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けいおん! 1 (Blu-ray Disc)  アニメ「けいおん!」の第5話「顧問!」のネタバレ感想です。
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 所々に印象的に使われていますが、やっぱりカセットテープ、カメラ(写真)あたりがこの作品内で象徴表現として使われている大事なアイテムなんでしょうね。いずれも、時間を切り取って留めておくもの。

 今回はカセットテープに封印されていた先生の過去が、「今」に甦ってくる感じがコメディで描かれていたのですけど、やっぱり、ここでの先生は、唯や澪達のif未来の役割を果たしているのだろうと。はじけていた頃の先生が「かつて」になって、カセットテープの中にしか残っていないように、いつか唯や澪達の時間も写真の中にだけ残るようになる、そういうものなのかもしれない。

 なんだけど、前回の第4話の花火を疑似スポットライトにしたキラキラしたシーンのように、唯や澪が生きているのは、「今」。歌うのも、演奏するのも、「今」。

 という感じで、やがて写真の中にだけ残る時間かもしれなくても、それでもこのメンバーでライブするのは「今」という感じで、(メンタル的に)最弱の澪にヴォーカルがチェンジになって次回ライヴ。前半のクライマックスですね(もう仙台では今日の深夜放送なんですが)。

 4ヒロイン作品というのは言うまでもないんですが、視点キャラになってるという意味での主人公は唯と澪で、第1話が完全な唯視点だったのに対して、ここ数話は澪視点が多くなっています。カメラを持っているのも、作詞をしたのも、ヴォーカルになったのも澪ということで、最弱の澪さんが、何の縁かはじけることになった輝いていた時間を、未来軸から切り取ってる感じなんだろうな、と。唯澪というのはあんがいネタでもなくて、最初は唯→澪で、澪が頼りになる感じだったのが、実は視点キャラの澪が、ロースペックの唯との関わりの中で輝いていくっていう軸があるんだろうな、と(今話で澪の歌詞を「イイ」と言ってくれたのは唯。ここでは完全に澪視点。そういう見方をすると、唯から澪へのヴォーカルバトンタッチ展開がすごい熱いものだと分かる)。

けいおん! 1 (Blu-ray Disc)
けいおん! 1 (Blu-ray Disc)

TVアニメ「けいおん!」キャラクターシングル 第1弾 平沢唯(CV:豊崎愛生)
TVアニメ「けいおん!」 キャラクターシングル 第2弾 秋山澪(CV:日笠陽子)
TVアニメ「けいおん!」 キャラクターシングル 第3弾 田井中律(CV:佐藤聡美)
TVアニメ「けいおん!」 キャラクターシングル 第4弾 琴吹紬(CV:寿美菜子)

→前回:第4話「合宿!」の感想へ
→次回:第6話「学園祭!」の感想へ
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