幸せに繋がるから」という理論は、
ルルーシュがかつて持っていた
「ナナリーの幸せ=自分(ルル)の幸せ、そのためなら何でもする」
として破局した彼の考えそのままのような気がするから。
これは後に引かずに早めに示した方が良さそうな構図です。
与えるつもりもない幸せをちらつかせて良いように心酔させ、
ロロを手駒として使ってきたのはルルーシュ自身の選択ですから。
その結果として「ルルーシュ(+ロロ)の幸せの為に」
シャーリーはロロの手によって犠牲にされてしまった。
過去にルルーシュが「ナナリーのために」有形無形のものをそうしてきたように。
そうなると、ロロはルルーシュにとって敵なのは確かですが、
それは同時にルルーシュ自身の影でもあって、つまり「最大の敵は己自身」となり、
これがアバンでCCが言うところの「敵は人の業そのもの」的な言葉と繋がるのかしら、とも思ったりです。
ロロを葬りたくても葬れない食い違いは、そのあたりの彼の勘違い(?)を示しているようで、
いずれ来る破局を予感させてなんだか不穏。
私的感覚では、ロロはルルーシュの思惑(恨み/復讐)では殺せない敵のような気がしています。
ルルーシュ、ギアスが全ての元凶だなんて言って、シャーリーほったらかして教団に八つ当たっている場合じゃなくて、自分自身をちゃんと見直してみたらどうなのかと老婆心。
ああ、また長くなりました。
ほんと、毎度ですみません。
スザクとルルーシュ双方、自分が赦されるためには相手を赦さなければならないって構図はかなり明確に見えてますよね。スザクは、父親殺しから始まった赦せない自分を赦すには、ルルーシュを赦さなければならない、ルルーシュも諸々の罪を赦して貰うなら、例えばロロを赦さなければならない。
他者を赦すことが出来て、自分も赦される優しいエンディングに流れるのか、結局赦し合えないまままた殺し合って破滅エンドをもう一度なのか、ハラハラな感じです。
世界との関わり方に関しては、V.V.とシャルルもある種のセカイ系な関係だったと仮定するなら、ルルーシュが本当の意味で皇帝を超えるには仰る第三段階へ向かわないとという感じでしょうか。もう一度ボクとナナリーだけのセカイに逆戻りというのも何なんで、是非超えて欲しい所なんですが。
実は僕の解釈は逆で、「想いの力」のラストの部分は、ルルーシュとナナリーのような「想い」の関係が、シンクーと天子様にもあるんだとルルーシュが悟って、ボクとナナリーだけのセカイではなく、他の人間達も同じように「想い」を持っていて、そうやって世界は出来ているんだと、世界へのパスをより明確に持った、非セカイ系描写の部分だったんじゃないかと解釈してたりなんです。
ロロが過去のルルと同じというのは、今回感想で書いた、セカイ系的に閉じていたのが第一期のルルと現在のロロ同じという話の補強になりますね。
その関係の外の人間を沢山殺してしまった、「ナナリーのため」といって沢山の犠牲を出した第一期のルルーシュと、「兄さんのため」と言って犠牲を出すロロとが同じで、奇しくも第一期(過去)で自分が向けた刃が、自分に返ってきてるのが現在のルルーシュという。
どこかで赦し赦されの方向に転換しないと(ここで罪や秘匿の告白がたぶん重要なポイントになるのかなと)、また破滅エンドという雰囲気が出ていて上手いかなと思ったりです。この辺りは、R2第8話でスザクが自分を襲った人間の処刑サインにサインするかしないか(赦すか/赦さないか)葛藤する辺りの描写から丁寧に引っ張っているお話ですね。
さて、赦す赦されるトゥルーエンドを向かえるにあたって、主人公たちが故意過失を問わず多くの人を殺してしまった罪に対する落とし前の描写が必要(自分の魂がどうしても入れてもらいたい叫んでいる)だと思うんです。
その罰の内容について、あいばさんの考えを訊かせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
ふさわしくないコメントだと判断なされたならスルーしてください。ほんと、ごめんなさい。
赦し赦されの構図は破滅エンドを避ける唯一の道、という気がしますね。
そこで、昔からずっと気になってることでようやく動いたと感じますのが、
「皇帝−ルルーシュ」の対比です。
今回、構成員の木下さんが「これじゃブリタニアと同じ」、
VVがルルーシュに「君はシャルルと似てるから」と言って示しているように、
「ルルーシュ−ロロ」の構図って、
「皇帝−ルルーシュ(+ナナリー)」とそっくりだなと思うのです。
ルルーシュが初期から何度も何度も主張するところの
「自分達兄妹は彼によって道具とされた」とする糾弾(弾劾)は、
ルルーシュがロロを「ボロ雑巾のように使い捨ててやる」として
彼にやっていること/やろうとしていること(道具扱い)に対して、
そっくりそのまま返ってくるのではないかと。
そして、皇帝もまたVVとの関係で匂わされているように、何らかの痛みと怒りを負っているのならば、ただルルーシュが乗り越え打倒するべき障害としてだけではなく、
赦し赦される対象の一つであって欲しいな、と。
もし、ルルーシュが「他者への赦し」によって「自分への赦し」も得られて、
結果、救われるのだとしたらこの中に「父への赦し(理解)」までが含まれることを願います。
皇帝を殺る気満々で気を吐くルルーシュですが、
親(親族)殺しを是としてしまうのはどうにも嫌なのですよね。
(他が良いと言ってるわけではないですが)
スザクも父親を殺したことで苦悩してるし、ルルーシュのユフィ殺しは妹殺しでもあるし。
同じ轍は踏んで欲しくないと言いますかね……。
どうも初めまして?コメントどうもです。
罪には罰をもってしか整合しないというのがそもそも厳密には「赦し」てないんで微妙ですが、贖罪を主題の一つに扱った作品として本作はどんな感じか?って感じの質問と解釈して良いでしょうか?
