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崖の上のポニョ/スタジオジブリ制作・宮崎駿監督 に参加中!
 この前の金曜ロードショーで宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』を初視聴しましたので、簡単に感想です。
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 映画館で公開していた頃に見に行った姉さん(+甥)から、「ポーニョ、ポーニョポニョみたいなノリで見に行ったら魚とかドバーっとなってびっくりしたよー」と聞いていたので、僕としてもある程度「ドバーっ」となるのは覚悟した上で視聴に望みました。しかし実際見た所、想定していた以上に魚とかが「ドバーっ」っとなってビビりました。映画の広報していた人とか、こんなドバーっとなる本編を知りつつポーニョ、ポーニョポニョとか言ってたのかと思うと、性格悪いんじゃないかと思います。ニヤニヤしていたのか。いたのか!(二度言った!)

 大人視聴者なんで劇外の話も書いてしまうんですが、宮崎監督は相変わらず人間よりも自然が好きなのかなーなどとも思いながら見ていました。20歳くらいの時にラピュタを見返して、あのラストシーンは人間文明の象徴のラピュタが天に消えていって、シータ達は地上の自然に帰ってくるってラストなんだなと思いました。その後ある程度評論方面のジャンルの宮崎駿評にも触れましたが、シータが若干唐突に人間は大地を離れては生きられないということを語り出すあたりも含めて、どうも宮崎監督は人間よりも自然が好き(概意)という解釈は僕だけのものでもないようです。

 そう思うと、ポニョに出て来たフジモトさんは、人間世界は汚いとか言ってるあたりで宮崎監督スピリットを一番体現してるのかなとも。

 最終的にフジモトさんも人間(宗介ね)と和解するラストだけど、監督自身は本心から和解してるのか、それともエンターテイメントとして無難な落としどころに落としただけなのか、ついそーいうことまで考えてしまった。

 ただそこまで劇外の文脈含めて考えなくても、作品単体では普通に面白かった。言わずもがなですが、映像が素敵です。コンテから色彩、細かい動きまで、ため息が出る映像美。やっぱり本編前特番で言及されていた「波」の表現をはじめ、自然の描写が素敵。キャラクターのアップだけ描いてる絵描きさんとは(それが悪いとは全然言わないですが)、まったく別な視点で世界を見て構築できる圧倒的な力量。今更ですが凄すぎるなと思いました。

 ストーリーも、迫り来る謎のファンタジー現象の中、家族に会いに行くために好きになった女の子と一緒にパイド・パイパー(ネビル・シュートのね)するというよくあると言えばあるけど基本を押さえてるとも言える魅力的なお話。少年少女の異種族間恋愛になってる辺りも、王道だと思いました。ポニョが眠っちゃって魔法の力に頼れなくなってから、宗介が肉体の自力のみで頑張るあたりが、ストレートながら良かった。やっぱり、体も鍛えておかないとダメか……。

崖の上のポニョ [Blu-ray]
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