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 メモ感想ですが。
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・最初に基地?に集った時に勇次郎にボロボロに言われて克巳セルフイメージを喪失→修行パート(真マッハ突き獲得)→今話にて勇次郎にには否定されたけど他ならぬ作中で唯一勇次郎に比肩し得る存在である刃牙に「アンタでいい」と認められて(肯定されて)セルフイメージ完全復活→決戦……という克巳物語。
・板垣先生らしからぬ丁寧な描き方でビビった。
・「二人の母親」は空手と中国拳法という垣根に囚われず両方大事にしながら成長しようとしていた克巳のハイブリッド志向の源泉的な意味合いで出したモノと思われる。
・つまりは単純(ピクル)VS複雑(克巳)。それがそのまま原初(ピクルのファイトスタイル)VSその後の武の歴史(中国拳法+空手)。
・そしてどうやら「速度」がキーの対決。
・ドームを満員にしての正拳中段突き応援は、最大トーナメント編の克巳VS花山戦で克巳がピンチになった時に末堂と加藤がやった正拳突き応援を大規模にしたもの(同じく主導してるのが末堂)。あの時二人分の応援を受けとった器から、今回ドーム満員分の応援を受けとれる器に克巳が成長してるという表現と思われる。
・高校生の時から『バキ』で一番好きなのは克巳と公言してきた読者として、ここまで克巳編を盛り上げてくれる日が来るとは思っておらず、今回の二話は感無量。

 これ、克巳勝つんじゃないの!?と幻視するに十分な内容でした。死刑囚編の途中くらいからコミックス買ってなかったんだけど、この一連の克巳編のために続き買おうかと思う内容でした。

 「母親」と、「正拳中段突きには大きな意味がある」は、個人的な経験上一般読者よりも大きなものを受信して感動した気がする。克巳勝ったらマジで『範馬刃牙』全巻買います。

 つーかマジで、上述した因縁的、伏線的、構造的に、刃牙が戦うよりも克巳が戦う方が仕込みは充実してるんですよね>ピクル戦。板垣先生どうしちゃったんだというほど決戦までが丁寧に作られていて、どうしようかと思ってるんですけど(いや、どうもしないけど!)。

範馬刃牙 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)