何度か書いてるんですがコードギアスは既存のエンターテイメントのイイ意味で寄せ集めかつ総合的な作品だと思っているので、この主題にも画期的な新解答を用意するとかよりも、『るろうに剣心』とか、もっと昔の文学の方向なら『罪と罰』とか、そういう既存作と同じような落としどころでいいんじゃないでしょうか。贖罪に死のうとしていたスザクに「生きろ」ギアスをかけた時点で、自殺による贖罪は否定している作品だと思うので。
皇帝の「神殺し」という目的が何らかの痛みから来てるのはほぼ確かだと思うので、その痛みをルルーシュが理解した時どうなるのかという感じですよね。
皇帝もルルーシュも自分の痛みを引き金に世界の方を変えてしまおうとしてる辺りが似てるのかもなと。
あと、皇帝はマリアンヌ様のことは普通に愛していて、ナナリーが総督になった時にナナリーに向けていた視線を見るに、子への愛もたぶん持ってるっぽいですよね。
その辺りはこれからマリアンヌ様殺害事件に収斂していきそうです。ルルーシュと皇帝が赦し合えるかというのも、その事件の真相がやっぱりキーなんだろうと。
えーと、コメントの補足というか、その意味を直感的に述べますと、
「ルルもスザクもお互いに赦し合うのは勝手だが、作中の人々にあれだけのことをしでかしておいて、大団円だと… 非道な行いを見て、イライラしたオレ(狭義の視聴者)のこの憤りはどこにやればいいんだー」
ということになります。明らかに、物語に感情移入しすぎです。 反省です。
自分は、ユフィのような優しい考え(たとえ、人をだめにしてしまうかもしれなくても)が好きですので、赦し合うエンドを望む気持ちもあります。しかし、前述の怒りが心の中にひろがってしまいます。
物語が赦し赦されるエンドを向かえるにあたって、感情を静めてくれる描写があってくれてもいいんじゃないか、寧ろ必要じゃないかと(個人的に)思ったのです。
そんなわけで、(おそらく)多くの本を読み、(後ろの2つ確定的ですよね)物語の構造を分析でき、広い視野で作品を捉えられるあいばさんに質問させていただきました。
もしかして、タブーを犯したり失礼があったかもしれませんが、ありがとうございました。これからも作品の感想を楽しみにしています。
贖罪の描写について知るために、『罪と罰』を読んできます。 お金が無いので図書館で では失礼します。
お返事ありがとうございます。
ギアス嚮団の話は、葬式に出ずにやっちゃった以外にもう一つあって、
実際にシャーリーを殺したロロやシャーリーのギアスを解いちゃった犯人がすぐ傍にいるのに
そっちをギアスなりなんなりで潰さずに嚮団潰しに行ってるあたりも結構個人的に嫌な所で、
なんかこうシャーリーが死んだのは
悲しいし怒りや悲しみを誰かにぶつけたいけれど
それはそれとして
ナナリーと一緒に暮らせる優しい世界を作る為にまだ使えそうなコマは
なるべく取っておきたいみたいな考えが
透けて見えるような気がするんですよね。
なんとなくこの先どこまで行っても
妹が最優先他はその為のコマなのは
変わらない気がします。
私も誰も報われない破滅エンドを望む訳じゃないけれど
今迄犠牲になってきた人達や草場の陰で泣いていた人達の事を考えると
一概に皆幸せになってねとは言えないのですよ
私としては事態は丸く収まるけど人々の心にわだかまりが残る終わり方が一番良いかな、と思います。
僕はたいして本読んでないですね。最近は月5冊読めたらいいくらいです(笑)
なので、個人的な憤りを沈める方法(展開)を僕なんかに聞くより、空現不可分さんが自分で考えた方がいいですよ。それが空現不可分さんの答えでしょう。
勿論制作陣は空現不可分さんのために作品を作ってる訳ではないので、そうはなりませんけど。
ロロは駒として取っておきたいどころか、この回ではもろに殺しに行ってましたけどね(笑)
ジェレミアは、ギアスキャンルが能力なので、単純にギアスを否定する際の対象になるかは微妙な所です。
やっぱり、自分のギアスは棄てるそぶりを見せずに単純にギアスの殲滅をはかったというのがこの回の一番のネガティブ描写な気がしますねー。
ルルーシュのナナリー第一主義は、「棄てられた仮面」の回から徐々に変わってきてると僕は解釈しております。
どうもはじめまして、コメントどうもです。
逆に僕はどちらかというと大局的な事態は何も収まらないんだけど、ルルーシュ個人は何かを獲得して終わるような終わり方を希望ですかね。
罪の報いも受けるけど、ナナリーだけはルルーシュを赦してくれた、みたいな(仮定ですけど)。
