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 アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト(公式サイト)』第3話「おとな銀行」の感想です。
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 島の(おそらく)全員が秘匿(というか自分の別な側面)を持っている中、秘匿はアリかナシなのか、という物語の牽引力。

 主人公のタクト君だけ秘匿ナシでオープンな人……のように一見見えるんですが、島に来る前の情報が謎で、核心っぽい心情も断片的にしか語られないので、本当は色々秘匿してるんじゃないか……とも見える。き、気になる! という展開。

 実は二刀流の使い手とか、11本目と12本目のスターソードを持っているとかは隠していたとも言えるので、やっぱり主人公も秘匿アリな気もします。今回は一回目のタカシとの対戦がお互い秘匿した状態のコミュニケーションの比喩で、二回目の本戦が、お互いある程度秘匿をオープンにしたコミュニケーションの比喩、という感じ。それぞれ作中の比喩で言うなら、ガラス越しのキス的なコミュニケーションと、直接のキス的なコミュニケーション(に近い)に対応する感じで。そして、今回負けたタカシの方もまだ電気棺無しでの戦闘という秘匿を温存してるみたいだし、タクトの方もきっとまだまだ隠し球を隠している。物語はまだ始まったばかりという状況。

 他、人妻と夫の、取り次ぎを介した本音や核心とは遠いコミュニケーションと、ワコと友だちの間のメールが、戦闘後はより本音に近いものになっているのが対照されていたりと、面白いお話でした。

 タクト、ワコ、スガタ君の間の秘匿にまつわるコミュニケーションの行く末は面白そう。エンディング映像でもガラス越しとか水落ちとかが印象的に使われている所で、次回予告でタクトとワコで、裸とかガラスとか、この作品的に重要な要素が。なんでもかんでもオープンならイイってもんでも無い気がするので、面白い題材です。

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→前回:第2話「綺羅星十字団の挑戦」の感想へ
→次回:第4話「ワコの歌声」の感想へ
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