2008年08月31日
コードギアス 反逆のルルーシュR2/感想&トラックバックセンター/TURN21「ラグナレクの接続」
『コードギアスR2』第21話「ラグナレクの接続」の感想&トラックバックセンター記事です。前回第20話「皇帝失格」の感想&トラックバックセンター記事では、7900PV/WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
<追記:感想アップしました>
◇以下本編感想◇
「お前達は知っているのか? ナナリーの笑顔の意味を!」(ルルーシュ)
燃えて泣いた。
一般視聴者と受け取り方が違うかもしれないけれど、強力なものを受信した。これは、クる人にはクる。
◇
皇帝の目的は第15話「Cの世界」の感想時点で予想していた通り、SF的な装置を使って人類の意志(過去未来も含む)を一つにしてしまって秘匿や嘘の無い「真実」の世界を作ることだった訳ですが(「集合無意識」の一言で説明してますが、心理学の素養が無い人にはキツイ気も)、そこに嘘、仮面(ペルソナ)、偽りにも意味があるという真逆の思想を掲げて今回ルルーシュが立ち向かっていくんですね。
古くは物語として第一期のマオ編辺りから仕込まれていた仕込みです。
マオの読心能力というのが、嘘や秘匿を強制的に暴いてしまうという、弱化版「ラグナレクの接続」的能力だった訳ですが、第一期ではマオのそういった秘匿の強制暴露というあり方は否定されて決着していました。
で、マオの読心能力の大幅パワーアップ版というか、読心どころか人類の心を一つにしてしまってオールタイム強制暴露状態を作り上げてしまおうというのが「ラグナレクの接続」な訳ですが、マオを否定したように、ルルーシュは皇帝のこの思想をも否定します。スザクの秘匿を強制暴露したマオをギアスで倒したように、全ての人類の秘匿を強制暴露しようとする皇帝にギアスで立ち向かいます。そもそもこれまで書いてきた通りアイデンティティがテーマの作品なので、今までネガティブポジティブを問わずアイデンティティを巡る物語を繰り広げてきた登場人物達を代表して、自分と他者を別かつ壁、ペルソナが無い、つまりはアイデンティティの概念そのものが消失した世界を、ルルーシュは否定するのです。
皇帝(とマリアンヌ)の目指す嘘、秘匿、ペルソナが無い、個々のアイデンティティが消失して集合無意識として人類が一つになった自分も他者も無い「真実」の世界
VS
ルルーシュが反逆する、嘘も秘匿もあってみんなペルソナをつけているけれど、個々に分化してアイデンティティがあり、自分がいて、他者もいる世界
という構図な訳ですが、ここでルルーシュが後者の立場で反逆できるバックボーンに、構造的な部分でルルロロ物語があるんですね。
ルルーシュとロロの兄弟、シャルルとV.V.の兄弟が、「兄弟」のキーワードで対比されて描かれていたのは明らかですが、ルルーシュとロロは「偽り」の兄弟だったけど、最後にはシャーリーを殺したロロと、ルルーシュは「嘘」で赦し合った(第20話「裏切り」の感想参照)。
一方でシャルルとV.V.は「真実」の兄弟だったけど、シャルルはマリアンヌを殺したV.V.を「真実」を追求する余り赦せなかった。
というパラメータの違い。
さらにはそのパラメータの違いを生んだ、原因となる女性のあり方の違いですか。
同じ死ぬ、今際の際というシチェーションで、
シャーリーは最後まで彼女が語った「想いの力」、「自由意志」を尊重して、ロロが自分を殺したことをルルーシュには告げずに死んでいった(シャーリーも「嘘」をついていた)。
マリアンヌは居合わせたアーニャの「自由意志」を剥奪する形になる「強制意志」のギアスで生き残り、「嘘」はつかずに、自分を殺したのはV.V.だとシャルルに「真実」を強制暴露した。
ここにきて、このコードギアスという物語の構成上、シャーリーの死には圧倒的な意味があったのだと気付いて全僕が泣いた。
ここで、
「嘘」をつきながら「自由意志」を尊重して(最後にシャーリーはギアスを象徴的な意味で破った)死んでいったシャーリー
VS
「真実」を告げて、「強制意志」(ギアスのことね)で生き残ったマリアンヌ
というパラメータの差異をクライマックスである今話のルルーシュVSシャルルの決定的なバックボーンにするため、そして、そこでルルーシュが勝利する一番の要因になるために、「シャーリーの死」というイベントには圧倒的に意味があった。まさに裏正ヒロイン。
そして、ここまでが構造美的な観点からの燃え&泣きポイントでしたが、ここからパッション&エモーショナルな方向での燃え&泣きポイントがきました。
「俺はゼロ、奇跡を起こす男だ!」(ルルーシュ)
ここで敢えて、三つのルルーシュのアイデンティティ(皇族、学生、反逆者)のうち、仮面(ペルソナ)のアイデンティティである「ゼロ」の名前を高らかに宣言。
嘘も秘匿もペルソナも無い世界が真実という皇帝達に対して、嘘の秘匿の、ペルソナのアイデンティティであるゼロの名前を叫んでルルーシュ反逆。
「真実」の皇帝を倒すのは、「嘘」のアイデンティティを掲げたルルーシュ。何というピカレスクヒーロー。
