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 『仮面ライダーディケイド』、第30話「ライダー大戦・序章」のネタバレ感想です。
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 僕が番組中盤くらいで予想していたメタ解釈的なこの作品の最終回は、劇場版仮面ライダーディケイド「オールライダーVS大ショッカー」で一つの最終回として完璧に実現していたので、ここはTV版でどう最終回を決着させるのかを予想してみます。もちろん、メタ解釈的な方向で。

 オリジナル剣崎くん登場という今回の流れから、スタンダードに最終回は「オリジナル(正史)とシミュラークル(二次創作とも言えるようなディケイドに出てくる偽史)の和解」と予想しておきます。オリジナル剣崎君&ディケイド剣立君の共闘でそれが描かれて終幕するんじゃないかと。東浩紀のデータベース理論以降の批評界隈のお話に関する、メタ解釈的な一つの解答、みたいな。

 「世界が融合している」訳ですが、融合している世界にオリジナルの人がいる正史の世界は含まれていないんですよね(たぶん)。

 これは、2話分しかないディケイドのシミュラークル世界は、オリジナルの正史よりも弱いってことなんじゃないかと。だから、簡単に世界の基盤が崩れて、融合してしまう。

 なので、最後はディケイドに出てきたそれぞれのシミュラークル世界が繋がって、10年目作品「ディケイドの世界」となって、これまでのオリジナル作品と互角の強度を獲得して、映画版でも描かれた、「一つの世界として尊重しつつ、時に共闘もできる世界の一つ」として平成仮面ライダー10作品目として『仮面ライダーディケイド』が誕生して終幕、と。自分で考えていて綺麗なんで、わりとマジ予想として書きとどめておきます。

 オリジナル剣崎君、オリジナル渡と出てきてるので、ここは偽史勢として今回の話に『響鬼』も含まれていることから、最終話はオリジナル明日夢君も出てきたりしないかなーとちょっと期待してみます。

 しかしもう最終回か。本当に楽しいお祭り期間だった。個人的にも龍騎、555以来ハマった平成仮面ライダー作品でした。妄想の中で変身したり、ファイナルカメンライドしたりしてしまうというのも、あの頃以来の体験だった。やばい、6年とか経ってるのに自分あんまり変わってない。

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→前回:劇場版仮面ライダーディケイド「オールライダーVS大ショッカー」の感想へ
→前回:コラム:メタ解釈的仮面ライダーディケイドへ
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