こんばんは、お手数をかけてすみませんでした。
お返事の真意は、同人…、同人活動を自分にやってみたら、ということですよね、そうだと言ってください(泣)。
と、冗談はさておいて、
自分は、多くの物語のパターンを整理して得られるであろう果実(本当に有るのか無いのかわからないし、うまく表現できているかもわからないのですが)を管理人さんに甘えて、手軽に(国語の授業のようにやさしく、しかもそれを単純にしたものを)手に入れようとしてしまったようです。
経験によって得られるであろうその果実は、自分で物語を整理したり、それに関連している本を探すようにすればよかったし、あいばさんがこの作品をどう捉えているかは、このブログに書かれている作品についての感想を穴のあくまで、見て、読んで、考えればよかったのです。
あいばさんを神か先生か何かと勘違いして、甘えてしまって、本当にごめんなさい。
あと、コードギアスの終わり方についてですが、かずらさんがおっしゃるような世界に平穏が戻りつつも、人々の心の中には影が残っており、切ないようななんかスッキリしないようなエンドも、あいばさんが(暫定的に?)望んでいらっしゃるような、現在進行形的な宝物を胸に抱き、厳しい現実に前向きに立ち向かっていく男の旅立ちエンド(間違って解釈していたらごめんなさい)も、結構イイ感じで、いい視聴後感?を与えてくれそうです。
蛇足になりますが、『罪と罰』も読み終わりました。自分はほとんど本を読まないのですが、この作品が書かれた時代の社会背景や思想について興味をひかれるくらいすごいパワーを感じました。文学やら物語やらの力は偉大ですね。
上と矛盾しているようなしていないような気がしますし、私事で申し訳ないのですが、架空のことと現実のことを区別して考えられるようになりたいと思いまして、空現不可分のHNを卒業することにしました。
最後に、自分の思慮や(メディア)リテラシーの欠如によって、上の長文を投稿することやご迷惑をかけたことを心からお詫び申し上げます。(自分でもこの長文は、この場にあまりにもふさわしくない気がするのですが、最後のワガママだと思って、削除・スルーの手間は、ご容赦ください)
アンチヒーローものの王道としては主人公が最後に死んでしまうものだと思いますが、今回はどうなるのかな?
シャーリーは死んじゃったし、ニーナは狂ってるし、ウザクはウザいし…
ハッピーエンドは難しいかもしれませんね。
やっぱり、ルルーシュが死ぬか、ルルーシュが守ろうとしたナナリーが死んでしまうかが一番ありそうな感じがする。
でも、僕の予想なんて多分外れてしまうだろなと思います。むしろ、外れて欲しい。
どちらにしろ、谷口監督は最高の終わり方を用意していると思います。
今後、どういう展開になるのかワクワクが止まりません。
ま、まあ同人活動までいかなくても、自分で色々考えながら読んだり聞いたり、あるいは創ったりするのがいいんじゃないかと。
僕もそんな感じで地道に活動してる途中ですし。
>ジュミナスさん
僕はラストは何らかの救いが欲しいと思ってますねー。
第一期の悪のヒーローモノな方向から、R2では色々「やり直し」要素が入ってましたので(第6話のナナリー&ユフィの「やり直せるはずです」とか)。
まあ、それらの「人はやり直せるはず」フラグを全部叩き折って大バッドエンドもありえそうな雰囲気が、いい意味でハラハラさせてくれていいんですが(^^;
こんにちは、空現不可分 改め 空 です。
恥ずかしくなったので、自分の前のコメントを削除してもらいたかったのに、先を越されてしまいました。
一番はじめに頂いたお返事の意味がやっと分かった(つもりな)のでコメントさせていただきます。
おそらく、スザクは『るろうに剣心』的な贖罪の道を、ルルーシュは『罪と罰』の中に描かれていたようなそれをそれぞれ歩んでいくということをあいばさんはおっしゃっていたんですよね。
違っていたらさらに恥ずかしいですが…
いえ、贖罪というテーマに関して既存の作品の要素から抽出されたもので描いてもコードギアスらしいということを書いただけで、『るろうに』がスザクで『罪と罰』がルルーシュだとか、特に対応させる意図はありませんでした。
できれば、恥ずかしくなったから削除してもらうとか言わない程度に考えてからのコメント投稿をお願いしますー。
先を越されたとか言われてもこちらも対処のしようがないですので。





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