そして、集合無意識への「刻の流れを止めないでくれ」ギアス。
「刻の流れを止めないで」という詩的な表現になってますが、ようはアイデンティティが消失した無分化の集合無意識に対して、再び分化してくれ、アイデンティティで別かたれてくれという「願い」。
「命令」ではなく「願い」になってるのもポイントですが、自由意志(分化すれば、再びそれぞれが自由意志という名のアイデンティティを持った存在になる)のために強制意志(ギアス)の力を使うというポストモダンへの挑戦的展開がまた熱い。
面倒な話ではあるのですが、「自由意志を尊重する」という命題は、「自分の意志を強制してよい」という意志も一つの「自由意志」なので尊重しなくてはならないのではないか、逆に言えば、「自由意志を尊重する」という命題を「強制」するのは矛盾ではないか?という論理学的に面倒な問題がポストモダンとか言われた時代の思想界隈の命題にあるのですが(超はしょってますが)、一時僕なりに考えた所、「自分の意志を強制してよい」という命題はその命題にその命題自体を他者からの強制で否定されるのを含意するので自己言及的な矛盾になるけれど、「自由意志を尊重する」の方は、その命題自体も他者からの自由意志で尊重されるので否定されないということで、「自由意志を尊重する」という命題は「自分の意志を強制してよい」という命題よりも優位にあると自分なりに至ったことがあります。
宇宙語を聞いてしまった感が漂っているかもしれませんが、とにかく、それくらい「自由意志のために強制意志(ギアス)の力を使う」というシチェーションには深みがアリ、燃えるということです。
そして、「それでも俺は明日が欲しい!」(ルルーシュ)のシャウトと共に、まさかの初の「自由意志のための強制」シチェーションでルルーシュのWギアスが発動。燃え死ぬ(逆に、皇帝とマリアンヌの方が、真実の名のもとで、自分の意志の全世界への「強制」を行おうとしていたのだという形になっている。スザクの「それを押し付けと言うんだ」なんかを参照。なんという自由意志VS強制意志)。
さらにさらに、最後のとどめのエモーショナルな方向での泣きポイントとしての、明かされる、ここで、そこまで自分がいて他者もいる世界の方がいいとルルーシュが皇帝に反逆できるバックボーンが炸裂。
「お前達は知っているのか? ナナリーの笑顔の意味を!」(ルルーシュ)
作中の自由意志尊重の象徴、ナナリー。
盲目で足が不自由なナナリーは、自分だけではできないことを知り、他者の存在に感謝していた。それをルルーシュはずっと見ていた。
なんという兄妹愛。
ルルーシュが要所要所でギアスを使わずに大事な他者の自由意志を尊重できたのは、ナナリーといた時間のおかげだったんだな・゚・(ノД`)・゚・
第7話でルルーシュが幻視した生徒会に象徴されるナナリーが追った「優しい世界」とは、ブリタニア人、日本人、断罪者、免罪者、etc...そういった多様なアイデンティティをひとまとめにしてしまう、他者がいなくて全て自分なんていう皇帝とマリアンヌが目指した世界ではなく、そういった多様なアイデンティティを持つ他者がいても、そこに嘘や秘匿が生まれても、それに感謝できる、「他者がいるから自分を同定できる」という、コードギアスの作中解である「優しい世界」だったんだな……。
ナナリーの名前を絶叫しながら皇帝とマリアンヌを否定するルルーシュの所でもう泣きながら見てた。「偽りのロロ」に意味があっただけじゃない、「真実のナナリー」にも意味があったと、そういうラストだったんじゃないかと。
◇
引きは、一ヶ月後、ルルーシュがブリタニア皇帝になり、スザクがナイトオブゼロで、黒のルルーシュVS白のシュナイゼルという絵でエンディングへ。
正直、今回が最終回でラストのルルーシュが皇帝になって傍らにスザクが……という絵はファイナルエンディングのラスト5分くらいの絵で「その後……」みたいな感じでエンディングテーマと共に流れて終わっても良かったくらいなんですが、コードギアスはここからまだ数話あります。
一体どうなるんだ。
王座に学生服という絵が、やっぱり皇族ルルーシュと学生ルルーシュの統合の象徴という印象を受けるんですが、まだ仮面(反逆者ルルーシュの象徴)が無いということで、OPにあるようなAllルルーシュへはまだ到達していない。その辺りをあと数話のシュナイゼルとの対決で描くのかなぁ。
◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想(レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです)をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。
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ルルーシュの涙にはグッときました。
しかしルル自身も多くの人の心を踏みにじって来たのであり、多くの人を殺してきたスザク同様、断罪は免れないものとおもわれます。
二人は目指すもの(世界?)のために共闘をして行くようですが、それが罪滅ぼしになっていくのかな?
