2008年08月20日
コードギアス 反逆のルルーシュR2/感想&トラックバックセンター/TURN19「裏切り」
『コードギアスR2』第19話「裏切り」の感想&トラックバックセンター記事です。前回第18話「第二次東京決戦」の感想&トラックバックセンター記事では、5900PV/WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
<追記:感想アップしました>
◇以下本編感想◇
「あの時間だけはホンモノだった!」(ロロ・ランペルージ)
「真偽」のテーマ決着。
偽りの時間には意味があったのか?
ジェレミア卿が前回で偽りのオレンジの時間を自分に取り込んでAllジェレミアになったりといった先行解答を踏まえて、長きにわたった、真実か偽りか、本当か嘘か、というテーマが、予想通り偽りの時間にも、嘘にも意味があったという風に、一番コアだった「真実のナナリーと偽りのロロ」の物語の結末が描かれて決着。
偽りにも、嘘にも意味がある。
嘘、というか今まで使ってきた言葉だと「秘匿」ですか。今回ルルーシュはカレンを生かすためにカレンは駒だったという嘘と、ロロの魂のために使ったラストシーンの嘘と、二つの嘘を使ってるんですが、どっちもポジティブなニュアンスで描かれていたと思います。
ラストシーンは凄いな。
ナナリー(とユフィ)が目指し、ルルーシュとスザクが惹かれた「優しい世界」の解答、「赦す」が描かれたシーンだったんですが(ロロは自分を利用したルルーシュを赦し、ルルーシュも恐らくシャーリーのことを赦した)、最後まで「嘘」で赦し合うという。
これは解説いるのだろうか。自己言及も含んだ論理学とかで扱われる「嘘」の題材が入っていたラストシーンなんですが、
→ロロ、兄さんは嘘つきだから、自分を殺そうとした、嫌いというのは嘘だったんでしょう?とルルーシュに言う。
→ルルーシュ、その通り、という旨を伝える。
→しかし、ロロは「兄さんは嘘つきだから」と前提しているので、ルルーシュのその解答が嘘だ、つまりやっぱり殺そうとしたし嫌いだったことも理解して、それでも赦している。
→ルルーシュ、お前の兄は嘘つきだからという。つまり「ロロを殺そうとした、嫌いというのが嘘」というのが嘘で、実はロロを殺そうとしたし、嫌いだったと、作中是の「秘匿の告白」を行っている(息絶えた後に喋ってるので直接は伝わってないけど、おそらくルルーシュもロロが表面外の意味を理解していたことを理解して言っている)。
といった感じで、お互い表面を嘘に覆いながら、「赦し」と「秘匿の告白」で偽りだけどホンモノの兄弟だったと最後の最後にお互いをアイデンティファイしたというシーン。コードギアスの特徴でもあるアイデンティティ・ロストキャラでもあったロロ、最後に、他ならぬ偽りの兄からのアイデンティファイを受けて退場。
だいぶ神がかってると思いました。正直泣きました。
全体として、嘘や秘匿(そこから生まれる偽りの時間)にも意味があった、というお話だったと思います。それが、嘘や秘匿の無い世界を創ろうとしているらしい皇帝のカウンターとして、思想的な面で最後のルルーシュの立ち位置を印象づけているという。嘘、偽り側のヒーローとしてルルーシュは最後は戦うということになりそうです。
◇
ルルーシュ絶体絶命ですが、やっぱり最後のキーは何回もフォーカスがあたってきた、作中是の自由意志、想いの力ですかね。シュナイゼルも嘘をついてる(要所要所の情報を伏せている)んですが、こちらは相手を誘導し、自由意志によらずにコントロールするための嘘。ルルーシュがカレンやロロについたのは、相手の自由意志(や命)を守るための嘘。
シンクー、天子様とか、R2になってルルーシュが「やり直し」要素としてギアスを使わずに相手の自由意志を尊重した(R2第11話「想いの力」の感想を参照)勢がまだ残ってますし(あとそんなルルーシュの姿勢を評価した神楽耶様)、その他にもR2前半でルルーシュが頑張って稼いでいた是のパラメータ(切り捨てない、赦し、非セカイ系、etc)がチラホラと。シャーリーの死をきっかけに色々転調して「落ち」パートに入った訳ですが、前半の仕込みがやっぱり最後に効いてきて意味を持つ展開を見たいですよね。
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この記事へのコメント
この「裏切り」には二通りの意味があり、
1 本編どおり、黒の騎士団メンバーのゼロ=ルルーシュに対する裏切り
2ゼロ=ルルーシュの黒の騎士団メンバーに対する期待の裏切り(藤堂の後退の意見に対し「そんなことはどうでもいい!!」と言ったことから)
この二つの裏切りを同時に描いたスタッフは凄いと感じました。
