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 今週のジャンプ掲載分の「めだかボックス」、第26箱「妹・妹・妹だ!」のネタバレ感想です。
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 妹を溺愛する兄。

 なんだけど、今回思ったのは第1話の支持率98%とか、あとその点がめだかちゃんはあり得ない(異常・アブノーマル)とこの前理事長が触れていたように、誰からも愛されてしまうというのがおそらく「異常・アブノーマル」としてのめだかちゃんの能力なんだよな。このお兄さんも、めだかちゃんが妹じゃなかったらこんなことにもならなかったんじゃないかって辺りが微妙に切ないんだけど(この異常な妹萌えは虚構的なものの可能性もある)、フラスコ計画については教えないの下りではそういう能力に感化された偽者の愛ではなく、妹に対する本当の愛を見た感じでやけにこのお兄さんはカッコ良かった。

 めだかちゃんの孤独は能力値が地で高すぎるために一般人を本当には理解できない/されないという点だけじゃなくて、コードギアスとか例にあげるなら、「<コードギアスネタバレ>C.C.の「愛されギアス」にまつわる孤独に似た感じなんだよな。98%にはギアスの如く愛されてしまうために、逆に本当の愛情は得られない」。

 だから、作品のテーマとかをギュウギュウに詰め込むのがセオリーの第1話がめだかちゃんの支持率に関する話で、かつ逆に残りの2%に焦点があたるお話で、最後に善吉くんの「俺だってめだかちゃんのことが好きなのだから」で落とすお話だったのかもしれない(つまり98%の支持と、善吉くんの「好き」は違うというエピソードが第1箱だった。めだかちゃんを救ってくれる可能性があるのは後者の方)。

 そのいう訳で、この後の都上王土とのエピソードでは、ギアス的な「好き」と本当の「好き」を対照させて来るんじゃないかと。一目見てめだかちゃんを好きになったという都上は今の所本当の「好き」側では無い訳で、そこが、めだかちゃんを本当の意味で「好き」な善吉くんとの物語になっていく。

めだかボックス 1 (ジャンプコミックス)

→前回:今週の「めだかボックス」メモ/めだかちゃんの真似(コピー)描写と「ふたりはプリキュア」
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