話数も残り少なく、俄然眼が離せませんね。
今回も皇帝を断罪して自由意志、アイデンティティがある世界を護った代わりに、親殺しの罪をまた背負ったような形になってますしね。
Sunithaさんがよく書いてるんですが、
http://d.hatena.ne.jp/AlfLaylawaLayla/
断罪した瞬間に断罪される側に回るコードギアス構造を踏まえて、最後は罪まみれ、嘘まみれになりながら何かを護ろうとしてるルルーシュとスザクVS(表面上は)洗練潔白なまま全てを支配しようとしているシュナイゼルという構図になっていくのかなと。
やっぱり、ルルーシュ側が悪役ノリ主人公の作品という感じです。
皇帝の考えはやっぱり偏りすぎですよね。個々にアイデンティティがあって、その上で他者を理解すること、他者に優しくなれることが尊いのに。
皇帝達も優しい嘘でルルーシュ達を助けようとしたことがあるのに、それに気づかなかったんですかね。
最後の超展開もビックリでした。
スザクとは違い父殺しを堂々と公表し、その上で99代皇帝になることを宣言するルルーシュ。その隣にはナイトオブゼロとなったスザク。
ついに、二人の共闘が。
スザクが少年の時の約束を守ったんですね。ただ、自分と同じ父殺しという過ちは起こさせないという決意は守れませんでしたけど。
今後どういった行動をルルーシュはとるのでしょうか。
正義のヒーローを演じるのか、それとも悪の大暴君を演じるのか。いったい、どんなペルソナを被るのでしょうね。
僕は悪の仮面を被り、世界の憎しみを抱えて死んでいく展開を予想していますけど。さて、どういう最後を用意しているのでしょう。
99代皇帝の99の数字が気になったり、ジノとスザクの対決があるのかなとか、真実を知ったジュレミアがどういう行動にでるのかとかいろいろ考えて、今後の展開にワクワクしています。
本当に来週が楽しみ過ぎます。
ポストモダン思想云々のところはこちらも燃え上がってしまいました。命題では「自由意志という枠組を利用して強制意志を正当化させる」ようなニュアンスを感じましたが、ルルーシュは「強制意志をもって自由意志を尊重する」。目的と手段が綺麗に入れ替わっていて熱いです。
自由意志の尊重であるナナリーも皇帝のギアスによって盲目にさせられ、足も不自由にさせられたのに、逆にそこから他者のありがたみを知って今のナナリーに至っているところを見ると、ロロとナナリーはほんとにルルーシュの弟・妹としてつながりがあったんだなあ…と切なくなります。
頭わるい言葉選びですみません。それでは。
これは谷口作品ファンなら前作を思い出しますね。
前作ではラスボスが人類の意志を一つにして争いを無くそうとしていました。前作はラスボスを殺して、世界は変わらぬままそれでもその世界で強く生きていく、という形でしたがコードギアスはその先、主人公がラスボスとは違う形で世界を変革する物語ですかね。
つまり前作の「先」を描く物語。
そう考えると前作主人公との共通点、目的が「復讐」たかも一致する。もっともルルーシュは「復讐」以上に「優しい世界」という目的があるので「復讐の先」が描かれるわけですが。
前作ラスボス、皇帝、マリアンヌが一致してる点は徹底した善意の押し付け、自分の中の他人しか見ない自己完結性、それゆえの共感能力の無さ、死への軽視です。
前作ラスボスも自分が殺したにも関わらず
「彼女は私とあなたの心の中で生きています。するとあなたの復讐はおかしい。生きている人の仇は取れませんよ」
という意味のことを言います。
皇帝とマリアンヌは結局、こういった自分しか見ない歪みからルルーシュの言葉を最後まで理解できなかったわけですね。
ルルーシュの魂の叫びに泣いた。
本当にナナリーを愛しているんだと感じました。よくぞこの両親から生まれて、こんな風に育った。
兄のどこまでも一直線な愛のおかげで、ナナリーは自身の境遇に負けない優しい子に育った。ナナリーはある意味、ルルーシュ以上に強い子なんですよね。でなければもっと恨みや憎しみを持ってしまうものですから(CDドラマとか黒いけど(笑))
