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けいおん! 1 (Blu-ray Disc)  アニメ「けいおん!」の第4話「合宿!」のネタバレ感想です。
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 花火をバックに唯がギターをかき鳴らしてるシーンで、澪さんが唯をキラキラとした瞳で見つめて、そして顔を赤くしてるんですが、何、恋したの?

 前回唯に「ぷにぷに」とかされて、潜在的に蓄積していったものが爆発してあのシーンで恋をしただったら、一気に百合な方向で面白いですが、まあ唯の「可能性」を描写してたシーンだったのかな。

 あれだけ低スペックな唯が、テストの追試で100点とり、今回は先輩が弾いていた曲をちゃんと弾いてみせたりと、ちゃくちゃくと唯の可能性描写が蓄積しています。そうか、その可能性に澪さんは恋をしたんですね!(エー)

 と、真面目には武道館ライブと重ねていることから、前回書いたような、武道館ライブといった世間基準でのトップオブトップと比しても、学生時代のただ一度の経験の輝きは色褪せるものでもないっていうシーンかな。この先、唯達が武道館ライブに辿り着く大物になることがなかったとしても、あの花火の中のギターを持った唯の映像は、澪さんの瞳には一生モノとして焼き付いている。たぶん、カメラがキーアイテムなことからも、澪さんが作中で担っているテーマはそういうものなんじゃないかと。

 「上手い」というのは、必ずしも(作品としても、軽音楽部としても)必須ではない、という気づき。「上手い」の果てにある武道館ライブではなくて、今、このメンバーとだけあり得る時間。音楽。

 ラスト、武道館が目標という黒板に、「by軽音部」と澪さんが書き足すんですが、これは矛盾してるんですよね。武道館ライブと、「部活」は両立しない。けれど、花火の中の唯のギターを見た澪さんは、敢えて、このメンバーでと、「by軽音部」と書き足すという。

 これらのシーンを含めて、視点キャラが澪さんに移行しております。クライマックスのライブも澪さんヴォーカルになる展開なんだろうし、これは最終回が、物語全体が未来軸の澪さんがカメラにおさめていた「永遠を超える一瞬の輝き」を描いていたモノだったオチもありそうだなー。

けいおん! 1 (Blu-ray Disc)
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TVアニメ「けいおん!」劇中歌::ふわふわ時間
TVアニメ「けいおん!」劇中歌::ふわふわ時間

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→次回:第5話「顧問!」の感想へ
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