あと、公式ページによれば、ナナリーは死亡扱いみたいですね・・・。
でも、もしかしたら製作スタッフの罠の可能性もあるので、ナナリー生存にわずかながらの希望を抱いています。
ロロが死んだことは知らないので相当脅威に感じてるはずです
なんとしても保険が欲しいところ
記憶喪失・・奴隷・・裕福な暮らし・・
なんかC.C.がシュナイゼルの嫁にされたりしないか心配になってきました(笑い)
もともと底辺のロロはこれ以上落とされる事がなくて良かったです。
欲を言えばシャーリーを殺した事による罪の認識や
他者の命に対する意識の改心などがあればもっと良かったのですが。
命を掛けてルルを救ったロロですが例えルルーシュが赦しても
シャーリー殺しの罪が帳消しになる訳でもないのですが
それでもルルーシュから事前にあれだけの悪意による本音をぶつけられても
あの土壇場で兄を信じ抜いたロロの一貫性は褒めていいと思います。
「裏切られる事と信じる事は別」を実践して見せたロロや(口で言う程易い事じゃない)
あえて極限状況で偽悪的になってみせるルルーシュなど(誰だって悪役にはなりたくない)
半端な覚悟じゃありません。
騎士団の連中にも見習って欲しいですな。
ロロを嘘で看取ったルルーシュ。
ユフィの最期、嘘で安心させてあげたスザクと重なるわけで、やはり至る所でシンクロしまくりの二人なのでした。
殺したかったと言われ、嫌いだとなじられ、大切だった時間の主核だった本人(ルル)にそれを全否定されても、揺るぎない意思と想いは変わらず、ロロは最期までルルーシュを護った。
彼が命を以て示してくれた自由意思、「想いの力」を見るにつけ、
人の意志を奪うルルーシュのギアスがどれだけ「悪」なのかを考えさせられます。
ルルが人の意志を奪って支配する力を得たのは、おそらく母が殺されて皇帝に直訴に上がった時、父に「おまえは生きてなどいない、おまえの意志などない」的なことを言われて存在が全否定された傷から来るものなのだと思われます。
自分が為す術なく支配される弱者でしかなかったから、問答無用で支配出来る強者になりたかった、その形。
でもそれは、自分の尊厳をズタズタにした行為を他者に強いる力。
あいばさんも以前に仰っていましたが、ルルのギアスは、彼が最も否定して捨てなければいけない力、なんでしょうね。
もともと、キャラクターの心理やストーリーさえも正確に読み取ることができない自分ですが、あいばさんの感想を読むようになってから、暗喩などの表現にも一応気をつけてみるようになったのです。そして今回のラストあたりで皇帝が組むというか重ねている両手(語彙がなくてすいません)のアップシーンが印象に残りました。これはあいばさんがよく書かれる「手繋ぎ」の比喩で、皇帝の一人で閉じた心を表しているのでしょうか。
なにか気になります。
あと、「赦す」ための大前提は、お互いの「素顔」を知っていることだと思います。自分は前にルルもスザクも赦し合うのは勝手と書いたことがありますが、これは誤解が解ければ、友人ですので怒りよりも勝る気持ちがあるのは、分かります。しかし、行政特区での虐殺等は、悪意が無かった、故意ではなかったと「仮面」をつけた男がいくら説明しても、その被害者および家族が赦すことはできなくて、第二の復讐者を生む可能性が高いと思います。
あと、スザクがどうなってしまうのか、すごく気になります。無印のころ、日ブリ大戦終戦間近か後に死体の山を進むルル兄妹とスザクのシーンで、スザクがナナリーに涙には人の体温がきくかなんかで慰められていたのに、そのナナリーごと多くの人の命を奪ってしまって、フォローもほとんど無く、最後に笑い出してしまうなんて。今回は性格反転以上の何か起こってしまいそうです。
あと、あと、うるさく、長々とすみませんでした。では、いい夜を。
フレイアを対外的にどう発表するのかってのもあります。植民地人が大人しく宗主国人に従うのは「死ぬよりは飼い殺しのほうがマシ」ってのがありますから、イレブンの人口の20%殺すってのは他のエリアで暴動起こせって言ってるようなものでしょう。黒の騎士団の超兵器ってのは団の株を上げるので無し?。とすると帝国から団が盗んで使ったになるのかな。ルルがいなければ、戦術家止まりの人材しかいませんから、罪かぶせて皆殺しくらいシュナ兄ちゃんならやるでしょう。
出来るならルルナナロロ三兄弟が実現して欲しかった。
また、ロロがここまで兄大好きになった理由は、家族を知らないだけでなくルルーシュのナナリーへの愛情がシフトしたからなんですよね。それを考えると、ルルーシュがどれだけナナリーを愛してるかわかります。
雑誌情報によると、ルルーシュは食べられる雑草に詳しく、対してナナリーは兄が守ってくれたので餓えという感覚を知らないとか。これ読んだとき泣きそうになった。