そんな妹がいるから兄も優しさを失わなかったし、強い心を持てた。
だからナナリーを失うと完全魔王化しちゃうと心配したけど、ナナリーの残した「想い」がある限り大丈夫でしょうね。
この人すぐ「心を消そう」とか言い出すから心配だった(笑)
本当、「奇跡を起こす男」の名乗りからナナリーの笑顔を語るシーンは最高の燃え&泣きどころでした。福山さん最高でした。
ただ、最後はもう変革のため滅びに向かっちゃってるのが心配。
ブーメラン食らいすぎて悟り開いちゃったよ。自ら特大ブーメラン投げて受ける気満々だよ。
C.C.も心配してるぞー(゜д゜;)
・ナイトオブゼロ
ネタでジェレミア卿がなるよって言われてた称号がホントに出たよ(笑)
思わずそこはジェレミア卿の位置だと叫んでしまった。
ナナリー探してる臣下を思い出して! ワンはジェレミア卿にあげてくれ!
今回、スザクの位置にジェレミア卿がいても違和感なかったのになぁ。
・アーニャ
完全なる被害者(つд`)ルルーシュが親の不始末だから連れて行ったかな?
子ルルの写真はアーニャ自身が取ったっぽいし、このままルルーシュ側かな?
・C.C.
うつ状態やん(;´д⊂)しかも拘束衣に戻ってるのも良くない傾向。ルルーシュとペアルックだったのに。
早く自分の恋心に気付いて。ルルーシュもあれだけ言ったんだ責任取ろう。
まあ大丈夫だとは思いますけどね。この作品のテーマは「愛」と言ってますし、C.C.のテーマは男女の「愛」だと思いますから。
ちなみにナナリーが「兄妹愛」や「博愛」(ユフィもかな)で、シャーリーも男女ではあるけどあれは「愛」というには幼い「恋」がテーマかな。
ようやく堂々と名前と顔を出して反逆者になってちょっとだけ主人公っぽいなと思いました。
スザクとも一番大事な女性を失った者通しようやく意気投合出来たようで。
しかしこの二人クーデターでナナリーやユフィが目指した
「優しい世界」が作れると思ってるんでしょうか。
他人に優しく出来る、思いやりを皆が持てる世界を作りたいなら
まだボランティアでもしてた方がマシな気も。
ギアスで「思いやりを持て」とかやった所でどうしようもないでしょうしね。
が、1期の失敗なんて充分取り返せるだけのものだったとしたら、R2ではより失敗に向かうマイナス方向のやり直しの物語になっていってしまうんじゃないかという気がしてきました。
何がプラスでマイナスかは人それぞれですが、「他者がいるから自分を同定できる」という「優しい世界」を作り上げた!と思ったときには、もうルルの周りに誰もいなかったorスザクのみ(矛盾めいてますがw)なんていう終わり方だと、王の力は孤独に〜ともかかっていて最悪ですね。
妹ナナリーへの愛情でさえ、ただの自己満、ナルシシズムと(私に)バカにされてきた彼は、それでもナナリーという「窓」を通して世界を知り、常に学び続けていたのですね……だからこそ、両親との口ゲンカ(ォにも勝つ事ができた。
もう彼には降参です。一生味方します。だから今後は心おきなく悪の帝王(マテ として君臨して下さいませ。
でもこれだけ面白いと怒る気力も失せますよw
字の間違えてる前者の方を消してくれるとありがたいです。
DVDのピクドラ等を見てると昔のナナリーって
活発だけど世間知らずで箱入りで我侭で望むものは何でも手に入る恵まれた少女という印象だったのですが
皇帝に掛けられたギアスのお陰であそこまで心の豊かな人間に成長出来たのかと思うと皮肉です。
やはりどんなに辛くても事実を知ってほしかったので(皇帝の集合無意識的な意味じゃなく)
今居ないのが残念です。
マリアンヌはともかく、皇帝も秘匿側のキャラな気がして違和感を感じます。
例えば、VVがマリアンヌを殺した事を知っていたのなら、
それを幼いルルーシュに黙っていた皇帝は真実を暴露していません。
これは一種の秘匿ではないでしょうか?
