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 約二週遅れで仙台でも放映中の「けいおん!!」の、第6話「梅雨!」・第7話「お茶会!」のネタバレ感想です。
 コミックス3巻、及び「まんがタイムきらら」で現在連載中の分の話までネタバレで踏まえて書いてますので注意です。
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●第6話「梅雨!」

 また「梅雨の期間」という限定期間を使って、「"輝いている今"が終わってしまったケース」をifで描いていたと思われる1話。第5話で、雨が降っている間はあずにゃんの「"輝いている"今が終わってしまったケース」を同じくifで描いていたように(雨が降っている間は先輩がいなくなってしまって退屈で、憂と純とのセッションで"輝き"を再獲得した時点で雨が上がるというようになっている)、「雨」が何かとバットエンド後の比喩に使われています。

 1日ギー太に会えないだけでも、唯の"輝いている時間"は憂鬱なものになってしまう。これが卒業が訪れて、本当に軽音楽部の"輝いた時間"が終わってしまったら……という話。

 またその1日でも軽音楽部の時間が終わってしまったら悲しいし寂しいということが、唯から澪に伝播する話でもありました(最後に唯と同じくエリザベス(=輝いた時間)が澪は恋しくなっている)。このイベントが、原作通りなら、澪の進路選択の決断に繋がっていきます。

●第7話「お茶会!」

 またまた、卒業してしまった曽我部先輩が、卒業後の唯達のifになっているお話。

 曾我部先輩がもう澪ファンクラブのことなど忘れて、落ち着いた大人になってしまっていたのだとしたら、それは唯達も卒業後は"輝いてる今"を終えてバラバラになり、それぞれ第一期最終回で唯が「このまま大人になっちゃうのかなと思っていた」とモノローグしたような、無難なつまらない大人になってしまうという暗示だし、逆に卒業後も澪ファンクラブに熱中していたような"輝き"を持続してくれていたのなら、唯達も卒業後も"輝いている今"を続行できるのかもしれない、というお話。

 アニメ「けいおん!」作中では、一期、二期を通して、「写真」は、「"輝いている今"もやがては写真に残るだけになってしまう」……という含意がある象徴アイテムですが、澪ファンクラブのお茶会で、だーっと昔の澪の「写真」が流れていくのが上手い。こうして今は写真に残っているだけの時間になってしまった諸々の一瞬のように、唯達の軽音楽部の"輝いている今"も、写真に残るだけになってしまうのかもしれない。新曲のライブシーン(=「けいおん!」の代表的な"輝いている今"の比喩)にも、一瞬遠くから見つめるさわちゃんのカットが入ることで、やはり、この輝きもやがて写真に残るだけになり、唯達も大人になってしまうのか……という不安が背景に描かれています(さわちゃんは、作中では"かつて唯達と同じ「輝いた今」にいたけど、今ではその時間を終えて大人になった人"というポジション)。

 そして、ラストシーンでは、この澪ファンクラブ&ライヴという"輝いた今"の写真が、あずにゃん経由で曾我部先輩に送られて、判断が仰がれます。この"輝いている今"は、写真に残るだけの想い出になってしまうんですか、それとも卒業しても、この"輝き"は続けられるものなのですか、と。

 ラストシーンの曾我部先輩のアンサーとも言えるシーンは色々解釈が可能だけど、とりあえずまだ澪ファンクラブのことは大事に想ってるっぽい所は、希望なんだと解釈してみたい所。

 さらに原作分を補足すると、実は曾我部先輩がいる大学は、N女子大学という、作中でこれから唯、澪、律、紬が、"輝いた今"を続けるために、一緒にい続けるために受験に挑むことになる大学なので、かなり直接的に曾我部先輩=未来の唯達のif……となります。曾我部先輩が大学に行っても澪ファンクラブに熱中した頃の"輝き"を持ち続けてくれているのなら、きっと、唯達も大学に行っても、軽音楽部の輝きを続けていける。この"輝いている時間"はまだ「あと1年」なんかでは終わらない! というお話。

 ここまでばっちり仕込んだ上で、次回いよいよ「進路」話第一弾の模様。「けいおん!!」の構成はかなり熱いです。

ぴゅあぴゅあはーと
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→前回:第二期「けいおん!!」第5話「お留守番!」の感想へ
→前回:けいおん!!主題歌「GO!GO!MANIAC」の感想へ
→前回:けいおん!コミックス3巻の感想へ
→前回:アニメ第一期最終回〜特別編の感想へ
→次回:第二期「けいおん!!」第8話「進路!」・第9話「期末試験!」の感想へ
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