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 約二週遅れで仙台でも放映中の「けいおん!!」。
 先日放映分の第21話「卒業アルバム!」の感想です。
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 今回も前半の卒業アルバム写真撮影パートで、「これで輝いた今も想い出になって終わってしまう……」感が描かれつつ、後半でひっくり返るお話。

 唯達の未来において「輝いた今は写真のような想い出になって高校時代で終わり、後は無難な大人になっていくルート」と、「高校を卒業してもライブのような輝いた今を外の世界でも延々続行してみせるルート」がずーっと二つの未来として平行して描かれる作劇を第二期「けいおん!!」は取っていて、前者のルートにみんなが入りかけるのを、唯がぶち壊す、という話をずっと貫いて描いてきています。これはこの終盤でも変わらないという。

 修学旅行を写真に納めて"想い出"にしてしまいましょうという流れの中、唯だけはカメラを忘れていく。無難に試験勉強して自立して大人になっていきましょうという流れの中、唯だけは試験期間中に演芸大会の練習を始めてしまう。最後の学園祭ライブでも、誰しも輝いた時間はこれで終わりと思った中、唯だけはずっとずっと放課後だと宣言する。

 今回も、卒業アルバムの写真を無難に撮影する……という、「想い出になってしまって終わっていくルート」を、唯が問題を起こしてぶち壊すという話になっています。

 そして、これらのずっと2ルート平行で描いてきたけど、最後は後者に入って「延々続行」するんだよ伏線をがっしりと踏まえて、後半で澪が進路変更して、本格的に「高校から出ても輝いた今を延々続行ルート」へ。熱い作品です。

 あと、あずにゃんだけ残されるのがしっくりこないというような話を時々Twitterで見かけるんだけど、何度か書いてきたように、この「学校の外でも輝いた時間を延々続行エンド」っていうのは、「高校の中」だけから、みんなの世界が「高校の外、世界全部」へと広がっていく話として描いてきたんだから(漸進的に高校の外の人間関係を獲得していく放課後ティータイムの面々というストーリーラインや、第12話の唯の「(学校の中だけじゃなく)こんな広い所で、ずっと音楽が流れてるなんてね」などを参照)、ようは輝いた今をを延々続行する放課後ティータイムにおいて、学校の中/学校の外の境界は意味をなくしたっていうエンディングになるっていうことなんだろうと。学校の中にあずにゃんがいて、学校の外(大学)に唯澪律紬がいても、もはや関係ないという着地。そこに向かって、修学旅行の話から、「例え場所的には離れていても(この回では京都-学校だったけど、エンディングではこの関係が、大学-高校に対応するようになる)放課後ティータイムという絆は延々続行(最後の「けいおんぶ」のキーホルダーをあずにゃん込みで獲得するシーン)」っていう伏線をコツコツと描いていたのだろうと。このラインは二期序盤からほとんどブレてない印象です。まあ実際、今の時代絆とか人間関係は空間を越えるしね!

 先日完結した原作のラストも大満足だったので、アニメ版の最終回も楽しみです(^_^;

TVアニメ「けいおん! ! 」劇中歌集 放課後ティータイム II(初回限定盤)
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けいおん! (4) (まんがタイムKRコミックス)
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→前回:第二期「けいおん!!」第15話「マラソン大会」・第16話「先輩!」・第18話「主役!」・第19話「ロミジュリ!」・第20話「またまた学園祭!」の感想へ
→前回:「まんがタイムきらら」掲載分原作最終回の感想へ
→前回:アニメ第一期最終回〜特別編の感想へ
→次回:第二期「けいおん!!」第22話「受験!」の感想へ
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