(それともこれは作中では肯定的に描かれている場面?それが例え一人の男の復讐のきっかけになったとしても?)
また、皇帝が最初から一つの意志に統合するつもりだったのなら、
VVから離すためにルルーシュとナナリーを日本に送る理由がわかりません。
ユフィーやクロヴィスが殺されても気にしてなかったように、
最後は一つになるのだから、2人がVVに殺されようとも無視すればよかったはず。
日本に送った理由が
・2人に生き残ってほしいため
→「最後は一つになるのだから、死を恐れる事はない(意訳)」という思想は嘘になるのでは?
・2人をコマのように政治の外交上の理由として送った
→ギアスをかけてまで偽りの記憶を与える必要などないのでは?
わざわざナナリーにギアスをかけてまで、真実から離したのは
皇帝もまた秘匿側の人間(嘘吐き)だからではないでしょうか。
いずれにしても、ルルーシュが「嘘を肯定する」という事は、
皇帝を肯定(←これが言いたかっただけ)する事になりかねないような気がするのですが。
>いったい、どんなペルソナを被るのでしょうね。
僕も、今回嘘や仮面(ペルソナ)の存在も肯定したのを受けて、
最後の皇帝ルルーシュとナイトオブゼロスザクの悪役然とした感じは、
ペルソナなのかなという気がしています。
作中で肯定された所の「優しい嘘」を、「優しい世界」の
実現のために悪のペルソナをかぶって二人で目指していくのかな、
なんて。
どうも初めまして、コメントどうもです。
命題の所は、他者からの強制で自身の「強制してよい」という命題自体が否定
されるディスアドバンテージを負ってる分、今回の皇帝VSルルーシュのように、
強制意志の是と自由意志の是が真っ向からぶつかり合ったら自由意志の方に
軍配があがるんじゃないか、などという僕の考えたモデルだった訳ですが、
まあそういう細かい所はともかく、おっしゃっている、
>ルルーシュは「強制意志をもって自由意志を尊重する」。目的と手段が綺麗に入れ替わっていて熱いです。
これですね。これに尽きます。熱かったです。
ロロの存在もナナリーの存在も重要だったという結びでしたねー。
良かったです。
谷口作品はコードギアスで初なので、前作は分からないですが、
そういうリンクは作家性が感じられていいですね。
奇跡を起こす男の所からナナリーのくだりまでは泣きっぱなしでした。
自分の中で閉じていた皇帝達に対して、ルルーシュはナナリーを通して
他者の存在のありがたさを知っていたという。
ラストのブーメラン食らう気満々悪役ノリは、さきほどのレスでも
書いたんですが、ペルソナをかぶって変革していく感じなのかな、
という印象を受けてます。
C.C.の「愛」のテーマはここまで丁寧に伏線を構築してきた以上、
最終回でルルーシュがC.C.の本当の名前を呼んで、自由意志のもとで
愛されたいというC.C.の本当の願いを叶えてアイデンティファイエンドを
信じてるんですけどね。でも何回もフラグブレイクされてきたからなー(笑)
ラストのルルーシュ皇帝とナイトオブゼロスザクのシーンの
二人の意図は今話ではまだ伏せられているのでまだ何とも言えない
んですが、先のレスでも書いた通り、ペルソナなのかな、という
印象は受けました。
そしてルルーシュの親殺しの告白は、親殺しを秘匿していたスザク
との対比でしょうね。
自由意志での告白という作中是の要素と、「認めろ」ギアスに
よる強制という作中悪行動という、興味深いラストでした。
僕は革命運動的な意味での反逆の失敗というよりも、
アイデンティティロストエンドという意味での失敗エンド
が第一期で、R2は「やり直し」のアイデンティティ統合エンド
への物語だと思って見ていました。
なので、革命運動的な意味での反逆がR2で成功しなくても、
Allルルーシュにさえ辿り着ければ、孤独だったり最悪死んで
しまうラストだったりしても、それは一種のハッピーエンド
なのかなと思っていたりです。
僕もナナリーへ想いの真相が吐露されるあたりは
泣きながら見ておりました。
ナルシズムというより、僕は「セカイ系的に閉じている」
