2008年08月11日
バクマン。/感想/1ページ「夢と現実」/大場つぐみ・小畑健
単純な夢追い礼賛漫画では無いということ。
一般的なエスカレータ人生をそんなものだと思っていた(というか多くの中学生がそうであるようにそんなに真剣に進路なんて考えてない)最高が、そういった「一般的」な見地からは反社会的(笑)な漫画家を目指し始める所までを描いていた1話だった訳ですが、やっぱり漫画家、夢を追うのはサイコーだよねという所を押している訳じゃなさそうなのが面白かった。
だからクライマックスの小豆ちゃん瞳キラキラの辺りは、一種のギャグコマになってるんだろうと。一般の子ども読者はこの辺りで普通にやっぱり声優とか、漫画家とか、夢追うのいいよね!とストレートに受信しちゃうかもだけど、そう読める反面、ここは一歩引いた視点があるように描かれているというか、こんな現実的な視点を持っていたはずの最高が、一気に反社会的な(笑)漫画家志望に振れちゃうほど、恋というか異性への欲というのは訳分からないものだよね、というのをコメディにして描いているんだろうと。
だから、メールで励まし合う関係とか、夢が叶ったら結婚とか、そんな現在の恋愛資本主義社会的にねーよ(w)な関係を、一番そういうのバカにしそうな雰囲気があった最高が受け入れてしまう辺りが、最高にコメディになってる感じ。
まだ第1話なんでどうなるか分からないですけど、あるいは、そんな「ねーよ(w)」な関係がホンモノになっちゃたりもしたら面白いかも。白を映えさせるためには黒を書き込まなければならないのパターンで、夢とかピュアな恋愛の希望を描くなら、現実も書き込まなければならないというのがちゃんと入ってる漫画だと思いました。
◇
あと、夢と現実のテーマ的に、「バクマン。」の「バク」は夢食いのバクの意味も入ってるのかもです。
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