また、対比描写といえば、今回はスザクとジェレミア卿の対比が書かれてましたね。
二度も皇女を失って夕方まで棒立ちと何度も皇族を守れなかった故に今自分に出来ることをする。
あとジェレミア卿の奇妙な関係。
かつてワンを目指した者と今目指す者、ゼロによって地位を失った者と得た者。
面白いぐらい真逆です。
なるほどー。2の方の意味合いは言われて気づきましたー。
公式サイトはああなりましたが、ナナリーは生きてると思いますよ。
とりあえず最新話では死亡していたはずのマリアンヌ様も(ある意味)生きていたことですし(笑)
シュナイゼルは表情は余裕な感じでしたが、ロロと、ロロが生かしたルルーシュはシュナイゼルにとって不確定要素になってきてる展開ですよね。面白いっス。
>かずらさん
ルルロロのラスト良かったですよー。
自分の意志ではどうにもならない他者がいるからこそ、その他者の自由意志で肯定された時、アイデンティティを得るというコードギアステイストが十全に詰まっていたと思います。
ロロの思うようにルルーシュはロロのことを想ってくれてはいなかったし、ルルーシュの思うようにロロをコントロールもできなかった(結局ロロに対してギアスを使わなかったのもポイントなんだろうと)。でもそんなどうにもならない他者に、最後は赦され、認められるという。
この自由意志に基づく相互アイデンティファイに到達したキャラから死んでいってしまうというのが、コードギアスの厳しい所です。残るカレンやC.C.、スザク辺りはどうなるのか。
ルルロロのラスト良かったですよね。
偽りだったはずの時間を拠り所にした、道具としての人生だったロロにも自由意志があったという最後の爆発。
その自由意志、想いの力に基づいて、ロロは何を言われても最後までルルを護るという。
ルルーシュがロロの意志をギアスで奪う展開ではなくて、死亡する展開でも最後にロロの自由意志がルルーシュを護ったという展開になって、幾分希望を感じさせるラストでした。シャーリーの死で転調した物語も、ロロの死でまた転調しそうな予感を抱くくらい。
ルルーシュのギアスは悪として描かれてますね。それを使った行いが、因果応報的にルルーシュに返ってくるというのが徹底してます。他者の意志をどうこうしようとか、コントロールしようなんて、結局自分を同定してくれる他者を失ってアイデンティティロストするよ、孤独になるよというメッセージなんでしょうね。
「手繋ぎ」がコードギアスで印象的なモチーフになってるのは確実ですが、手を組む姿に何か比喩的な意味があるのかは考えたことがありませんでした。なんか、他のシーンでも意味と対応するそういう絵があればいいのですが。
まあ仮面をつけてようがつけてなかろうが虐殺された人達はたまったものではないですが、確実に物語はルルーシュの仮面外しの方向に向かってますね。仮面外しというか、OP冒頭の仮面は手に、素顔で、学生服を着て、なルルーシュに向かって行ってる気がします。
スザクは最終回付近まで落ちパートだと思うので、こんなものだろうという印象です。最新話でも完全に自分を見失ってロイドさんやセシルさんに突っ込まれてました。
フレイヤは放射線出てるんでしょうかね。なんか核とはまた違った兵器って設定みたいですけどね。
対外的にどう発表するかは作中ではそんなにキーにならないかもしれません。なんか、最新話見てると皇帝とのSF展開に突入しそうな感じまでしますし。
シュナイゼル兄さんの策略は、イレギュラー要素のロロ(によって助けられたルルーシュ)から起因して揺さぶられるみたいな展開だと面白いかもです。
ルルロロラスト良かったですよね。
仰る通りルルーシュ→ナナリーへの愛情が→ロロへとシフトしたがゆえのロロ→ルルーシュ感情でしたし、さらにはナナリーのためにその他の世界を壊そうとした第一期のルルーシュと、ルルーシュのためにその他を殺していったロロとが対応関係にあって、コードギアスの特徴である因果応報をルルーシュはロロを通して食らってた部分(シャーリーの件とか)があったんですが、結局ロロのルルーシュへの気持ちはホンモノだったと落ち着いて、対応するルルーシュのナナリーへの気持ちもホンモノだったと落ち着きました。
ロロを赦してアイデンティファイしてやれたルルーシュというラストは、行動が自分にはね返ってくるコードギアスにおいて、第一期のルルーシュの行いも何らかの赦しを受けてR2ではアイデンティファイを受けられるんじゃないかと希望的な予想を抱かせてくれるラストでした。
ジェレミア卿はすごい扱いになってますね。
皇族ルルーシュの側面を最後まで同定してくれるのはこの人なのかもとまで最近思ったりです。





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