という言葉を使っておりましたが、皇帝的な自分だけという
ナルシズムの極地に至ることなく、ナナリーとボクがセカイ
というセカイ系に閉じることもなく、やっぱりナナリーという
「窓」を通してルルーシュも他者の存在の大事さを学んでいた
という流れでした。
良かったです。ボクもこれは「ヒーロー」だと思いました(^^;
二重投稿の方は消しておきましたー。
わりと、公式サイトにメタなネタをしかけるというのは
最近のアニメでありますよね(ハルヒなんかがそんな感じでした)。
なので、ナナリーは生きていると僕は思っているので、
事実は伝わる展開になるんじゃないかな、と思ってたりです。
皇帝の中でも時間軸で二段階に別れて描写されているんだと
思いますよ。
ルルーシュとナナリーを日本に送った時点
→二人の安全のために優しい嘘をついていた
ルルーシュとナナリーがいるのに遺跡の力を優先して日本侵攻した時点
→もはやどうせ一つになるのだから二人が死んでしまってもどうでもいい
一番目は皇帝達が自分で言ってましたし、
二番目のポイントをルルーシュが指摘する所も今話にありました。
で、皇帝もルルーシュも大事なものを遠ざけておくために
「優しい嘘」をついていたのは同じだったのに、
こうして極端な真実主義VS嘘にも意味がある主義
(というか全て自分の世界VS他者がいて自分がいる世界)に別れたのは、
ルルーシュの近くにはナナリーがいたから(ラストの咆吼の所)
というのが今話の基本構図かと。
ちなみに、時間の経過と共に人は変わる、
アイデンティティの同一性って?というテーマは、
ロイドさんの前のゼロと今のゼロは同じか質問のシーンや、
スザクとアーニャの昔の自分なんて信じてるの?問答のシーン
なんかから仕込まれていたモノだったり、という感じです。
このブログへコメントする際は名前を名乗るようにお願いいたします<(_ _)>
死んで贖罪する事を否定している今作ですけれども、コードギアスの贖罪に関する解答はまだ示していないと思うので、シュナイゼルとの戦いと共にスザクとニーナのラインに期待しております。
それ以上に、ランスロット好きなだけにランスロット・アルビオン出撃演出がツボにハマればそれだけでやられてしまいそうですが。
最後になりましたが、コードギアスの対比構造は素晴らしいの一言に尽きますね。シャーリーの死もロロの死もこれだけ意味と役割が付与されていたら納得するしかないですよ。
作家性、前作の繋がりで思ったんで幾つか。
・スザクへのブーメラン谷口監督は徹底的なブーメランとドSで有名なんですが(ルルーシュへのブーメランはルルーシュが好きだからというSっぷり)、スザクは徹底的にブーメランを回避してきました(これが嫌われる理由でもある)
しかし今回、仲間化したことでブーメランの返しがなんとなく予想できました。
前作で敵側にいかにも主人公のような性格と機体だったキャラがいるんですが、このキャラは最終回で戦いが終わって、傷は負ったが生き残るんです。で、恋人が寄り添ってて、こいつにも救いはあるんだと思った瞬間、
今までの報いを受けて恋人もろとも岩の下敷きになって死亡。
こんな終わりなんで、スザクの場合は生きる意志を持った瞬間に死にそうな予感がひしひしとします(苦笑)
・作家性といえば
有名な話なんですが、谷口作品では「童貞」はステータスなんです(笑)
で、作中で童貞を捨てることは弱体化&死亡フラグです。
扇は童貞だったらしいんでフラグたちまくり(苦笑)
……C.C.が記憶喪失になったり恋愛音痴なのは童貞捨てさせないためか(ぉ
・C.C.のこれから
一期との対比演出でいえば今回の皇帝宣言は特区宣言との対比だと思われます(本人は大真面目で周りには茶番に見えたり、学生服なのはそういう意味があるのかも)
そうすると、ユフィを殺して泣くルルーシュに対比してC.C.が泣くかなと思ってます。
C.C.の願いは「愛されたい」なわけですが、今まで「自分と他者」「相互関係」「他者との理解」「自由意志」の大切さを書いてきたので、「愛されたい」だけでは受動的なので「愛したい」も内包してるんでしょうね。
