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 約二週遅れで仙台でも放映中の「けいおん!!」の、第5話「お留守番!」のネタバレ感想です。
 コミックス3巻、及び「まんがタイムきらら」で現在連載中の分の話までネタバレで踏まえて書いてますので注意です。
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 冒頭の「唯は修学旅行にカメラを忘れていった」から熱い展開。

 前回書いたように、第4話の修学旅行はライヴ空間とか、第一期の花火と同じ意味合いで、「やがて終わってしまう輝いた時間」の意味があって、それが何かと二期第1話から演出されている唯達の高校生活の終わり(一緒にいられるのはあと1年)とかかっていたのだと思います。

 一方で写真とカセットテープも「けいおん!」を代表する象徴アイテムで、こっちは「輝いていた時間もやがて写真やカセットテープに残るだけになる」というようなニュアンスで出てくることが多いです(これらのアイテムとよく繋げられるのが、昔唯達と同じ時間にいたけれど今はもういないさわちゃん)。

 よって、唯が修学旅行にカメラを忘れていったっていうのは、唯は「輝いている今」が「写真に残るだけ」になってしまうのを阻止するキャラだってこと。同じようにメンバーがやがてバラバラになっていってしまう不安が描かれたのは第一期番外編(第13話)だけれど、あの時もバラバラになる不安を一撃で覆したのは、唯が一斉送信したアホなメールでした。とにかく、唯がキーパーソン。

 一方で、この「軽音楽部の輝いている今」を終わらせないルートをつかみ取るためのもう一人のキーパーソンのあずにゃんだけど、こっちも修学旅行で先輩達がいなくなった時間を描くことで、卒業後のあり方を擬似的に描いておりました。

 結論は、あずにゃんも例えこの1年が過ぎ去ったとしても、ライヴ(輝いている今)続行。先輩達がいなくなった後も亀にエサをやる! ギターを弾いてセッションもする!

 そんな修学旅行にかけた「やがて終わるかもしれない輝いている今」と、先輩不在の時間にかけた「先輩達が卒業した後の時間」を描きながら、結論、というか未来の暗示として、バラバラの5ピースの「け・い・お・ん・ぶ」は、何があろうとまた揃う。そしてもちろんあずにゃんもメンバーに入ってる。という締めになっています。とても美しい脚本。

 これは、第一期最終回のアドリブから始まった終わらない演奏を、第二期最終回までにアドリブでリアルで唯達は決める。輝いた今は終わらせない展開になる気がマジでします。凄い、熱いアニメです。

 物語がない日常系でしょ的なことも言われる作品ですが、「けいおん!!」は今の時代の反抗の「物語」だと言ったら大袈裟でしょうか。

 尾崎豊みたいに先生や大人に反抗するのも今の若い子はピンとこない、国家とかに反抗するイデオロギーっぽいのも何かピンとこない。だけど、「こんなに楽しい輝いている今がやがて終わってしまう」という理不尽さには反抗したい。そう、放課後の部室で練習しないでお茶するのも、実は反抗行為だったのです。反逆の軽音楽部! な、なんだってー。ある意味バンドは反社会的でなんぼという感じで、彼女らがバンドもの作品の正統後継者なのかもしれない。(エー)

ぴゅあぴゅあはーと
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→前回:第二期「けいおん!!」第3話・第4話「ドラマー!」「修学旅行!」の感想へ
→前回:けいおん!!主題歌「GO!GO!MANIAC」の感想へ
→前回:けいおん!コミックス3巻の感想へ
→前回:アニメ第一期最終回〜特別編の感想へ
→次回:第二期「けいおん!!」第6話「梅雨!」・第7話「お茶会!」の感想へ
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