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 約二週遅れで仙台でも放映中の「けいおん!!」の、第8話「進路!」・第9話「期末試験!」のネタバレ感想です。
 コミックス3巻、及び「まんがタイムきらら」で現在連載中の分の話までネタバレで踏まえて書いてますので注意です。
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 第1話から何かしら背後に描かれていた、「輝いている時間はあと1年で終わってしまう」というのに、「進路」の話で具体性が出て来た感じ。

 第8話「進路」の時点では、4人の進路は本当バラバラ(唯と律は未定だけど)。このまま何もしなければ、とりあえず「4人一緒にいる」という時間は本当に終わってしまう。

 そして続く第9話「期末試験!」は原作にないオリジナルエピソードなんですが、この問題にあたって、「唯が何かを始める」話だった気がする。

 試験期間という限定期間中に、「試験勉強をする」というルートと、「演芸大会に出る」というルートとの二つが唯のルートとして平行して描かれていたのですが、それぞれがみんなバラバラになるルートと、卒業しても輝いた時間は共有できるルートに対応していて、それがシーソーゲームしているという意味合いの話だったのだと思いました。

 「試験勉強する」ルートだけだったら、このままそれぞれ勉強して別々の大学にいって、それで終わってしまう。だけど、何度か書いているように、唯はこの輝いた時間を終わらせないためのキーパーソンなので、一人で演芸大会に出るということもやる訳です。輝いた時間の象徴であるギー太を持って。

 だから意味合いとしては第一期第13話と同じなんだな。あの話で唯がアホなメール一斉送信で「やがてバラバラになり、大人になっていくという不安」を一撃で覆したように、みんなが試験期間中で勉強している間に、演芸大会の練習をする、というのが、同じく「やがてバラバラになる」ルートの不安を覆すための仕込みになっている。ここで唯が真面目な勉強一本じゃなくアホなことやってくれてるからこそ、4人の未来はまだ繋がっている。

 また、第一期番外編第14話「ライブハウス」と同じく、「輝いた時間」の学校の外への拡張も描かれていた一話でした。

 第14話のライブハウスで出会った他のバンドの人達と、今回のおばあちゃんとか町の人達とかが、同じ意味合いなんだな、たぶん。

 軽音部の「輝いた今」の活動が、空間的に高校の中にだけ閉じこめられていたのでは、それはどうしようもなく、卒業と同時に終わってしまう類のもの。それを終わらせないためには、学校の外でも「輝いた今」を作り出せる人間に唯達はならなくてはならない。要所要所で「校内の風景」が使われる作品ですが、あれには、「やがてここからは出ないといけない」という箱庭脱出ものの意味合いもたぶんある。「ライブハウス」に「近所の演芸大会」、卒業しても、「輝いた今」を続けられる場所はある、それをこれから証明していかないといけない。

 そうなると第7話の校内にいるあずにゃんが校外にいる曾我部先輩にメールを送るシーンにもまた別な深みが出てくる。この学校の外に出ても、「輝いた今」の気持ち(曾我部先輩だったら澪ファンクラブの活動に熱中した気持ち)は、続けられるものなのですか、という問いかけのメールなのです。

 そんなこんなで怒濤の進路問題を含みながら、第一クール終盤の折り返し期間へ。原作と連動して進んでいくなら、ここからが熱くなっていく所です。

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→前回:第二期「けいおん!!」第6話「梅雨!」・第7話「お茶会!」の感想へ
→前回:けいおん!!主題歌「GO!GO!MANIAC」の感想へ
→前回:けいおん!コミックス3巻の感想へ
→前回:アニメ第一期最終回〜特別編の感想へ
→次回:第二期「けいおん!!」第10話「先生!」の感想へ
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