ちなみにC.C.はルルーシュにキスする時、実は心臓バクバク状態なくらいウブらしいです(笑)
身体だけでなく心も不老不死とも言われてました。
どんだけ子供なんだか(笑)
贖罪のテーマの帰結も楽しみですね。罪人二人で悪のヒーロー的になってる黒のルルーシュ達VS罪を背負わないように上手く立ち回ってきて表面的に潔白の白のシュナイゼル……って構図な訳ですが、そこに自分で背負わない分の罪をスザクやニーナに上手くふっていった(フレイヤの件とか)シュナイゼルって部分がポイントになってくると思ったりで。
ルル−ロローシャーーリー
シャルル−V.V.−マリアンヌ
構造はうなりました。
マリアンヌ様がわりとアレだったんで(笑)、シャーリーが天使に見えるという。
>一期との対比演出でいえば今回の皇帝宣言は特区宣言との対比だと思われます
ああ、それっぽいですね。差別の無い「優しい世界」の象徴だったアッシュフォード学園を行政特区日本という範囲にまで拡大するという意味合いだった第一期の時のユフィの宣言と、R2での今度はそれを全世界レベルまで拡大するという意味合いだったのが今回のルルーシュの皇帝宣言という。どちらも学園がキーなので、スザルルは学生服を着てるという感じで。
C.C.は「愛したい」も描かれれば大ハッピーエンドですね。これまでルルーシュの全ての側面を愛したヒロインは全てそこに到達した瞬間に死んでいるんですが、あるいはC.C.なら……という期待感で物語終盤を引っ張ります。
さて、また自分が思っていることをダラダラ書いていきたいと思います。
ルルーシュが世界を優しい世界へと導くためにあえて優しい世界とは真逆のことを行い、人々が優しい世界を望むように仕向ける展開を僕は考えていて、こういう場合に誰がルルーシュを倒す役回りになるのか今考え中です。
僕は物語の最後のほうの展開として今まで
『優しい世界のためにあえて悪役を演じるルルーシュに、それを理解した上でルルーシュを倒す正義のヒーロー役スザク。そして、世界を救い英雄的存在になったスザクは優しい世界実現のために自分が殺してしまった父親が行っていた政治を治める立場へ。
一方は死ぬことによって、一方は生きることによって、罪を償い、世界をそれぞれにとっての大切な人が目指した優しい世界へと導く・・・』
みたいなことを考えていました。
表面上は敵対しているけど、本当は目標を達成するために手を組んでいるというような共闘のしかたを僕は想像していたのですけど、
今回の話を見終わった後、あれ、二人とも悪役なのか?と意外な展開に驚きました。
ルルーシュを倒すのはスザクだと思ってたんですけどね。
一期のラストの気持ちが通じ合えずに対立して銃を向け合うのと対比して気持ちが通じ合っているがあえて対立するみたいな描写があると思っていたのに。
また僕の予想が外れてしまいそうです。
毎週見るたびに先の展開をいろいろ考えているんですけど、そのほとんどが間違いです。
特に、アーニャはルルーシュの本当の妹だと本気で考えたりしてました(笑)
でも、予想が外れるのは結構嬉しいことです。予想どおりに物語が進んだらつまらなく感じてしまいますから。
先の展開が特定できなく、いろんな展開が考えられるのはコードギアスの魅力の一つだと僕は思います。
ミステリーや推理系は別にして、久しぶりに先の展開をいろいろ考えさせられるアニメです。
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ジュミナスさんの予想ラストは予想ながらキレイですね。ただルルーシュとスザクの「手繋ぎ」モチーフが最後に達成されそうだという伏線があるので、ラストは何らかの形でルルーシュとスザクは近くにいるのかなと。これだと仮面の中を理解しながらスザクがルルを討つ時、最後に手繋ぎが……な感じでしょうか。
先の展開が読めないのは、今まで何度も各話のラストの引きで視聴者の想像の上を行く展開を見せてきた功績(?)ですね。本当読めないだけに色々想像してしまうアニメです。





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